教科書 120ページ 5 水の通り道

教科書 120ページ 5 水の通り道

「水の通り道」重要事項一覧

重要度 覚えること 内容
★★★水の通り道根から取り入れられた水は、根・茎・葉の決まった通り道を通る
★★★維管束葉脈などに見られる、管が集まった束
★★★道管根から吸収された水や水にとけた肥料分の通り道
★★★師管葉でつくられた養分の通り道
★★★根の主なはたらき水や水にとけた肥料分を吸収する
★★★根毛根の表面積を広げ、水や肥料分を効率よく取りこむ
★★★葉の水の通り道葉脈にある道管を通る
★★★茎の水の通り道維管束の中の道管を通る
★★★光合成でできた養分水にとけやすい物質に変化して師管を通る
★★★養分の行き先師管を通って植物のからだ全体の細胞に運ばれる
★★☆維管束のつながり根から茎、葉へとつながっている
★★☆茎の維管束のはたらき植物のからだを支えるはたらきもある
★★★単子葉類の維管束茎の中に全体的に散らばっている
★★★双子葉類の維管束茎の周辺部に輪の形に並んでいる
★★☆表皮細胞内側の組織を守る
★★☆葉肉細胞活発に光合成を行う
★★☆孔辺細胞気孔をつくっている細胞
★★☆葉の断面表側に近いところでは縦長の細胞がすきまなく並び、裏側に近いところでは細胞の間にすきまがある

① 水の通り道

1 根から取り入れられた水は、植物のどこを通ってからだ全体に運ばれますか。
答え
根・茎・葉にある決まった通り道
【解説】
植物の根・茎・葉には、根から取り入れられた水が通る決まった通り道があります。
水はこの通り道を通って、根から植物のからだ全体に運ばれます。
大きな木でも、根から取り入れられた水は上部にある葉まで運ばれます。

読解トレーニング問題
① 水の通り道は、植物のどの3つの部分にありますか。
答え
根・茎・葉です。

② 水は、どこから植物のからだ全体へ運ばれますか。
答え
根からです。

③ 大きな木では、根から取り入れられた水はどこまで運ばれますか。
答え
木の上部にある葉まで運ばれます。

② 維管束と道管

2 葉脈の部分に見られる、管のようなものが集まった部分を何といいますか。
答え
維管束
【解説】
葉の断面を見ると、葉脈の部分には管のようなものが集まっています。
この管の集まりを維管束といいます。
維管束には、水などを運ぶ道管と、養分を運ぶ師管が通っています。

読解トレーニング問題
① 葉のどの部分に管のようなものが集まっていますか。
答え
葉脈の部分です。

② 維管束には、水などを運ぶ何が通っていますか。
答え
道管です。

③ 維管束には、道管のほかに何が通っていますか。
答え
師管です。

3 根から吸収された水や、水にとけた肥料分の通り道を何といいますか。
答え
道管
【解説】
色水を吸わせた植物では、葉や茎の水の通り道が赤く染まりました。
この染色された部分は、根から吸収された水や、水にとけた肥料分などの通り道です。
この通り道を道管といいます。

読解トレーニング問題
① 色水を吸わせると、葉や茎の何が赤く染まりましたか。
答え
水の通り道です。

② 染色された部分を通るものの一つは何ですか。
答え
根から吸収された水です。

③ 水のほかに、道管を通るものは何ですか。
答え
水にとけた肥料分です。

4 葉の中で水が通る道管は、主にどの部分にありますか。
答え
葉脈の維管束の中
【解説】
葉の断面を見ると、葉脈の部分に維管束があります。
維管束の中には道管があり、根から吸収された水などが通ります。
色水を吸わせた観察でも、葉の水の通り道が染まることを確かめています。

読解トレーニング問題
① 葉脈の部分には何がありますか。
答え
維管束があります。

② 維管束の中で水が通る管は何ですか。
答え
道管です。

③ 水の通り道を確かめる観察では、植物に何を吸わせましたか。
答え
色水です。

5 茎の中で水や水にとけた肥料分が通る管を何といいますか。
答え
道管
【解説】
茎には維管束があり、その中に道管が通っています。
色水を吸わせた植物の茎を切ると、水の通り道が赤く染まります。
道管は、根から吸収された水や水にとけた肥料分の通り道です。

