地理 教科書 156~163ページ

日本の地域的特色

① 日本の地域的特色をとらえよう

1日本の特色をとらえるとき、特に何に注目することが大切ですか。
答え
特色がどの地域に、どのように分布しているか。
【解説】
日本には、都市、農業、工業、自然、気候など、さまざまな特色があります。日本の特色をとらえるには、それぞれの特色がどの地域に、どのように分布しているかに注目することが大切です。この章では、特に「地域」と「位置や分布」に注目して日本を見ていきます。一つの特色だけでなく、地域による違いや多様性を考えることが重要です。

読解トレーニング問題
① 日本にはどのような特色がありますか。二つ答えなさい。
答え
都市、農業、工業、自然、気候のうち二つ。

② この章では、特にどの二つに注目して日本を見ていきますか。
答え
「地域」と「位置や分布」。

③ 日本を見るとき、一つの特色だけでなく何を考えることが重要ですか。
答え
地域による違いや多様性。

2思いついたことの中から、関連するものを線でつないで表現する方法を何といいますか。
答え
ウェビング
【解説】
ウェビングは、思いついたことの中から関連するものを線でつないで表現する方法です。この方法を使うと、初めは気付かなかった事柄どうしの関連に気付くことができます。日本の特色について考えるときにも、さまざまな情報を関連付けて整理することができます。関連が強いものどうしを囲んだり、線の太さを変えたりして表すこともできます。

読解トレーニング問題
① ウェビングでは、関連するものをどのように表しますか。
答え
線でつないで表す。

② ウェビングを使うと、初めは気付かなかった何に気付くことができますか。
答え
事柄どうしの関連。

③ 関連が強いものどうしは、どのように表すことができますか。二つ答えなさい。
答え
囲んだり、線の太さを変えたりする。

② 地形から見た日本の特色

3地球の表面をおおっている、十数枚の硬い岩石の層を何といいますか。
答え
プレート
【解説】
地球の表面は、プレートとよばれる十数枚の硬い岩石の層からできています。プレートは、1年に数cmずつ動いています。プレートの境目では、プレートどうしがぶつかったり、新しいプレートが生み出されたりします。そのため、プレートの境目では地震や火山活動などが起こります。

読解トレーニング問題
① 地球の表面には、プレートが何枚程度ありますか。
答え
十数枚。

② プレートは、1年にどのくらい動きますか。
答え
数cmずつ。

③ プレートの境目では、どのような現象が起こりますか。二つ答えなさい。
答え
地震と火山活動。

4地震や火山が帯のように分布し、地面の動きが活発で不安定な地域を何といいますか。
答え
変動帯
【解説】
地球上には、地震の震源や火山が帯のように分布している場所があります。このような場所では、地面が盛り上がったり、しずみこんだりする動きが活発です。そのため、このような不安定な地域を変動帯といいます。変動帯の陸地では標高の高い山脈が見られ、海には島々が並んでいます。

読解トレーニング問題
① 変動帯には、何と何が帯のように分布していますか。
答え
地震の震源と火山。

② 変動帯では、地面にどのような動きが見られますか。
答え
盛り上がったり、しずみこんだりする動き。

③ 変動帯の陸地と海には、それぞれ何が見られますか。
答え
陸地には標高の高い山脈が見られ、海には島々が並んでいる。

5日本列島は、どの地域の変動帯に位置していますか。
答え
環太平洋地域
【解説】
世界の主な変動帯の一つは、太平洋を囲む環太平洋地域です。もう一つは、ヨーロッパのアルプス山脈周辺からアジアのヒマラヤ山脈を通り、インドネシア東部に至る地域です。日本列島は、環太平洋地域の変動帯に位置しています。そのため、日本には標高の高い山々や火山が連なっています。

読解トレーニング問題
① 環太平洋地域は、何を囲む地域ですか。
答え
太平洋。

② もう一つの主な変動帯は、ヨーロッパの何山脈周辺からアジアの何山脈を通っていますか。
答え
アルプス山脈とヒマラヤ山脈。

③ 日本列島が変動帯に位置するため、どのような地形が見られますか。
答え
標高の高い山々や火山が連なっている。

6日本の国土の約何分の何が山地ですか。
答え
約4分の3
【解説】
変動帯に位置する日本列島には、標高の高い山々や火山が連なっています。そのため、国土の約4分の3が山地です。また、日本は降水量が多いため、山地が激しく侵食され、高い山と深い谷のある険しい地形になります。国土の約3分の2は森林です。

