地理教科書 46ページ 6 標高の高い土地に暮らす人々

教科書
標高が高い地域の位置と自然
高地では標高の低い地域と比べて気温が低く、標高の高い地域に特有の高山気候となります。
南アメリカ大陸で南北に連なるアンデス山脈赤道付近には、標高4000mほどの高地があり、多くの人々が暮らしています。
昼は気温20°Cくらいまで上がり、暖かい一方で、昼と夜との気温差は大きく、夜は気温0°C以下になる日もあります。
雨はふりますが、気温が低いため樹木は少なく、草原が広がります。
ペルー高地での暮らしの知恵
ペルー高地では、人々が標高の差をうまく利用して暮らしています。
標高が高い場所では農作物が育たないため、リャマアルパカ放牧しています。
リャマは山道で荷物を運ぶときに使い、アルパカの毛は、ポンチョなどの寒さを防ぐための衣服の材料になります。
人々は、一年を通して過ごしやすい気候となる標高3000mから4000m付近に暮らし、住居日干しれんがで造られています。
住居よりも標高が低い場所では、じゃがいもとうもろこしなどの農作物栽培されています。
人々の主食であるじゃがいもは、蒸して食べたり、昼夜の気温差を利用して乾燥させた保存食にしたりします。
高地での暮らしの変化
アンデス山脈高地では、道路の整備が進んだことで、人々の生活が変化しています。
険しい斜面にも道路が造られ、トラックを使って荷物が運べるようになったり、定期的にバスも通るようになったりしました。
人や物の行き来が以前よりも活発になったため、町で売るための商品作物を作る人々や、都市に移り住む人々が増えています。
ペルー高地では、マチュピチュなどの遺跡に、多くの外国人観光客が訪れます。
都市観光地にはホテル土産物を売る店も増え、伝統的な暮らしをはなれ、観光にかかわる仕事で生活する人々も多くなっています。
授業

標高が高い地域に暮らす人々
この授業では、標高が高い地域の自然の特徴と、南アメリカのアンデス山脈の高地で暮らす人々の工夫、さらに近年の暮らしの変化について学びます。
大切なのは、標高が高いことで起こる気温植生の変化と、農業牧畜住居交通観光がどのように結びついているかを、理由まで説明できるようにすることです。

標高が高い地域の位置と自然
高地では、標高の低い地域と比べて気温が低くなります。そのため、標高の高い地域に特有の高山気候となります。
ここはテストでよく問われます。
「標高が高いほど気温が低くなり、高山気候になります」と、短くはっきり説明できるようにします。

南アメリカ大陸で南北に連なるアンデス山脈赤道付近には、標高が4000mほどの高地があり、多くの人々が暮らしています。
この高地では、昼は気温が20°Cくらいまで上がり暖かい一方で、昼と夜の気温差が大きく、夜は0°C以下になる日もあります。
高地の大きな特徴は、昼夜の気温差が大きいことです。これはテストで出やすいポイントです。

雨はふりますが、気温が低いため樹木は少なく、草原が広がります。
ここでは「雨がふっても、気温が低いと樹木が少ない」という点が重要です。

テストに出るポイント(高地の自然)
・標高が高いほど気温は低いです。
・高地に特有の気候:高山気候です。
・場所:南アメリカのアンデス山脈赤道付近です。
・標高:約4000mです。
・昼:20°Cくらいまで上がります。
・夜:0°C以下になる日もあります。
・植生:樹木が少なく、草原が広がります。

ペルーの高地での暮らしの知恵
ペルーの高地では、人々が標高の差をうまく利用して暮らしています。ここがこの単元の中心です。
標高が高い場所では農作物が育たないため、リャマアルパカ放牧しています。
「高い所は農業がむずかしい→放牧」というつながりで理解します。

リャマは山道で荷物を運ぶときに使います。アルパカの毛は、ポンチョなど寒さを防ぐ衣服の材料になります。
ここは動物と利用のしかたをセットで覚えると、テストで得点できます。
リャマ=荷物運び、アルパカ=毛(衣服)です。

人々は、一年を通して過ごしやすい気候となる標高3000m〜4000m付近に暮らします。住居は日干しれんがで造られています。
ここは「住む場所の標高」と「住居の材料」の2点が重要です。

住居よりも標高が低い場所では、じゃがいもとうもろこしなどの農作物が栽培されています。
つまり、高い場所=放牧低い場所=農業と、標高で仕事を分けています。ここは必ず説明できるようにします。

人々の主食であるじゃがいもは、蒸して食べたり、昼夜の気温差を利用して乾燥させた保存食にしたりします。
高地の「昼夜の気温差」が、食べ物の保存にも利用されている点が重要です。

テストに出るポイント(ペルー高地の工夫)
・工夫:標高の差を利用します。
・高い場所:農作物が育たない→放牧リャマアルパカ)です。
・リャマ:山道で荷物運びに使います。
・アルパカ:毛が衣服(ポンチョなど)の材料になります。
・住む標高:3000m〜4000m付近です。
・住居:日干しれんがです。
・低い場所:じゃがいもとうもろこしを栽培します。
・じゃがいも:蒸す、気温差を利用して乾燥させた保存食にします。

高地での暮らしの変化
アンデス山脈の高地では、道路の整備が進んだことで、人々の生活が変化しています。
険しい斜面にも道路が造られ、トラックを使って荷物が運べるようになりました。また、定期的にバスも通るようになりました。
ここは交通の変化が生活を変える、という因果関係が大切です。