読解トレーニング問題
① 茎には何がありますか。
答え
維管束があります。

② 色水を吸わせた茎では、何が赤く染まりますか。
答え
水の通り道です。

③ 道管を通るものを2つ答えなさい。
答え
水と、水にとけた肥料分です。

③ 根のはたらきと根毛

6 根の主なはたらきは何ですか。
答え
水や水にとけた肥料分を吸収すること
【解説】
根の主なはたらきは、その表面から水や水にとけた肥料分を吸収することです。
根から吸収された水や肥料分は、道管を通って植物のからだへ運ばれます。
根には根毛があり、水や肥料分を効率よく取りこむのに役立っています。

読解トレーニング問題
① 根はどこから水や肥料分を吸収しますか。
答え
根の表面からです。

② 根から吸収された水や肥料分は、何を通って運ばれますか。
答え
道管です。

③ 根にあり、水や肥料分を効率よく取りこむのに役立つものは何ですか。
答え
根毛です。

7 根の表面に見られる綿毛のようなものを何といいますか。
答え
根毛
【解説】
発芽した種子の根を拡大すると、綿毛のようなものが見られます。
これを根毛といいます。
根毛があることで根の表面積が広がり、水や水にとけた肥料分を効率よく取りこむことができます。

読解トレーニング問題
① 根毛はどのようなものに見えますか。
答え
綿毛のようなものです。

② 根毛があることで、根の何が広がりますか。
答え
表面積です。

③ 根毛によって、水のほかに何を効率よく取りこめますか。
答え
水にとけた肥料分です。

④ 師管と養分の移動

8 葉でつくられた養分が通る管を何といいますか。
答え
師管
【解説】
維管束には、道管と並んで師管という管が通っています。
葉緑体で光合成によってつくられたデンプンなどの養分は、水にとけやすい物質に変化します。
その物質は師管を通って、植物のからだ全体の細胞に運ばれます。

読解トレーニング問題
① 師管は何と並んで維管束の中を通っていますか。
答え
道管です。

② 光合成によってつくられたデンプンなどは、どのような物質に変化しますか。
答え
水にとけやすい物質です。

③ 師管を通った物質は、どこへ運ばれますか。
答え
植物のからだ全体の細胞です。

9 光合成によってつくられたデンプンなどの養分は、師管を通る前にどのように変化しますか。
答え
水にとけやすい物質に変化します。
【解説】
葉緑体では、光合成によってデンプンなどの養分がつくられます。
その養分は、水にとけやすい物質に変化してから師管を通ります。
師管を通った物質は、植物のからだ全体の細胞に運ばれ、それぞれの細胞で使われます。

読解トレーニング問題
① デンプンなどの養分は、何によってつくられますか。
答え
光合成です。

② 水にとけやすい物質に変化した養分は、何を通りますか。
答え
師管です。

③ 師管を通って運ばれた物質は、どこで使われますか。
答え
それぞれの細胞で使われます。

10 師管を通って運ばれた物質は、植物のどこに運ばれますか。
答え
からだ全体の細胞
【解説】
葉でつくられた養分は、水にとけやすい物質に変化して師管を通ります。
師管を通った物質は、植物のからだ全体の細胞に運ばれます。
また、果実、種子、茎、根などで再びデンプンなどになって、たくわえられることもあります。

読解トレーニング問題
① 葉でつくられた養分は、何にとけやすい物質に変化しますか。
答え
水です。

② 養分が通る管は何ですか。
答え
師管です。

③ 師管を通って運ばれた物質が再びデンプンなどになってたくわえられる場所を、一つ答えなさい。
答え
果実、種子、茎、根のいずれかです。

⑤ 維管束のつながりとはたらき

11 維管束は、植物のどの部分からどの部分へつながっていますか。
答え
根から茎、葉へつながっています。
【解説】
維管束は、根から茎、葉へとつながっています。
維管束には、道管や師管などの長い管があります。
これらの管は、かたい束になっています。

読解トレーニング問題
① 維管束は、根の次にどこへつながっていますか。
答え
茎です。

② 維管束には、道管のほかに何がありますか。
答え
師管です。

③ 道管や師管などの長い管は、どのようになっていますか。
答え
かたい束になっています。

12 茎の維管束には、物質を運ぶ以外にどのようなはたらきがありますか。
答え
植物のからだを支えるはたらき
【解説】
維管束は、道管や師管などの長い管がかたい束になったものです。
茎の維管束には、物質を運ぶだけでなく、骨組みとなるはたらきもあります。
そのため、植物のからだを支えるはたらきもしています。

