理科教科書 200ページ 3 火山の活動と火成岩

教科書
3 火山の活動と火成岩
火口から噴出したマグマは、外気にふれ急激に冷やされて溶岩火山灰になる。
一方、火山の中にとどまったマグマも、ゆっくりと冷えて固まり、やがて岩石になる。
マグマの冷え方と火成岩
マグマが冷えて固まった岩石を火成岩という。
そのうち、マグマが地表付近まで運ばれ、地表や地表付近で短い時間で冷えて固まった火成岩火山岩という。
一方、地下の深いところでたいへん長い時間をかけて冷えて固まった火成岩深成岩という。
地下深くでできた深成岩は、大地が上昇してけずられると地表で見られるようになる。
図、1のヨセミテ渓谷は地表に現れた深成岩が、氷河にけずられたことでできた渓谷である。
観察から
火成岩を観察すると、岩石の種類により色や大きさの異なる鉱物をふくんでいることがわかる。
火山岩深成岩のつくり
火成岩には鉱物がふくまれている。
安山岩などの火山岩は、黒色や白色の比較的大きな鉱物(斑晶)を、形がわからないほど小さな鉱物の集まりや結晶になっていない物(石基)がとり囲んでいる。
このようなつくりを斑状組織という。
一方、花こう岩などの深成岩には石基の部分がなく、黒色、白色、無色などの大きな鉱物が集まってできている。
このようなつくりを等粒状組織という。
深成岩は、マグマが地下の深いところで長い時間をかけて冷えてできるため、火山岩と比べるとひとつひとつの鉱物の粒が大きいことが多い。
そのため、ふくまれる鉱物の種類と割合から、岩石の分類の見当をつけることができる。
一方、火山岩には、火山岩の種類を見分けられる大きな鉱物が少ないため、鉱物の種類と割合だけで分類することは難しい。
そのため、斑晶だけでなく、石基の部分もふくめた、岩石全体にふくまれている物質の割合で分類することが多い。

一問一答形式(理解・暗記)15問
Q1. マグマが冷えて固まった岩石を何というか。
答え
火成岩

Q2. マグマが地表や地表付近で短い時間で冷えて固まった火成岩を何というか。
答え
火山岩

Q3. マグマが地下の深いところでたいへん長い時間をかけて冷えて固まった火成岩を何というか。
答え
深成岩

Q4. 火口から噴出したマグマが外気にふれて急に冷えると、何になりやすいか(2つ)。
答え
溶岩/火山灰

Q5. 火山の中にとどまったマグマは、どのように冷えて岩石になるか。
答え
ゆっくり冷えて固まる

Q6. 火山岩にふくまれる、比較的大きな鉱物を何というか。
答え
斑晶(はんしょう)

Q7. 火山岩で、斑晶をとり囲む、形がわからないほど小さな鉱物の集まりや結晶になっていない物を何というか。
答え
石基(せっき)

Q8. 斑晶を石基がとり囲む火山岩のつくりを何というか。
答え
斑状組織(はんじょうそしき)

Q9. 深成岩には石基があるか、ないか。
答え
ない

Q10. 深成岩で、大きな鉱物が集まってできているつくりを何というか。
答え
等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)

Q11. 深成岩は火山岩と比べて、鉱物の粒がどうなることが多いか。
答え
大きいことが多い

Q12. 深成岩が地表で見られるようになるのは、どんなときか。
答え
大地が上昇し、けずられたとき

Q13. 火山岩は、鉱物の種類と割合だけで分類しにくい。主な理由は何か。
答え
見分けられる大きな鉱物(斑晶)が少ないため

Q14. 火山岩は何をふくめて分類することが多いか。
答え
斑晶だけでなく石基もふくめた、岩石全体の物質の割合

Q15. 深成岩は何から分類の見当をつけやすいか。
答え
ふくまれる鉱物の種類と割合

テストに出やすい問題(形式いろいろ)15問
Q16. (穴埋め)マグマが地表付近まで運ばれ、地表や地表付近で( ① )時間で冷えて固まった火成岩を( ② )という。
答え
①短い ②火山岩