読解トレーニング問題
① 日本列島には、どのような山々が連なっていますか。
答え
標高の高い山々や火山。

② 日本の山地が険しい地形になるのはなぜですか。
答え
降水量が多く、山地が激しく侵食されるため。

③ 日本の国土の約何分の何が森林ですか。
答え
約3分の2。

7本州中央部にある飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈をまとめて何といいますか。
答え
日本アルプス
【解説】
本州の中央部には、標高3000m前後の山々が連なっています。代表的なものが、飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈です。この三つの山脈は、まとめて日本アルプスとよばれています。日本アルプス周辺の高い山々は、日本の地形の大きな特色の一つです。

読解トレーニング問題
① 日本アルプスは本州のどこにありますか。
答え
中央部。

② 日本アルプスの山々の標高は、およそ何m前後ですか。
答え
3000m前後。

③ 日本アルプスをつくる三つの山脈を答えなさい。
答え
飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈。

8本州中央部にあり、その東西で地形や岩石の特徴が大きく異なる帯状の地域を何といいますか。
答え
フォッサマグナ
【解説】
フォッサマグナは、本州の中央部にある帯状の地域です。この地域の東と西では、地形や岩石の特徴が大きく異なります。フォッサマグナを境に、東側では山脈が南北方向に連なり、西側ではほぼ東西方向に連なります。「フォッサマグナ」は「大きなくぼみ」を意味します。

読解トレーニング問題
① フォッサマグナは本州のどこにありますか。
答え
中央部。

② フォッサマグナの東側と西側では、山脈はそれぞれどの方向に連なりますか。
答え
東側では南北方向、西側ではほぼ東西方向。

③ 「フォッサマグナ」はどのような意味ですか。
答え
「大きなくぼみ」。

9日本の川には、大陸の川と比べてどのような特徴がありますか。
答え
山から海までの距離が短く、傾斜が急で、流域面積がせまい。
【解説】
日本列島の中央には、背骨のように高い山脈や山地が連なっています。そのため、日本の川は大陸の川と比べて、山から海までの距離が短くなっています。また、傾斜が急で、流域面積がせまいという特徴もあります。日本では雨が多いため、川を流れる水の量の変化も大きくなります。

読解トレーニング問題
① 日本列島の中央には、何が背骨のように連なっていますか。
答え
高い山脈や山地。

② 日本の川の特徴を、傾斜と流域面積に注目して答えなさい。
答え
傾斜が急で、流域面積がせまい。

③ 日本の川を流れる水の量の変化が大きいのはなぜですか。
答え
日本では雨が多いため。

10河川に水が流れこむ範囲の面積を何といいますか。
答え
流域面積
【解説】
河川に水が流れこむ範囲の面積を流域面積といいます。日本の川は、大陸の川と比べて流域面積がせまいという特徴があります。南アメリカ州のアマゾン川は、世界最大の流域面積をもっています。川の特徴を比べるときには、長さや傾斜だけでなく流域面積にも注目します。

読解トレーニング問題
① 日本の川の流域面積は、大陸の川と比べてどうなっていますか。
答え
せまい。

② 世界最大の流域面積をもつ川は何ですか。
答え
アマゾン川。

③ 川の特徴を比べるとき、流域面積のほかに何に注目しますか。二つ答えなさい。
答え
長さと傾斜。

11川の上流に造られ、水の量を調整して洪水や水不足を防いだり、発電したりする施設を何といいますか。
答え
ダム
【解説】
日本では一年を通して雨が降り、短期間に大量の雨が降ることがあります。そのため、川を流れる水の量の変化が大きくなります。上流に造られたダムは、流れる水の量を調整して洪水や水不足を防ぎます。また、ダムには発電をする役割もあります。

