教科書
1 地層のなり立ち
図1のように、かたい岩石も、長い年月をかけて、
気温の変化や風雨のはたらきによってもろくなり(風化)、
けずられ(侵食)、川などの水の流れによって下流へと運ばれる(運搬)。
そして、これらは砂、泥などの粒となり、
平野や海岸などの水の流れがゆるやかになったところにたまる(堆積)。
このほかに、火山灰なども湖や海などで堆積することがある。
こうして、堆積したものが層になることで、地層がつくられる。
地層は、長い年月の間に隆起して陸地になることがあり、
陸になった地層は、がけなどの露頭で見ることができる。
「調べよう」のAの実験から、れき、砂、泥はしずむ速さが異なるため、
粒の大きさごとに堆積することがわかる。
また、Bの実験では、流れる水のはたらきにより土砂の山が侵食され、
運搬された砂や泥が堆積するようすが観察できる。
流れる水のはたらきで平野や海まで運搬された土砂は、
粒の大きいものほど海岸に近いところに堆積し、
沖に向かうほど粒の小さいものが堆積する。
そのため、海岸から沖にかけて、粒の大きさが異なる層がつくられる。
図1のように、かたい岩石も、長い年月をかけて、
気温の変化や風雨のはたらきによってもろくなり(風化)、
けずられ(侵食)、川などの水の流れによって下流へと運ばれる(運搬)。
そして、これらは砂、泥などの粒となり、
平野や海岸などの水の流れがゆるやかになったところにたまる(堆積)。
このほかに、火山灰なども湖や海などで堆積することがある。
こうして、堆積したものが層になることで、地層がつくられる。
地層は、長い年月の間に隆起して陸地になることがあり、
陸になった地層は、がけなどの露頭で見ることができる。
「調べよう」のAの実験から、れき、砂、泥はしずむ速さが異なるため、
粒の大きさごとに堆積することがわかる。
また、Bの実験では、流れる水のはたらきにより土砂の山が侵食され、
運搬された砂や泥が堆積するようすが観察できる。
流れる水のはたらきで平野や海まで運搬された土砂は、
粒の大きいものほど海岸に近いところに堆積し、
沖に向かうほど粒の小さいものが堆積する。
そのため、海岸から沖にかけて、粒の大きさが異なる層がつくられる。
授業
今日は、地層がどのようにしてできるのかについて学習します。
地層は、一瞬でできるものではなく、とても長い年月をかけて少しずつつくられていきます。
この「とても長い年月」という表現は、テストでよく使われる重要な言葉なので、しっかり意識しておきましょう。
まず、地層のもとになるのは、地表にあるかたい岩石です。
かたい岩石でも、気温の変化や風雨のはたらきを長い間受け続けることで、少しずつもろくなっていきます。
このように、岩石がこわれやすくなることを風化といいます。
風化は、岩石が「くだける前の変化」であることが、テストに出やすいポイントです。
風化によってもろくなった岩石は、雨水や川の水の力によって削られていきます。
このように、岩石や土が削り取られることを侵食といいます。
風化=もろくする、侵食=けずるという違いを、必ず区別して覚えておきましょう。
侵食によって削られた岩石や土は、その場にとどまらず、川などの水の流れによって下流へ運ばれていきます。
このように、水によって土砂が運ばれることを運搬といいます。
テストでは、風化→侵食→運搬→堆積の順番が正しく並べられるかがよく問われます。
運ばれてきた土砂は、平野や海岸など、水の流れがゆるやかになった場所でたまっていきます。
このように、土砂が積もることを堆積といいます。
堆積は、地層ができるための最も重要な過程です。
堆積するものは、砂や泥だけではありません。
火山灰も、湖や海などで堆積することがあります。
火山灰が積もってできた地層は、テストで写真や図として出題されることがあります。
このようにして、堆積したものが層となって重なり、地層がつくられます。
地層は、長い年月の間に地面が押し上げられ、陸地になることがあります。
この地面の動きを隆起といいます。
隆起して陸地になった地層は、がけや崖崩れ、道路工事などで地表にあらわれます。
地層が地表にあらわれている場所を露頭といいます。
露頭は、地層のようすを直接観察できる場所として、テストに出やすい重要語句です。
次に、「調べよう」のAの実験について考えます。
この実験では、れき・砂・泥を水の中に入れて、しずむ速さを調べました。
