教科書
2 堆積岩(たいせきがん)
流れる水のはたらきで運搬されたれき、砂、泥は、粒の大きさごとに分別されて堆積する。
それらの堆積物は、その上に積み重なる堆積物の重みでおし固められ、長い年月をかけてかたい岩石になる。
堆積物が固まってできた岩石を、堆積岩という。
れき、砂、泥のほかにも堆積岩をつくるものがある。
例えば、サンゴや海水中をただよっている小さな生物の骨格や殻が集まり、固まったものは、石灰岩やチャートなどになる。
また、火山灰が集まり、固まったものは、凝灰岩(ぎょうかいがん)になる。
観察から
れき岩と砂岩と泥岩では、岩石をつくる粒の大きさにちがいがあった。
またそれらは、流れる水や風の影響で、角がとれた粒でできたものが多い。
一方、図1 は火山灰が固まった岩石なので、角張った鉱凝をふくむことがある。
石灰岩は、貝殻やサンゴなどが堆積してできた岩石で、うすい塩酸をかけると、とけて気体(二酸化炭素)が発生する。
チャートは、海水中をただよっている図2 のような小さな生物の殻が堆積してできた岩石で、くぎでひっかいても、傷がつかないほどかたく、うすい塩酸をかけてもとけない。
石灰岩とチャートは、れきや砂、泥などの粒をほとんどふくまない。
このように、堆積岩は堆積岩にふくまれる粒の大きさやでき方などに、ちがいが見られる。
堆積岩からわかること
れき岩、砂岩、泥岩は陸上や陸に近いところでできる。
一方、石灰岩は大洋のあたたかい浅い海で、またチャートは大陸から遠くはなれた海でできるので、砂や泥をほとんどふくまない。
このように、堆積岩はそれぞれ、堆積した場所が異なっている。
堆積岩の種類と堆積する場所の関係は、堆積岩が見つかった場所が昔どのような場所(環境)だったのかをさぐる、重要な手がかりになる。
流れる水のはたらきで運搬されたれき、砂、泥は、粒の大きさごとに分別されて堆積する。
それらの堆積物は、その上に積み重なる堆積物の重みでおし固められ、長い年月をかけてかたい岩石になる。
堆積物が固まってできた岩石を、堆積岩という。
れき、砂、泥のほかにも堆積岩をつくるものがある。
例えば、サンゴや海水中をただよっている小さな生物の骨格や殻が集まり、固まったものは、石灰岩やチャートなどになる。
また、火山灰が集まり、固まったものは、凝灰岩(ぎょうかいがん)になる。
観察から
れき岩と砂岩と泥岩では、岩石をつくる粒の大きさにちがいがあった。
またそれらは、流れる水や風の影響で、角がとれた粒でできたものが多い。
一方、図1 は火山灰が固まった岩石なので、角張った鉱凝をふくむことがある。
石灰岩は、貝殻やサンゴなどが堆積してできた岩石で、うすい塩酸をかけると、とけて気体(二酸化炭素)が発生する。
チャートは、海水中をただよっている図2 のような小さな生物の殻が堆積してできた岩石で、くぎでひっかいても、傷がつかないほどかたく、うすい塩酸をかけてもとけない。
石灰岩とチャートは、れきや砂、泥などの粒をほとんどふくまない。
このように、堆積岩は堆積岩にふくまれる粒の大きさやでき方などに、ちがいが見られる。
堆積岩からわかること
れき岩、砂岩、泥岩は陸上や陸に近いところでできる。
一方、石灰岩は大洋のあたたかい浅い海で、またチャートは大陸から遠くはなれた海でできるので、砂や泥をほとんどふくまない。
このように、堆積岩はそれぞれ、堆積した場所が異なっている。
堆積岩の種類と堆積する場所の関係は、堆積岩が見つかった場所が昔どのような場所(環境)だったのかをさぐる、重要な手がかりになる。
授業 堆積岩
今日は、地層の学習につづいて、地層をつくっている岩石の一つである堆積岩について学びます。
堆積岩は、どのようにしてできた岩石なのか、また、堆積岩から何がわかるのかを考えながら学習を進めていきましょう。
まず、川などの流れる水のはたらきによって、れき、砂、泥が運ばれます。