読解トレーニング問題
① 日本の川で水の量の変化が大きいのはなぜですか。
答え
一年を通して雨が降り、短期間に大量の雨が降ることがあるため。

② ダムは川のどこに造られますか。
答え
上流。

③ ダムの役割を三つ答えなさい。
答え
洪水を防ぐこと、水不足を防ぐこと、発電をすること。

③ 日本の平地と海岸

12山に囲まれた内陸部の平地を何といいますか。
答え
盆地
【解説】
日本の平地は、大陸の平地と比べて規模が小さいのが特徴です。内陸部には山に囲まれた盆地があり、海に面した所には平野があります。これらの平地は、山地がけずられてできた土砂が川によって下流へ運ばれ、堆積してつくられました。平野と盆地の面積は国土の約4分の1ですが、人口の大部分が集中しています。

読解トレーニング問題
① 海に面した所に見られる平地を何といいますか。
答え
平野。

② 日本の平地はどのようにしてつくられましたか。
答え
山地がけずられてできた土砂が、川によって下流へ運ばれて堆積してつくられた。

③ 平野と盆地は国土の約何分の何を占め、そこには何が集中していますか。
答え
約4分の1を占め、人口の大部分が集中している。

13川が山間部から平野や盆地に流れ出た所に、粒の大きい土砂がたまってできる地形を何といいますか。
答え
扇状地
【解説】
扇状地は、川が山間部から平野や盆地に流れ出た所にできます。川が運んできた石や砂など、粒の大きい土砂がたまってできる地形です。扇状地は地下に水がしみこみやすいため、果樹園などに利用されることが多くなっています。かんがいを行うことで、水田に利用される場所もあります。

読解トレーニング問題
① 扇状地は川のどのような場所にできますか。
答え
川が山間部から平野や盆地に流れ出た所。

② 扇状地には、どのような土砂がたまりますか。
答え
石や砂など、粒の大きい土砂。

③ 扇状地が果樹園などに利用されることが多いのはなぜですか。
答え
地下に水がしみこみやすいため。

14川が海や大きな湖に流れこむ所に、細かい土砂がたまってできる地形を何といいますか。
答え
三角州
【解説】
三角州は、川が海や大きな湖に流れこむ所にできます。川が運んできた細かい土砂が、海や湖をうめ立てるようにたまってできた地形です。扇状地では粒の大きい土砂がたまるのに対して、三角州では細かい土砂がたまります。できる場所と土砂の違いを比べて覚えることが大切です。

読解トレーニング問題
① 三角州は、川がどこに流れこむ所にできますか。
答え
海や大きな湖。

② 三角州には、どのような土砂がたまりますか。
答え
細かい土砂。

③ 扇状地と三角州では、たまる土砂にどのような違いがありますか。
答え
扇状地では粒の大きい土砂がたまり、三角州では細かい土砂がたまる。

15低地より高い所に広がる平らな土地を何といいますか。
答え
台地
【解説】
海や川に沿った低い土地を低地といい、低地より高い所に広がる平らな土地を台地といいます。水を得やすい低地は、主に水田として利用されています。一方、水を得にくい台地は、主に畑として利用されています。このように、水の得やすさによって土地利用に違いが見られます。

読解トレーニング問題
① 海や川に沿った低い土地を何といいますか。
答え
低地。

② 低地は主に何に利用されていますか。その理由も答えなさい。
答え
水を得やすいため、主に水田に利用されている。

③ 台地は主に何に利用されていますか。その理由も答えなさい。
答え
水を得にくいため、主に畑に利用されている。

16奥行きのある湾と岬が入り組んだ海岸を何といいますか。
答え
リアス海岸
【解説】
日本の海岸には、岩場が続く岩石海岸や、砂におおわれた砂浜海岸があります。リアス海岸は、奥行きのある湾と岬が入り組んだ海岸です。その湾は水深が深く、波がおだやかな所があります。一方、現在では海岸をコンクリートなどでおおった人工海岸が広がり、自然の海岸は少なくなっています。