その結果、粒の大きいものほど速くしずみ、小さいものほどゆっくりしずむことがわかります。
そのため、粒の大きさごとに分かれて堆積します。
次に、Bの実験では、流れる水のはたらきが観察されました。
水の流れによって、土砂の山が侵食され、運搬され、下流で堆積するようすが見られました。
この実験は、自然界で起こっている地層のでき方を再現したものです。
川によって平野や海まで運ばれた土砂は、すべて同じ場所にたまるわけではありません。
粒の大きいものほど海岸に近いところに堆積し、
粒の小さいものほど沖のほうに堆積します。
この関係は、図と組み合わせてテストに出やすい重要ポイントです。
その結果、海岸から沖にかけて、粒の大きさが異なる層がつくられます。
このように、地層は堆積した場所や条件によって、ちがいが生まれます。
最後に今日のまとめです。
地層は、風化→侵食→運搬→堆積という流れが、とても長い年月くり返されることでつくられます。
この流れと、それぞれの言葉の意味を正確に説明できるようにしておくことが、テストで高得点を取るポイントです。
次の時間は、地層からわかる昔の環境について学習していきます。
地層は、一瞬でできるものではなく、とても長い年月をかけて少しずつつくられていきます。
この「とても長い年月」という表現は、テストでよく使われる重要な言葉なので、しっかり意識しておきましょう。
まず、地層のもとになるのは、地表にあるかたい岩石です。
かたい岩石でも、気温の変化や風雨のはたらきを長い間受け続けることで、少しずつもろくなっていきます。
このように、岩石がこわれやすくなることを風化といいます。
風化は、岩石が「くだける前の変化」であることが、テストに出やすいポイントです。
風化によってもろくなった岩石は、雨水や川の水の力によって削られていきます。
このように、岩石や土が削り取られることを侵食といいます。
風化=もろくする、侵食=けずるという違いを、必ず区別して覚えておきましょう。
侵食によって削られた岩石や土は、その場にとどまらず、川などの水の流れによって下流へ運ばれていきます。
このように、水によって土砂が運ばれることを運搬といいます。
テストでは、風化→侵食→運搬→堆積の順番が正しく並べられるかがよく問われます。
運ばれてきた土砂は、平野や海岸など、水の流れがゆるやかになった場所でたまっていきます。
このように、土砂が積もることを堆積といいます。
堆積は、地層ができるための最も重要な過程です。
堆積するものは、砂や泥だけではありません。
火山灰も、湖や海などで堆積することがあります。
火山灰が積もってできた地層は、テストで写真や図として出題されることがあります。
このようにして、堆積したものが層となって重なり、地層がつくられます。
地層は、長い年月の間に地面が押し上げられ、陸地になることがあります。
この地面の動きを隆起といいます。
隆起して陸地になった地層は、がけや崖崩れ、道路工事などで地表にあらわれます。
地層が地表にあらわれている場所を露頭といいます。
露頭は、地層のようすを直接観察できる場所として、テストに出やすい重要語句です。
次に、「調べよう」のAの実験について考えます。
この実験では、れき・砂・泥を水の中に入れて、しずむ速さを調べました。
その結果、粒の大きいものほど速くしずみ、小さいものほどゆっくりしずむことがわかります。
そのため、粒の大きさごとに分かれて堆積します。
次に、Bの実験では、流れる水のはたらきが観察されました。
水の流れによって、土砂の山が侵食され、運搬され、下流で堆積するようすが見られました。
この実験は、自然界で起こっている地層のでき方を再現したものです。
川によって平野や海まで運ばれた土砂は、すべて同じ場所にたまるわけではありません。
粒の大きいものほど海岸に近いところに堆積し、
粒の小さいものほど沖のほうに堆積します。
この関係は、図と組み合わせてテストに出やすい重要ポイントです。
その結果、海岸から沖にかけて、粒の大きさが異なる層がつくられます。
このように、地層は堆積した場所や条件によって、ちがいが生まれます。
最後に今日のまとめです。
地層は、風化→侵食→運搬→堆積という流れが、とても長い年月くり返されることでつくられます。
この流れと、それぞれの言葉の意味を正確に説明できるようにしておくことが、テストで高得点を取るポイントです。