これらは、水の流れの強さや粒の大きさのちがいによって、粒の大きさごとに分別されて堆積します。
この点は、地層の成り立ちと同じで、テストでもよく問われる重要なポイントです。
堆積したれき、砂、泥は、その上に新しい堆積物が積み重なることで、だんだんと強い重みを受けます。
その重みによっておし固められ、さらに長い年月をかけて、かたい岩石へと変化していきます。
このように、堆積物が固まってできた岩石を堆積岩といいます。
堆積岩をつくる材料は、れき、砂、泥だけではありません。
海の中では、サンゴや、海水中をただよっている小さな生物の骨格や殻がたくさん集まり、堆積することがあります。
それらが長い時間をかけて固まると、石灰岩やチャートといった堆積岩になります。
また、火山が噴火したときに出る火山灰が堆積して固まると、凝灰岩(ぎょうかいがん)という堆積岩になります。
火山灰がもとになっている点は、れき・砂・泥からできた堆積岩との大きなちがいです。
観察をすると、れき岩、砂岩、泥岩では、岩石をつくる粒の大きさにちがいがあることがわかります。
れき岩は粒が最も大きく、砂岩は中くらい、泥岩は最も細かい粒でできています。
この粒の大きさのちがいは、テストで必ずといってよいほど出題されます。
また、れき岩・砂岩・泥岩をつくる粒は、流れる水や風の影響を受けて運ばれてきたため、角がとれた丸みのある粒でできていることが多いです。
一方、凝灰岩(ぎょうかいがん)は火山灰が固まってできた岩石なので、角張った鉱物をふくむことがあります。
この点も、観察問題でよく出るポイントです。
石灰岩は、貝殻やサンゴなどが堆積してできた岩石です。
石灰岩にうすい塩酸をかけると、とけて気体(二酸化炭素)が発生します。
「塩酸をかけると泡が出る」という性質は、石灰岩を見分ける決め手としてテストに出やすい重要事項です。
チャートは、海水中をただよっている小さな生物の殻が堆積してできた岩石です。
チャートは非常にかたく、くぎでひっかいても傷がつかないほどです。
また、うすい塩酸をかけてもとけないという性質があります。
この点で、石灰岩とははっきり区別できます。
石灰岩とチャートは、れき・砂・泥などの粒をほとんどふくまない堆積岩です。
このことから、堆積岩には、ふくまれる粒の大きさやでき方にちがいがあることがわかります。
次に、堆積岩からわかることについて考えます。
れき岩、砂岩、泥岩は、主に陸上や陸に近いところでつくられます。
これは、れきや砂、泥が川から運ばれてくる場所だからです。
一方、石灰岩は大洋のあたたかい浅い海でつくられます。
また、チャートは大陸から遠くはなれた海でつくられます。
そのため、これらの岩石には砂や泥がほとんどふくまれていません。
このように、堆積岩の種類によって、堆積した場所が異なることがわかります。
堆積岩の種類と、堆積した場所との関係は、その場所が昔どのような環境だったのかを調べるための、重要な手がかりになります。
ここは記述問題で特に出やすい部分です。
れき、砂、泥がおし固められてできた岩石を、それぞれれき岩、砂岩、泥岩といいます。
名前と材料をセットで覚えておきましょう。
最後に、深海で見られるマリンスノーについて説明します。
マリンスノーとは、海水中をただよっている小さな生物の死がいなどのことです。
マリンスノーは、長い時間をかけて深海に少しずつ積もっていきます。
その一部が、さらに長い時間をかけて固まり、チャートになると考えられています。
今日のまとめです。
堆積岩は、堆積物の種類や粒の大きさ、でき方によって、さまざまな種類があります。
そして、堆積岩を調べることで、その土地の昔の環境を知ることができます。
この考え方は、定期テストでも非常に重要なので、しっかり理解しておきましょう。
堆積岩は、どのようにしてできた岩石なのか、また、堆積岩から何がわかるのかを考えながら学習を進めていきましょう。