読解トレーニング問題
① 岩場が続く海岸を何といいますか。
答え
岩石海岸。

② リアス海岸の湾には、どのような特徴がありますか。二つ答えなさい。
答え
水深が深く、波がおだやかである。

③ 現在、自然の海岸が少なくなっているのは何が広がっているためですか。
答え
人工海岸。

17日本列島の東・西・北海道の北東・南西諸島の西には、それぞれどの海が広がっていますか。
答え
東:太平洋、西:日本海、北海道の北東:オホーツク海、南西諸島の西:東シナ海。
【解説】
日本は海に囲まれた島国です。日本列島の東には太平洋、西には日本海が広がっています。北海道の北東にはオホーツク海、南西諸島の西には東シナ海があります。東日本の太平洋沖から伊豆諸島・小笠原諸島の東側には、深さ8000mをこえる海溝が連なっています。

読解トレーニング問題
① 日本列島の東と西には、それぞれ何という海がありますか。
答え
東には太平洋、西には日本海。

② 北海道の北東に広がる海は何ですか。
答え
オホーツク海。

③ 日本列島周辺の海溝には、深さが何mをこえるものがありますか。
答え
8000m。

18大陸の周辺にある、ゆるやかに傾斜する海底を何といいますか。
答え
大陸棚
【解説】
日本列島の周囲には、深さ約200mまでの平たんな海底が見られます。このような、大陸の周辺にあるゆるやかに傾斜する海底を大陸棚といいます。日本では、特に日本海の南部から東シナ海にかけて広い範囲に大陸棚が広がっています。大陸棚は地下資源が豊富なため、近年は国際的な取り決めによってその範囲を定めるようになっています。

読解トレーニング問題
① 日本列島周辺の大陸棚は、およそ何mまでの深さに見られますか。
答え
約200mまで。

② 日本では、大陸棚が特にどこからどこにかけて広がっていますか。
答え
日本海の南部から東シナ海にかけて。

③ 大陸棚の範囲が国際的な取り決めによって定められるようになったのはなぜですか。
答え
地下資源が豊富なため。

19東日本の太平洋沖を赤道付近から北上する暖流を何といいますか。
答え
黒潮
【解説】
東日本の太平洋沖には、赤道付近から北上する暖流の黒潮が流れています。一方、千島列島からは寒流の親潮が南下しています。黒潮と親潮がぶつかる場所を潮目(潮境)といいます。潮目の周辺は豊かな漁場になっています。

読解トレーニング問題
① 黒潮は、どこからどの方向へ流れていますか。
答え
赤道付近から北上している。

② 千島列島から南下する寒流を何といいますか。
答え
親潮。

③ 黒潮と親潮がぶつかる場所は何とよばれ、どのような場所になっていますか。
答え
潮目(潮境)とよばれ、豊かな漁場になっている。

20黒潮から分かれて日本海に流れこむ暖流を何といいますか。
答え
対馬海流
【解説】
日本列島の周囲には暖流と寒流が流れています。太平洋側では、暖流の黒潮と寒流の親潮が見られます。日本海には、黒潮から分かれた暖流の対馬海流が流れこんでいます。対馬海流は、日本列島に沿って北上しています。

読解トレーニング問題
① 太平洋側を流れる暖流は何ですか。
答え
黒潮。

② 太平洋側を流れる寒流は何ですか。
答え
親潮。

③ 対馬海流はどのように流れていますか。
答え
日本海に流れこみ、日本列島に沿って北上している。

④ 気候から見た日本の特色

21日本の気候には、一年の中でどのような特色がありますか。
答え
降水量や気温の変化が大きく、四季がはっきりしている。
【解説】
日本の気候は、一年の中で降水量や気温の変化が大きいのが特徴です。そのため、四季がはっきりしています。日本列島は南北に長いため、地域によって気温や降水量にも違いがあります。こうした違いによって、日本各地にはさまざまな気候が見られます。

読解トレーニング問題
① 日本では一年の中で、何と何の変化が大きいですか。
答え
降水量と気温。

② 日本で地域によって気温や降水量に違いがある理由の一つは何ですか。
答え
日本列島が南北に長いため。

③ 日本各地にさまざまな気候が見られるのは、何に違いがあるためですか。
答え
地域によって気温や降水量に違いがあるため。

22北海道と、北海道以外の日本の大部分は、それぞれ何という気候帯に属しますか。
答え
北海道:亜寒帯(冷帯)、その他の大部分:温帯。
【解説】
日本列島は南北に長いため、地域によって属する気候帯が異なります。北海道は亜寒帯(冷帯)に属しています。北海道以外の日本の大部分は温帯に属します。温帯の中でも、日本の大部分は主に大陸の東岸で見られる温暖湿潤気候に分類されます。

