教科書
雪と氷の中で暮らす人々
寒帯の位置と自然
北極や南極に近い地域は、一年の大半が、雪や氷におおわれています。
こうした地域を寒帯とよびます。
寒帯は緯度が高いため、太陽は朝や夕方のような低い位置までしかのぼらず、一年のほとんどの期間で寒さが厳しいです。
一方、短い夏には平均気温が0°C以上になる地域があり、雪や氷がなくなって地面が現れます。
こおっていた土がとけて、草やこけが生える場所もあり、カリブー(トナカイ)などの大型動物も見られます。
イヌイットの暮らしの知恵
カナダ北部の寒帯の地域には、イヌイットの人々が暮らしています。
イヌイットは、以前は犬ぞりで移動しながら、漁業や、あざらしやカリブーの狩りをしていました。
こうした動物の毛皮は、防寒性や防水性に優れ、冬の厳しい寒さを防ぐ衣服やくつの材料に利用されてきました。
住居は、冬はブロック状の雪を積み上げたドーム型のイグルーを造り、夏はあざらしの皮とくじらの骨や流木でテントを組み立てるなど、手に入りやすい材料で作っていました。
食事の中心は狩りをした動物の肉や魚で、火を通さずにあざらしのあぶらをつけてそのまま食べたり、野菜といっしょににて食べたりしています。
イヌイットの暮らしの変化
現在、多くのイヌイットが町に定住する暮らしに変わり、電気や暖房のある住居で生活しています。
狩りや漁業に出かける機会は少なくなり、犬ぞりに代わってスノーモービルが使われるなど、狩りや漁業のやり方も変化しています。
町のスーパーマーケットで買ったパンや野菜を食べることが増えましたが、イヌイットは狩りや漁業も続けており、とれた肉や魚は以前と同じように、みんなで分け合います。
外の社会との交流が増えて生活は変わりましたが、イヌイットは、今も自分たちの文化を大切にしながら暮らしています。
寒帯の位置と自然
北極や南極に近い地域は、一年の大半が、雪や氷におおわれています。
こうした地域を寒帯とよびます。
寒帯は緯度が高いため、太陽は朝や夕方のような低い位置までしかのぼらず、一年のほとんどの期間で寒さが厳しいです。
一方、短い夏には平均気温が0°C以上になる地域があり、雪や氷がなくなって地面が現れます。
こおっていた土がとけて、草やこけが生える場所もあり、カリブー(トナカイ)などの大型動物も見られます。
イヌイットの暮らしの知恵
カナダ北部の寒帯の地域には、イヌイットの人々が暮らしています。
イヌイットは、以前は犬ぞりで移動しながら、漁業や、あざらしやカリブーの狩りをしていました。
こうした動物の毛皮は、防寒性や防水性に優れ、冬の厳しい寒さを防ぐ衣服やくつの材料に利用されてきました。
住居は、冬はブロック状の雪を積み上げたドーム型のイグルーを造り、夏はあざらしの皮とくじらの骨や流木でテントを組み立てるなど、手に入りやすい材料で作っていました。
食事の中心は狩りをした動物の肉や魚で、火を通さずにあざらしのあぶらをつけてそのまま食べたり、野菜といっしょににて食べたりしています。
イヌイットの暮らしの変化
現在、多くのイヌイットが町に定住する暮らしに変わり、電気や暖房のある住居で生活しています。
狩りや漁業に出かける機会は少なくなり、犬ぞりに代わってスノーモービルが使われるなど、狩りや漁業のやり方も変化しています。
町のスーパーマーケットで買ったパンや野菜を食べることが増えましたが、イヌイットは狩りや漁業も続けており、とれた肉や魚は以前と同じように、みんなで分け合います。
外の社会との交流が増えて生活は変わりましたが、イヌイットは、今も自分たちの文化を大切にしながら暮らしています。
授業(寒帯:雪と氷の中で暮らす人々)
雪と氷の中で暮らす人々
この授業では、寒帯の自然の特徴と、寒さの中で暮らす人々(イヌイット)の工夫、そして現代の変化を学びます。
大切なのは、自然条件(雪・氷・気温)と、くらし(衣服・住居・食事・移動)がどう結びつくかを、理由まで説明できるようにすることです。
寒帯の位置と自然
北極や南極に近い地域は、一年の大半が、雪や氷におおわれています。こうした地域を寒帯とよびます。