まず、川などの流れる水のはたらきによって、れき、砂、泥が運ばれます。
これらは、水の流れの強さや粒の大きさのちがいによって、粒の大きさごとに分別されて堆積します。
この点は、地層の成り立ちと同じで、テストでもよく問われる重要なポイントです。
堆積したれき、砂、泥は、その上に新しい堆積物が積み重なることで、だんだんと強い重みを受けます。
その重みによっておし固められ、さらに長い年月をかけて、かたい岩石へと変化していきます。
このように、堆積物が固まってできた岩石を堆積岩といいます。
堆積岩をつくる材料は、れき、砂、泥だけではありません。
海の中では、サンゴや、海水中をただよっている小さな生物の骨格や殻がたくさん集まり、堆積することがあります。
それらが長い時間をかけて固まると、石灰岩やチャートといった堆積岩になります。
また、火山が噴火したときに出る火山灰が堆積して固まると、凝灰岩(ぎょうかいがん)という堆積岩になります。
火山灰がもとになっている点は、れき・砂・泥からできた堆積岩との大きなちがいです。
観察をすると、れき岩、砂岩、泥岩では、岩石をつくる粒の大きさにちがいがあることがわかります。
れき岩は粒が最も大きく、砂岩は中くらい、泥岩は最も細かい粒でできています。
この粒の大きさのちがいは、テストで必ずといってよいほど出題されます。
また、れき岩・砂岩・泥岩をつくる粒は、流れる水や風の影響を受けて運ばれてきたため、角がとれた丸みのある粒でできていることが多いです。
一方、凝灰岩(ぎょうかいがん)は火山灰が固まってできた岩石なので、角張った鉱物をふくむことがあります。
この点も、観察問題でよく出るポイントです。
石灰岩は、貝殻やサンゴなどが堆積してできた岩石です。
石灰岩にうすい塩酸をかけると、とけて気体(二酸化炭素)が発生します。
「塩酸をかけると泡が出る」という性質は、石灰岩を見分ける決め手としてテストに出やすい重要事項です。
チャートは、海水中をただよっている小さな生物の殻が堆積してできた岩石です。
チャートは非常にかたく、くぎでひっかいても傷がつかないほどです。
また、うすい塩酸をかけてもとけないという性質があります。
この点で、石灰岩とははっきり区別できます。
石灰岩とチャートは、れき・砂・泥などの粒をほとんどふくまない堆積岩です。
このことから、堆積岩には、ふくまれる粒の大きさやでき方にちがいがあることがわかります。
次に、堆積岩からわかることについて考えます。
れき岩、砂岩、泥岩は、主に陸上や陸に近いところでつくられます。
これは、れきや砂、泥が川から運ばれてくる場所だからです。
一方、石灰岩は大洋のあたたかい浅い海でつくられます。
また、チャートは大陸から遠くはなれた海でつくられます。
そのため、これらの岩石には砂や泥がほとんどふくまれていません。
このように、堆積岩の種類によって、堆積した場所が異なることがわかります。
堆積岩の種類と、堆積した場所との関係は、その場所が昔どのような環境だったのかを調べるための、重要な手がかりになります。
ここは記述問題で特に出やすい部分です。
れき、砂、泥がおし固められてできた岩石を、それぞれれき岩、砂岩、泥岩といいます。
名前と材料をセットで覚えておきましょう。
最後に、深海で見られるマリンスノーについて説明します。
マリンスノーとは、海水中をただよっている小さな生物の死がいなどのことです。
マリンスノーは、長い時間をかけて深海に少しずつ積もっていきます。
その一部が、さらに長い時間をかけて固まり、チャートになると考えられています。
今日のまとめです。
堆積岩は、堆積物の種類や粒の大きさ、でき方によって、さまざまな種類があります。
そして、堆積岩を調べることで、その土地の昔の環境を知ることができます。
この考え方は、定期テストでも非常に重要なので、しっかり理解しておきましょう。