読解トレーニング問題
① 北海道が属する気候帯を二つの呼び方で答えなさい。
答え
亜寒帯(冷帯)。

② 北海道以外の日本の大部分は何帯に属しますか。
答え
温帯。

③ 日本の大部分は、温帯の中でも何気候に分類されますか。
答え
温暖湿潤気候。

23日本で年間の降水量が多い理由の一つとして、低気圧や何が移動する場所に位置していることがあげられますか。
答え
前線
【解説】
日本列島は、天候をくずす低気圧や前線が移動するところに位置しています。そのため、日本では年間の降水量が多くなります。また、夏と冬には季節風の影響を強く受けます。さらに、梅雨という降水量の多い時期や、夏から秋にかけて北上する台風の影響も受けます。

読解トレーニング問題
① 日本列島付近を移動し、天候をくずすものを二つ答えなさい。
答え
低気圧と前線。

② 降水量が多くなる時期を何といいますか。
答え
梅雨。

③ 台風は主にいつごろ日本列島付近に北上しますか。
答え
夏から秋にかけて。

24季節によって吹く方向が変わり、日本の気候に大きな影響を与える風を何といいますか。
答え
季節風(モンスーン)
【解説】
日本は、夏と冬の季節風の影響を強く受けています。夏には太平洋から、暖かく湿気を大量にふくんだ季節風が吹きこみます。冬にはユーラシア大陸のシベリアから、冷たい季節風が吹きこみます。季節風は、日本各地の気温や降水量に大きな影響を与えています。

読解トレーニング問題
① 夏の季節風は、どこから吹きこみますか。
答え
太平洋から。

② 夏の季節風には、どのような特徴がありますか。
答え
暖かく、湿気を大量にふくんでいる。

③ 冬の季節風は、どこから吹きこみますか。
答え
ユーラシア大陸のシベリアから。

25日本の気候は、いくつの気候区に分けられますか。
答え
六つ
【解説】
日本の気候は、緯度や標高、海までの距離、山地などの影響を受けています。そのため、地域によって気温や降水量に違いがあります。日本の気候は、北海道、日本海側、太平洋側、中央高地、瀬戸内、南西諸島の六つの気候区に分けられます。それぞれの地域では、気温や降水量の季節変化に異なる特徴があります。

読解トレーニング問題
① 日本の気候に影響を与えるものを二つ答えなさい。
答え
緯度、標高、海までの距離、山地のうち二つ。

② 日本の六つの気候区をすべて答えなさい。
答え
北海道、日本海側、太平洋側、中央高地、瀬戸内、南西諸島。

③ 六つの気候区では、何に異なる特徴がありますか。
答え
気温や降水量の季節変化。

26冬でも気温が高く、台風の通り道にあたり、降水量が多い地域の気候を何といいますか。
答え
南西諸島の気候
【解説】
南西諸島は緯度の低い南に位置しています。黒潮の影響を受けるため、冬でも気温が高いのが特徴です。また、台風の通り道にあたるため、降水量が多くなっています。島の沿岸には、さんご礁が広がっています。

読解トレーニング問題
① 南西諸島は、緯度の高い所と低い所のどちらに位置しますか。
答え
緯度の低い所。

② 南西諸島で冬でも気温が高いことに影響している海流は何ですか。
答え
黒潮。

③ 南西諸島の沿岸には何が広がっていますか。
答え
さんご礁。

27はっきりした梅雨がなく、年間の降水量が少なく、冬の気温がかなり低い地域の気候を何といいますか。
答え
北海道の気候
【解説】
北海道の気候は、冬の気温がかなり低いことが特徴です。また、はっきりした梅雨がありません。年間の降水量も、ほかの地域と比べて少なくなっています。南西諸島とは、特に冬の気温などに大きな違いがあります。