人や物の行き来が以前よりも活発になったため、町で売るための商品作物を作る人々や、都市に移り住む人々が増えています。
「交通が便利→行き来が増える→商品作物や都市移住が増える」という流れで理解します。

さらに、ペルーの高地では、マチュピチュなどの遺跡に多くの外国人観光客が訪れます。都市や観光地にはホテル土産物を売る店も増え、伝統的な暮らしをはなれ、観光にかかわる仕事で生活する人々も多くなっています。
ここは「観光が増えると仕事が変わる」という点がテストで出やすいです。

テストに出るポイント(高地の変化)
・変化のきっかけ:道路の整備です。
・交通:トラックで荷物を運べます。定期的にバスも通ります。
・結果:人や物の行き来が活発になり、商品作物を作る人や都市へ移り住む人が増えます。
・観光:マチュピチュに外国人観光客が訪れます。
・町の変化:ホテル土産物の店が増えます。
・仕事の変化:伝統的な暮らしから、観光にかかわる仕事が増えます。

授業全体のまとめ
標高が高い地域では、標高の低い地域より気温が低くなり、特有の高山気候になります。アンデス山脈の赤道付近には標高約4000mの高地があり、昼は20°Cくらいまで上がりますが、夜は0°C以下になる日もあるなど、昼夜の気温差が大きいです。雨はふりますが、気温が低いため樹木は少なく草原が広がります。
ペルーの高地では、人々が標高の差を利用し、高い場所ではリャマアルパカを放牧し、リャマは荷物運び、アルパカの毛はポンチョなどの衣服に使います。人々は標高3000m〜4000m付近に住み、住居は日干しれんがで造られます。低い場所ではじゃがいもとうもろこしを栽培し、じゃがいもは気温差を利用して乾燥させた保存食にもします。
近年は道路の整備でトラックやバスが利用でき、人や物の行き来が活発になり、商品作物を作る人や都市へ移る人が増えます。さらにマチュピチュなどへの観光客が増え、ホテルや土産物店が増えるなど、観光にかかわる仕事で生活する人々も多くなっています。
標高が高い地域の位置と自然 10問
Q1. 標高の低い地域と比べて、高地の気温はどうなるか。
答え
低いです

Q2. 標高の高い地域に特有の気候を何というか。
答え
高山気候

Q3. 南アメリカ大陸で南北に連なる山脈を何というか。
答え
アンデス山脈

Q4. アンデス山脈のどのあたりに、標高約4000mの高地があるか。
答え
赤道付近

Q5. アンデス山脈の高地の標高は約何mか。
答え
4000m

Q6. 高地では昼の気温は20°Cくらいまで上がりますが、夜の気温はどうなる日があるか。
答え
0°C以下になります

Q7. 高地の気温について、昼と夜の特徴として正しいものはどれか。
答え
昼と夜の気温差が大きいです

Q8. (穴埋め)雨はふりますが、気温が低いため(   )は少ないです。
答え
樹木

Q9. 気温が低いため、広がるのは何か。
答え
草原

Q10. (並べかえ)高地の自然を説明する順として最も近いものはどれか。
標高が高い→気温が低い→(A)→(B)
A:昼夜の気温差が大きい/B:樹木が少なく草原が広がる
答え
A:昼夜の気温差が大きい B:樹木が少なく草原が広がる

ペルーの高地での暮らしの知恵 10問
Q1. ペルーの高地の人々は、何の差を利用して暮らしているか。
答え
標高の差

Q2. 標高が高い場所では農作物が育たないため、何をするか。
答え
リャマやアルパカを放牧します

Q3. 山道で荷物を運ぶときに使う動物はどれか。
答え
リャマ

Q4. ポンチョなど寒さを防ぐ衣服の材料になる毛をもつ動物はどれか。
答え
アルパカ

Q5. 人々が暮らす標高はだいたいどのくらいか。
答え
3000mから4000m付近

Q6. 高地の住居は何で造られているか。
答え
日干しれんがや石

Q7. 住居よりも標高が低い場所では何が栽培されているか。
答え
じゃがいもやとうもろこし

Q8. 人々の主食は何か。
答え
じゃがいも

Q9. じゃがいもは、昼夜の気温差を利用して何にすることがあるか。
答え
乾燥させた保存食

Q10. (まとめ)高い場所と低い場所での暮らしの分け方として正しい組み合わせはどれか。
答え
高い場所:放牧(リャマ・アルパカ)/低い場所:農業(じゃがいも・とうもろこし)

高地での暮らしの変化 10問
Q1. アンデス山脈の高地で暮らしが変化したきっかけは何か。
答え
道路の整備

Q2. 道路が造られたことで、荷物は何を使って運べるようになったか。
答え
トラック

Q3. 道路の整備で、定期的に通るようになった乗り物は何か。
答え
バス

Q4. 交通が便利になって増えたのは、人や物の何か。
答え
行き来

Q5. 町で売るために作るようになった作物を何というか。
答え
商品作物

Q6. 道路整備の後、移り住む人が増えた場所はどこか。
答え
都市

Q7. ペルーの高地で外国人観光客が多く訪れる遺跡の例は何か。
答え
マチュピチュ

Q8. 都市や観光地で増えた施設を2つ答えなさい。
答え
ホテル、土産物を売る店

Q9. 伝統的な暮らしをはなれ、増えた仕事は何にかかわる仕事か。
答え
観光

Q10. (流れ)道路整備から暮らしの変化までの流れとして正しいものを答えなさい。
答え
道路の整備→トラックやバスが利用できる→行き来が活発になる→商品作物を作る人や都市へ移る人が増える