寒帯が寒くなる理由は、緯度が高いことにあります。緯度が高い地域では、太陽が空の高い位置までのぼりにくく、朝や夕方のような低い位置に見える時間が長くなります。すると、地面に当たる日光が弱くなり、地面があたたまりにくくなります。だから一年のほとんどの期間で寒さが厳しくなります。
ここはテストでよく問われます。「寒帯が寒いのは、緯度が高く、太陽が低い位置までしかのぼらないから」と、理由をセットで答えられるようにします。
一方で、寒帯にも短い夏があり、平均気温が0°C以上になる地域があります。すると雪や氷がなくなって地面が現れます。
ここで重要なのは、夏の短い期間だけでも地面が見えると、こおっていた土がとけて、草やこけが生える場所ができることです。植物が少ない寒い地域でも、短い夏の間に草やこけが育つため、カリブー(トナカイ)などの大型動物も見られます。
テストでは「短い夏に起こる変化」を問われやすいです。0°C以上→雪や氷がとける→地面が現れます→草・こけが生えます→動物が見られます、の順で説明できるようにします。
イヌイットの暮らしの知恵
カナダ北部の寒帯の地域には、イヌイットの人々が暮らしています。
イヌイットは、以前は犬ぞりで移動しながら、漁業や、あざらしやカリブーの狩りをしていました。雪や氷の上では、車輪よりも、そりの方が移動に向いているため、犬ぞりが生活に合っていました。
衣服の工夫として、狩りをした動物の毛皮を利用してきました。毛皮は、防寒性や防水性に優れています。寒帯では気温が低く、体温がうばわれやすいので防寒が必要になります。また、雪がとけると水になり、ぬれると体温がさらにうばわれるため防水も重要になります。
テストでは「毛皮を使う理由」を問われやすいです。答えるときは「寒いから」だけでなく、防寒性と防水性の2つを書けるようにします。
住居の工夫も、季節に合わせて変えていました。冬はブロック状の雪を積み上げたドーム型のイグルーを造りました。材料の雪が手に入りやすく、風を防ぎやすい形だからです。夏は、あざらしの皮とくじらの骨や流木でテントを組み立てるなど、手に入りやすい材料で作っていました。
ここは「冬=イグルー」「夏=テント」の対比で覚えます。さらに、「その土地で手に入りやすい材料を使う」という視点で説明できるようにします。
食事の中心は狩りをした動物の肉や魚です。火を通さずにあざらしのあぶらをつけてそのまま食べたり、野菜といっしょに煮て食べたりしています。寒帯では植物が少なく、農業がむずかしいため、肉や魚が食事の中心になりやすいです。
テストでは「食事の中心は何か」を短く答える問題が出やすいので、「肉や魚」とはっきり言えるようにします。
イヌイットの暮らしの変化
現在、多くのイヌイットが町に定住する暮らしに変わり、電気や暖房のある住居で生活しています。
狩りや漁業に出かける機会は少なくなり、犬ぞりに代わってスノーモービルが使われるなど、狩りや漁業のやり方も変化しています。
テストでは「昔と今の変化」を比べる問題が出やすいです。
昔:犬ぞり/今:スノーモービル
昔:移動しながら狩り・漁業/今:町に定住
この2つはセットで覚えます。
町のスーパーマーケットで買ったパンや野菜を食べることが増えました。しかし、イヌイットは狩りや漁業も続けており、とれた肉や魚は以前と同じように、みんなで分け合います。
ここが大切です。生活が変化しても、文化として大切にしていることが残っています。外の社会との交流が増えて生活は変わりましたが、イヌイットは今も自分たちの文化を大切にしながら暮らしています。
テストでは「変わったこと」と「変わらないこと」を分けて答える問題が出ることがあります。変わらないことの例として、狩り・漁業を続けていること、獲物を分け合いますということを答えられるようにします。
授業のまとめ(テストに出る重要事項)
・寒帯:北極や南極に近く、一年の大半が雪や氷におおわれています。
・寒い理由:緯度が高く、太陽が低い位置までしかのぼらず、日光が弱いからです。