読解トレーニング問題
① 北海道には、はっきりした何がありませんか。
答え
梅雨。

② 北海道の年間の降水量には、どのような特徴がありますか。
答え
少ない。

③ 北海道と南西諸島では、特に何に大きな違いがありますか。
答え
冬の気温。

28冬に雨や雪が多く降る地域の気候を何といいますか。
答え
日本海側の気候
【解説】
冬には、シベリア上空の冷たく乾いた空気が季節風となって日本へ吹いてきます。その季節風は、暖流の対馬海流が流れる日本海を通る間に、大量の水蒸気をふくみます。そのため、日本海側の地域には冬に雨や雪が降ります。中央の山脈をこえるころには季節風にふくまれる水蒸気が少なくなります。

読解トレーニング問題
① 冬の季節風のもとになる空気は、どこの上空から来ますか。
答え
シベリア上空。

② 日本海を流れる暖流を何といいますか。
答え
対馬海流。

③ 日本海側で冬に雨や雪が降るのは、季節風が日本海で何を大量にふくむためですか。
答え
水蒸気。

29冬に乾いた風が吹き、晴天が続く地域の気候を何といいますか。
答え
太平洋側の気候
【解説】
日本海側で雨や雪を降らせた冬の季節風は、中央の山脈をこえて太平洋側へ吹きます。このころには、季節風にふくまれる水蒸気が少なくなっています。そのため、太平洋側では乾いた風が吹き、冬は晴天が続きます。日本海側と太平洋側では、中央の山脈を境にして冬の天候が大きく異なります。

読解トレーニング問題
① 冬の季節風は、どこをこえて太平洋側へ吹きますか。
答え
中央の山脈。

② 太平洋側へ来た季節風にふくまれる水蒸気はどうなっていますか。
答え
少なくなっている。

③ 日本海側と太平洋側では、何を境にして冬の天候が大きく異なりますか。
答え
中央の山脈。

30降水量が少なく、古くからため池が造られてきた地域の気候を何といいますか。
答え
瀬戸内の気候
【解説】
瀬戸内地方は、中国山地と四国山地にはさまれています。そのため、太平洋や日本海からの水蒸気が届きにくく、降水量が少ないのが特徴です。夏には干ばつが起こりやすくなります。農作などに使う水を確保するため、古くからため池が造られてきました。

読解トレーニング問題
① 瀬戸内地方は、何山地と何山地にはさまれていますか。
答え
中国山地と四国山地。

② 瀬戸内地方で降水量が少ないのはなぜですか。
答え
太平洋や日本海からの水蒸気が届きにくいため。

③ 古くからため池が造られたのは、何を確保するためですか。
答え
農作などに使う水。

31年間を通して気温が低く、降水量が少なく、昼夜や夏冬の気温差が大きい地域の気候を何といいますか。
答え
中央高地の気候
【解説】
中央高地は、標高が高く山に囲まれているため、年間を通して気温が低くなっています。また、海までの距離が遠いため、降水量が少ないのが特徴です。特に夜間や冬の気温が低くなります。そのため、昼と夜、夏と冬との気温差が大きくなります。

読解トレーニング問題
① 中央高地で年間を通して気温が低いのはなぜですか。
答え
標高が高く、山に囲まれているため。

② 中央高地で降水量が少ないのはなぜですか。
答え
海までの距離が遠いため。

③ 中央高地では、どのような気温差が大きくなりますか。二つ答えなさい。
答え
昼と夜の気温差、夏と冬の気温差。

⑤ 学習課題に答えるまとめ問題

32日本の山地と河川には、どのような特色がありますか。「約4分の3」「山から海までの距離」という語句を使って説明しなさい。
答え
日本は国土の約4分の3が山地で、川は大陸の川と比べて山から海までの距離が短く、傾斜が急で、流域面積がせまい。
【解説】
日本列島は環太平洋地域の変動帯に位置しているため、標高の高い山々や火山が連なっています。そのため、国土の約4分の3が山地です。中央に高い山脈や山地が連なっているため、日本の川は山から海までの距離が短く、傾斜が急で、流域面積がせまくなっています。この地形は、日本の自然や人々の生活にも大きな影響を与えています。