一問一答形式(理解・暗記)15問
Q1. 堆積物が固まってできた岩石を何というか。答え
堆積岩(たいせきがん)
Q2. れき・砂・泥は、流れる水のはたらきで運ばれたあと、何によって分別されて堆積するか。
答え
粒の大きさ(つぶの おおきさ)
Q3. 堆積物は、上に積み重なる堆積物の重みでどうなるか。
答え
おし固められる
Q4. れきがおし固められてできた堆積岩を何というか。
答え
れき岩(れきがん)
Q5. 砂がおし固められてできた堆積岩を何というか。
答え
砂岩(さがん)
Q6. 泥がおし固められてできた堆積岩を何というか。
答え
泥岩(でいがん)
Q7. サンゴや貝殻などが集まって固まってできる堆積岩を何というか。
答え
石灰岩(せっかいがん)
Q8. 海水中をただよう小さな生物の殻が集まって固まってできる堆積岩を何というか。
答え
チャート
Q9. 火山灰が集まって固まってできる堆積岩を何というか。
答え
凝灰岩(ぎょうかいがん)
Q10. 石灰岩にうすい塩酸をかけると発生する気体は何か。
答え
二酸化炭素(にさんか たんそ)
Q11. チャートは、くぎでひっかいても傷がつかないほどどういう性質か。
答え
かたい
Q12. チャートにうすい塩酸をかけてもどうなるか。
答え
とけない
Q13. れき岩・砂岩・泥岩は、どこでできることが多いか。
答え
陸上や陸に近いところ
Q14. 石灰岩は、どのような海でできるか。
答え
大洋のあたたかい浅い海
Q15. 海水中をただよう小さな生物の死がいなどを何というか。
答え
マリンスノー
テストに出やすい問題(形式いろいろ)15問
Q16. (穴埋め)堆積物は、上に積み重なる堆積物の( )でおし固められ、長い年月をかけてかたい岩石になる。答え
重み(おもみ)
Q17. (選択)れき岩・砂岩・泥岩をつくる粒の大きさが大きい順に並べたものはどれか。
ア:泥→砂→れき イ:れき→砂→泥 ウ:砂→れき→泥
答え
イ:れき→砂→泥
Q18. (正誤)れき岩・砂岩・泥岩は、流れる水や風の影響で角がとれた粒でできたものが多い。
答え
正(ただしい)
Q19. (正誤)火山灰が固まった岩石には、角がとれた粒だけがふくまれる。
答え
誤(あやまり)
Q20. (記述:1〜2行)堆積岩とは何か。「何がどうなってできた岩石か」を短く書きなさい。
答え
堆積物(たいせきぶつ)が固まってできた岩石。
Q21. (選択)うすい塩酸をかけるととけて二酸化炭素が出る堆積岩はどれか。
ア:石灰岩 イ:チャート ウ:砂岩
答え
ア:石灰岩(せっかいがん)
Q22. (穴埋め)太平洋のような大洋の( )浅い海でできる堆積岩は石灰岩である。
答え
あたたかい
Q23. (短答)大陸から遠くはなれた海ででき、砂や泥をほとんどふくまない堆積岩は何か。
答え
チャート
Q24. (並べかえ)次の「でき方」を、れき岩→石灰岩→凝灰岩に対応するように並べなさい。
ア:火山灰が固まる イ:れきが固まる ウ:貝殻やサンゴが固まる
答え
れき岩:イ 石灰岩:ウ 凝灰岩:ア
Q25. (穴埋め)石灰岩とチャートは、れきや砂、泥などの粒を( )ふくまない。
答え
ほとんど
Q26. (記述:1〜2行)堆積岩の種類と堆積する場所の関係が、何を調べる手がかりになるか。
答え
その場所が昔どのような場所(環境)だったかをさぐる手がかり。
Q27. (短答)マリンスノーの一部が、長い時間をかけて何になるか。
答え
チャート
Q28. (穴埋め)れき岩・砂岩・泥岩は、( )や陸に近いところでできる。
答え
陸上(りくじょう)
Q29. (正誤)チャートは、うすい塩酸をかけるととけて二酸化炭素が発生する。
答え
誤(あやまり)
Q30. (記述:1〜2行)凝灰岩は何が固まってできた岩石か。短く書きなさい。
答え
火山灰(かざんばい)が集まって固まってできた岩石。