・短い夏:平均気温が0°C以上になり、雪や氷がとけて地面が現れます。草・こけが生え、カリブーなどが見られます。
・イヌイットの知恵:移動=犬ぞり、衣服=毛皮(防寒性・防水性)、住居=冬イグルー/夏テント、食事=肉や魚中心です。
・変化:町に定住、電気・暖房の住居、移動はスノーモービル、買う食料が増えました。
・文化:狩り・漁業を続け、獲物を分け合うなど文化を大切にします。
寒帯の位置と自然 10問
Q1. 北極や南極に近い地域で、一年の大半が雪や氷におおわれる地域を何というか。答え
寒帯
Q2. 寒帯が寒い大きな理由は、どのような場所にあるからか。
答え
緯度が高いから
Q3. 寒帯では太陽はどのような位置までしかのぼらないか。
答え
朝や夕方のような低い位置
Q4. 寒帯では一年のほとんどの期間、どのような気候になるか。
答え
寒さが厳しい
Q5. 寒帯の短い夏に、平均気温が0°C以上になると何が起こるか。
答え
雪や氷がなくなって地面が現れます
Q6. 短い夏に、こおっていた土がとけると生えることがある植物は何か。
答え
草やこけ
Q7. 寒帯の短い夏に見られる大型動物の例として、本文に出てくる動物は何か。
答え
カリブー(トナカイ)
Q8. (穴埋め)寒帯は( )が高いため、太陽は低い位置までしかのぼらない。
答え
緯度
Q9. (並べかえ)短い夏の変化として正しい順に並べます。 ①草やこけが生えます
②平均気温が0°C以上になります
③地面が現れます
④雪や氷がなくなります
答え
②→④→③→①
Q10. (記述)寒帯が寒い理由を「緯度」と「太陽の位置」を使って短く説明しなさい。
答え
緯度が高く、太陽が低い位置までしかのぼらず日光が弱いからです
イヌイットの暮らしの知恵 10問
Q1. カナダ北部の寒帯の地域に暮らしている人々を何というか。答え
イヌイット
Q2. 以前のイヌイットは何で移動していたか。
答え
犬ぞり
Q3. 以前のイヌイットが行っていた仕事として、本文にあるものを2つ答えなさい。
答え
漁業、狩り
Q4. イヌイットが狩りの対象にしていた動物として、本文にあるものを2つ答えなさい。
答え
あざらし、カリブー
Q5. 動物の毛皮が衣服やくつの材料に使われたのは、どの2つの性質に優れているからか。
答え
防寒性、防水性
Q6. 冬の住居として、ブロック状の雪を積み上げたドーム型の家を何というか。
答え
イグルー
Q7. 夏の住居として、あざらしの皮と何を使ってテントを組み立てたか。
答え
くじらの骨や流木
Q8. (穴埋め)食事の中心は、狩りをした動物の( )や( )です。
答え
肉、魚
Q9. 火を通さずに食べるとき、あざらしの何をつけて食べることがあるか。
答え
あぶら
Q10. (記述)イヌイットが毛皮を衣服に使う理由を2つの言葉で答えなさい。
答え
防寒性と防水性に優れているからです
イヌイットの暮らしの変化 10問
Q1. 現在、多くのイヌイットは町にどのように暮らすようになったか。答え
定住する暮らし
Q2. 現在のイヌイットの住居には、どのような設備があるか。
答え
電気や暖房
Q3. 狩りや漁業に出かける機会は、以前と比べてどうなったか。
答え
少なくなりました
Q4. 犬ぞりに代わって使われるようになった乗り物は何か。
答え
スノーモービル
Q5. (選択)町で食べることが増えたものとして正しいものを選びなさい。
ア:パンや野菜 イ:雪のブロック ウ:流木
答え
ア
Q6. 町で買った食べ物が増えても、イヌイットが続けていることを2つ答えなさい。
答え
狩り、漁業
Q7. とれた肉や魚は、以前と同じようにどうするか。
答え
みんなで分け合います
Q8. 外の社会との交流が増えて、イヌイットの生活はどうなったか。
答え
変わりました
Q9. 生活が変わっても、イヌイットが大切にしているものは何か。
答え
自分たちの文化
Q10. (記述)「変わったこと」と「変わらないこと」を1つずつ答えなさい。
答え
変わったこと:犬ぞりからスノーモービルを使うようになりました/変わらないこと:とれた肉や魚をみんなで分け合います