読解トレーニング問題
① 日本列島は、どこの変動帯に位置していますか。
答え
環太平洋地域の変動帯。

② 日本の国土の約何分の何が山地ですか。
答え
約4分の3。

③ 日本の川の特色を三つ答えなさい。
答え
山から海までの距離が短いこと、傾斜が急なこと、流域面積がせまいこと。

33日本の平地では、地形によって土地利用にどのような違いがありますか。「低地」「台地」「扇状地」を使って説明しなさい。
答え
水が得やすい低地は主に水田に、水が得にくい台地は主に畑に利用され、地下に水がしみこみやすい扇状地は果樹園などに利用されることが多い。
【解説】
日本の平地には、低地、台地、扇状地など、さまざまな地形があります。水が得やすい低地は、主に水田として利用されています。水を得にくい台地は主に畑として利用され、地下に水がしみこみやすい扇状地は果樹園などに利用されることが多くなっています。このように、それぞれの土地の水の得やすさと土地利用には関係があります。

読解トレーニング問題
① 低地が主に水田として利用されるのはなぜですか。
答え
水が得やすいため。

② 台地は主に何として利用されていますか。
答え
畑。

③ 扇状地が果樹園などに利用されることが多いのはなぜですか。
答え
地下に水がしみこみやすいため。

34日本海側の気候と太平洋側の気候では、冬の天候にどのような違いがありますか。
答え
日本海側では冬に雨や雪が多く、太平洋側では乾いた風が吹いて晴天が続く。
【解説】
冬には、シベリア上空の冷たく乾いた空気が季節風となって日本へ吹きます。季節風は日本海を通る間に大量の水蒸気をふくみ、日本海側に雨や雪を降らせます。その後、中央の山脈をこえると水蒸気が少なくなるため、太平洋側では乾いた風が吹き、晴天が続きます。このように、中央の山脈を境として日本海側と太平洋側では冬の天候が大きく異なります。

読解トレーニング問題
① 冬の季節風は、どこから吹いてきますか。
答え
シベリア上空。

② 日本海側で冬に雨や雪が降るのはなぜですか。
答え
季節風が日本海を通る間に大量の水蒸気をふくむため。

③ 太平洋側で冬に晴天が続くのはなぜですか。
答え
中央の山脈をこえた季節風は水蒸気が少なくなっているため。

35日本には全体としてどのような特色が見られ、一方でどのような多様性がありますか。地形と気候に注目して説明しなさい。
答え
日本は変動帯に位置し、国土の約4分の3を山地が占め、海に囲まれた島国であるという特色がある。一方、南北に長く、緯度や標高、海までの距離、山地などの影響によって、地域ごとに地形や気温、降水量などが異なるという多様性がある。
【解説】
日本列島は環太平洋地域の変動帯に位置しており、高い山々や火山が多く、国土の約4分の3を山地が占めています。また、海に囲まれた島国で、周囲にはさまざまな海岸や海流が見られます。一方、日本列島は南北に長く、緯度や標高、海までの距離、山地の影響によって、地域ごとに気温や降水量が異なります。そのため、日本には共通する特色がある一方で、地域によって地形や気候にさまざまな違いがあります。

読解トレーニング問題
① 日本列島はどこの変動帯に位置していますか。
答え
環太平洋地域の変動帯。

② 日本の気候に地域差が生まれる要因を二つ答えなさい。
答え
緯度、標高、海までの距離、山地のうち二つ。

③ 日本全体の特色と地域の多様性について、短くまとめなさい。
答え
日本には山地が多く海に囲まれているなどの共通する特色がある一方、地域によって地形や気候にさまざまな違いがある。

重要年号

この範囲では、歴史の学習のように暗記する必要のある重要年号はありません。
数字では、次の内容を特に覚えましょう。

1年に数cm プレートが動く速さ。
約4分の3 日本の国土に占める山地の割合。
約3分の2 日本の国土に占める森林の割合。
約3000m前後 日本アルプスの主な山々の標高。
約4分の1 日本の国土に占める平野と盆地の面積。
8000mをこえる 日本列島の太平洋側に連なる海溝の深さ。
約200mまで 日本列島周辺に見られる大陸棚のおおよその深さ。
六つ 日本の気候区の数。
重要語句