Q17. (穴埋め)地下の深いところで( ① )長い時間をかけて冷えて固まった火成岩を( ② )という。
答え
①たいへん ②深成岩

Q18. (選択)火山岩のつくりとして正しいものを選べ。
ア:石基がなく大きな鉱物だけ イ:斑晶を石基がとり囲む ウ:鉱物が全くない
答え

Q19. (選択)深成岩のつくりとして正しいものを選べ。
ア:斑晶と石基がある イ:石基がなく大きな鉱物が集まる ウ:ガラス質だけでできる
答え

Q20. (記述)斑状組織とはどのようなつくりか。「斑晶」「石基」を使って説明せよ。
答え
比較的大きな鉱物(斑晶)を、細かい鉱物の集まりや結晶になっていない物(石基)がとり囲むつくり

Q21. (記述)等粒状組織とはどのようなつくりか。
答え
石基の部分がなく、黒色・白色・無色などの大きな鉱物が集まってできているつくり

Q22. (対応)次の組み合わせで正しいものを選べ。
A:火山岩—短時間で冷える B:深成岩—短時間で冷える C:深成岩—長時間で冷える
答え
A、C

Q23. (分類)次の岩石を「火山岩」「深成岩」に分類せよ。
〔流紋岩/安山岩/玄武岩/花こう岩/せん緑岩/はんれい岩〕
答え
火山岩:流紋岩、安山岩、玄武岩 深成岩:花こう岩、せん緑岩、はんれい岩

Q24. (分類)次の岩石を、見た目が「白っぽい」「黒っぽい」に分類せよ。
〔流紋岩/安山岩/玄武岩/花こう岩/せん緑岩/はんれい岩〕
答え
白っぽい:流紋岩、花こう岩 中間:安山岩、せん緑岩 黒っぽい:玄武岩、はんれい岩

Q25. (選択)白っぽい火成岩に多くふくまれやすい鉱物の組み合わせを選べ。
ア:カンラン石・輝石 イ:石英・長石 ウ:磁鉄鉱・輝石
答え

Q26. (選択)黒っぽい火成岩に多くふくまれやすい鉱物の組み合わせを選べ。
ア:石英・長石 イ:黒雲母・長石 ウ:輝石・カンラン石(+磁鉄鉱)
答え

Q27. (対応)次の対応として正しい組を答えよ。
「流紋岩:花こう岩」「安山岩:せん緑岩」「玄武岩:はんれい岩」
この3組に共通する関係は何か。
答え
色や成分が似ていて、できた場所がちがう(火山岩と深成岩の対応)

Q28. (記述)流紋岩・安山岩・玄武岩のうち、最も黒っぽく、石英が少なくて有色鉱物が多い岩石はどれか。理由も一言で。
答え
玄武岩。黒っぽく、有色鉱物(輝石・カンラン石など)が多いから

Q29. (記述)花こう岩・せん緑岩・はんれい岩のうち、最も白っぽく、石英や長石が多い岩石はどれか。
答え
花こう岩

Q30. (総合)次の文の( )に当てはまる語句を入れよ。
「火山岩は地表付近で( ① )時間で冷えてできるため、斑晶と( ② )からなる( ③ )組織になりやすい。深成岩は地下深くで( ④ )時間をかけて冷えるため、石基がなく( ⑤ )組織になり、鉱物の粒が( ⑥ )ことが多い。」
答え
①短い ②石基 ③斑状 ④たいへん長い ⑤等粒状 ⑥大きい

暗記ソング
火山岩 深成岩
火山岩 深成岩
斑晶 石基
斑状組織 等粒状組織

火山岩 深成岩
斑晶 石基
斑状組織 等粒状組織

火山の 噴火で
急に冷えた
マグマのいわ
火山岩 といいます

地下ふかくで
ゆっくり 冷えた
マグマのいわ
深成岩 といいます

火山岩 のなかの
おおきな 鉱物を
斑晶 といいます

火山岩 のなかの
ちいさな 鉱物の あつまり
石基 といいます

おおきい 斑晶
ちいさな 石基でできた
火山岩 のつくり
斑状組織 といいます

おおきな 鉱物が
あつまっている
深成岩 のつくり
等粒状組織 といいます

火山岩 深成岩
斑晶 石基
斑状組織 等粒状組織

火山岩 深成岩
斑晶 石基
斑状組織 等粒状組織

火成岩
火成岩

ゆっくり冷えて 深成岩
火成岩

急に 冷やされ
火山岩

新幹線は 刈り上げ

深成岩 花こう岩 せん緑岩 はんれい岩
しん  かん   せん   は
火山岩 流紋岩 安山岩 玄武岩
か   り   あ   げ