次の時間は、地層からわかる昔の環境について学習していきます。
一問一答形式(理解・暗記)15問
Q1. かたい岩石が、気温の変化や風雨のはたらきで、もろくなることを何というか。答え
風化
Q2. もろくなった岩石や土が、水の力でけずられることを何というか。
答え
侵食
Q3. けずられた土砂が、川などの水の流れで下流へ運ばれることを何というか。
答え
運搬
Q4. 運ばれてきた土砂が、水の流れがゆるやかな場所にたまることを何というか。
答え
堆積
Q5. 地層は、一瞬でできるものではなく、どのくらいの時間をかけてできるか。
答え
とても長い年月
Q6. 堆積したものがどうなることで、地層がつくられるか。
答え
層になって重なることで
Q7. 地層が長い年月の間に押し上げられて陸地になることを何というか。
答え
隆起(りゅうき)
Q8. 陸になった地層を、がけなどで観察できる場所を何というか。
答え
露頭(ろとう)
Q9. れき・砂・泥が粒の大きさごとに堆積するのは、何がちがうためか。
答え
しずむ速さ
Q10. れきの粒の大きさは何mm以上か。
答え
2mm以上
Q11. 砂の粒の大きさは、何mm〜何mm程度か(上限と下限)。
答え
2mm〜約0.06mm(16分の1mm)
Q12. 泥の粒の大きさは約何mm以下か。
答え
約0.06mm以下
Q13. 流れる水で運搬された土砂は、粒が大きいほどどこに堆積しやすいか。
答え
海岸に近いところ
Q14. 流れる水で運搬された土砂は、粒が小さいほどどこに堆積しやすいか。
答え
沖のほう(沖に向かうほど)
Q15. 砂や泥のほかに、湖や海などで堆積することがあるものを1つ答えよ。
答え
火山灰
テストに出やすい問題(形式いろいろ)15問
Q16. (並べかえ)地層ができる流れを正しい順に並べよ。〔運搬/風化/堆積/侵食〕
答え
風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積
Q17. (選択)「風化」の説明として正しいものを選べ。
ア:水の流れで土砂が運ばれる イ:岩石がもろくなる ウ:土砂が積もる
答え
イ
Q18. (選択)「侵食」の説明として正しいものを選べ。
ア:岩石や土がけずり取られる イ:岩石が温められてとける ウ:土砂が層になる
答え
ア
Q19. (選択)「運搬」の説明として正しいものを選べ。
ア:土砂が海で固まる イ:水によって土砂が下流へ運ばれる ウ:土砂がその場にたまる
答え
イ
Q20. (選択)「堆積」の説明として正しいものを選べ。
ア:土砂が水の流れのゆるやかな場所にたまる イ:岩石がもろくなる ウ:岩石がけずられる
答え
ア
Q21. (穴埋め)れきは( ① )mm以上、泥は約( ② )mm以下である。
答え
①2 ②0.06
Q22. (穴埋め)砂の粒の大きさは、( ① )mm〜約( ② )mmである。
答え
①2 ②0.06
Q23. (分類)次の粒の大きさの土砂を、れき・砂・泥に分類せよ。
A:5mm B:0.5mm C:0.01mm
答え
A:れき B:砂 C:泥
Q24. (分類)次の粒の大きさの土砂を、れき・砂・泥に分類せよ。
A:1mm B:20mm C:0.06mm
答え
A:砂 B:れき C:砂(境目)
Q25. (記述)れき・砂・泥が粒の大きさごとに堆積する理由を、「しずむ速さ」を使って説明せよ。
答え
粒が大きいほど速くしずみ、粒が小さいほどゆっくりしずむため、粒の大きさごとに分かれて堆積する
Q26. (選択)海岸から沖に向かうほど、堆積する粒はどうなるか。
ア:大きくなる イ:小さくなる ウ:変わらない
答え
イ
Q27. (記述)露頭とは何か、短く説明せよ。
答え
地層が地表にあらわれている場所
Q28. (記述)隆起とは何か、短く説明せよ。
答え
地層が押し上げられて陸地になること
Q29. (実験)流れる水で土砂の山がけずられ、下流に砂や泥がたまる実験で観察できる流れを、3つ答えよ。
答え
侵食・運搬・堆積
Q30. (総合)次の文の( )に当てはまる語句を入れよ。
「かたい岩石は、気温の変化や風雨で( ① )し、その後、水の力で( ② )される。けずられた土砂は川で( ③ )され、水の流れがゆるやかな場所で( ④ )して地層ができる。」
答え
①風化 ②侵食 ③運搬 ④堆積