ウェビング:思いついたことの中から関連するものを線でつなぎ、関係を整理する方法。

プレート:地球の表面をおおう、十数枚の硬い岩石の層。

変動帯:地震の震源や火山が帯のように分布し、地面の動きが活発で不安定な地域。

環太平洋地域:太平洋を囲む主な変動帯。日本列島もこの変動帯に位置する。

日本アルプス:本州中央部にある飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈の三つの山脈。

フォッサマグナ:本州中央部にある帯状の地域で、その東西では地形や岩石の特徴が大きく異なる。「大きなくぼみ」という意味。

流域面積:河川に水が流れこむ範囲の面積。

盆地:内陸部にある山に囲まれた平地。

平野:海に面した所などに広がる平地。

扇状地:川が山間部から平野や盆地へ流れ出た所に、粒の大きい土砂がたまってできる地形。

三角州:川が海や大きな湖に流れこむ所に、細かい土砂がたまってできる地形。

低地:海や川に沿った低い土地。水を得やすく、主に水田に利用される。

台地:低地より高い所に広がる平らな土地。水を得にくく、主に畑に利用される。

リアス海岸:奥行きのある湾と岬が入り組んだ海岸。

人工海岸:コンクリートなどでおおわれた海岸。

大陸棚:大陸の周辺にある、ゆるやかに傾斜する海底。

黒潮:赤道付近から東日本の太平洋沖を北上する暖流。

親潮:千島列島から南下する寒流。

潮目(潮境):黒潮と親潮がぶつかる場所。豊かな漁場になっている。

対馬海流:黒潮から分かれて日本海に流れこみ、日本列島に沿って北上する暖流。

亜寒帯(冷帯):北海道が属する気候帯。

温帯:北海道以外の日本の大部分が属する気候帯。

温暖湿潤気候:温帯の中でも日本の大部分が分類される気候。

季節風(モンスーン):日本の夏と冬の気候に大きな影響を与える風。夏は太平洋から、冬はシベリア方面から吹く。

梅雨:日本で見られる降水量の多い時期。

北海道の気候:はっきりした梅雨がなく、年間の降水量が少なく、冬の気温がかなり低い。

日本海側の気候:冬の季節風の影響で雨や雪が多い。

太平洋側の気候:冬は乾いた風が吹き、晴天が続く。

瀬戸内の気候:降水量が少なく、夏に干ばつが起こりやすいため、古くからため池が造られてきた。

中央高地の気候:年間を通して気温が低く、降水量が少なく、昼と夜や夏と冬の気温差が大きい。

南西諸島の気候:冬でも気温が高く、台風の通り道にあたるため降水量が多い。沿岸にはさんご礁が広がる。
学習課題のまとめ

学習課題①:
日本には全体としてどのような特色が見られるでしょうか。一方でどのような多様性があるでしょうか。

まとめ:
日本列島は環太平洋地域の変動帯に位置し、国土の約4分の3が山地で、海に囲まれた島国です。一方、日本列島は南北に長く、緯度や標高、海までの距離、山地などの影響によって、地域ごとに地形や気候にさまざまな違いがあります。

学習課題②:
日本の地形の特色は、地域によってどのようなちがいがあるのでしょうか。

まとめ:
日本には高い山地が多く、本州中央部には日本アルプスフォッサマグナがあります。川は山から海までの距離が短く、傾斜が急で、流域面積がせまいという特徴があります。平地には盆地・平野・扇状地・三角州・台地・低地などがあり、海岸にも岩石海岸、砂浜海岸、リアス海岸、人工海岸など、さまざまな地形が見られます。

学習課題③:
日本の気候は、地域によってどのようなちがいがあるでしょうか。

まとめ:
日本は南北に長く、緯度や標高、海までの距離、山地などの影響を受けるため、地域によって気温や降水量が異なります。そのため、日本の気候は北海道・日本海側・太平洋側・中央高地・瀬戸内・南西諸島の六つの気候区に分けられます。特に冬は、季節風が日本海で水蒸気をふくむため日本海側では雨や雪が多く、中央の山脈をこえた太平洋側では乾いた風が吹いて晴天が続きます。

つまり、日本には山地が多く海に囲まれているという全体的な特色がある一方、南北に長い国土や山地・海の影響によって、地域ごとに地形や気候に大きな違いがあります。