読解トレーニング問題
① 維管束は、何などの長い管が集まったものですか。
答え
道管や師管です。

② 茎の維管束は、何のようなはたらきもしますか。
答え
骨組みとなるはたらきです。

③ 骨組みとなることで、何を支えますか。
答え
植物のからだです。

⑥ 単子葉類と双子葉類の維管束

13 トウモロコシなどの単子葉類では、茎の維管束はどのように並んでいますか。
答え
茎全体に散らばっています。
【解説】
茎の横断面を見ると、植物の種類によって維管束の並び方に違いがあります。
トウモロコシなどの単子葉類では、維管束が茎全体に散らばっています。
一方、ヒマワリなどの双子葉類では、維管束が周辺部に輪の形に並びます。

読解トレーニング問題
① 維管束の並び方を調べるとき、茎の何を見ますか。
答え
横断面です。

② 単子葉類の例として挙げられている植物は何ですか。
答え
トウモロコシです。

③ 双子葉類では、維管束はどのように並びますか。
答え
周辺部に輪の形に並びます。

14 ヒマワリなどの双子葉類では、茎の維管束はどのように並んでいますか。
答え
茎の周辺部に輪の形に並んでいます。
【解説】
ヒマワリなどの双子葉類では、茎の横断面で維管束が周辺部に並んでいます。
その並び方は、輪の形になっています。
これに対して、トウモロコシなどの単子葉類では、維管束は茎全体に散らばっています。

読解トレーニング問題
① 双子葉類の例として挙げられている植物は何ですか。
答え
ヒマワリです。

② 双子葉類では、維管束は茎のどの部分にありますか。
答え
周辺部です。

③ 単子葉類では、維管束はどのように並んでいますか。
答え
茎全体に散らばっています。

⑦ 葉の細胞とつくり

15 葉の表皮細胞には、どのようなはたらきがありますか。
答え
内側の組織を守るはたらき
【解説】
葉の断面の外側には、表皮の細胞があります。
表皮細胞には、内側の組織を守るはたらきがあります。
また、表皮には、気孔をつくっている孔辺細胞も見られます。

読解トレーニング問題
① 表皮の細胞は、葉の断面のどの部分にありますか。
答え
外側です。

② 表皮細胞は何を守りますか。
答え
内側の組織です。

③ 表皮には、気孔をつくる何という細胞がありますか。
答え
孔辺細胞です。

16 葉肉細胞は、主にどのようなはたらきをしますか。
答え
活発に光合成を行います。
【解説】
植物の葉には、表皮組織の内側に葉肉組織があります。
葉肉組織をつくっている葉肉細胞は、活発に光合成を行います。
葉の内部では、大きさや形、はたらきの異なる細胞が集まって植物のからだをつくっています。

読解トレーニング問題
① 表皮組織の内側には何がありますか。
答え
葉肉組織です。

② 葉肉組織をつくっている細胞を何といいますか。
答え
葉肉細胞です。

③ 葉肉細胞が活発に行うはたらきは何ですか。
答え
光合成です。

17 気孔をつくっている細胞を何といいますか。
答え
孔辺細胞
【解説】
葉の表皮には、気孔が見られます。
この気孔をつくっている細胞を孔辺細胞といいます。
葉の断面では、表皮の細胞や葉肉の細胞、維管束などとともに植物のつくりを観察できます。

読解トレーニング問題
① 気孔は葉のどこに見られますか。
答え
表皮です。

② 気孔をつくる細胞を何といいますか。
答え
孔辺細胞です。

③ 葉の断面では、維管束のほかにどのような細胞を観察できますか。1つ答えなさい。
答え
表皮の細胞、または葉肉の細胞です。

18 葉の断面では、表側に近いところと裏側に近いところで、細胞の並び方にどのような違いがありますか。
答え
表側に近いところでは縦長の細胞がすきまなく並び、裏側に近いところでは細胞と細胞の間にすきまがあります。
【解説】
葉の内部の表側に近いところには、縦長の細胞がすきまなく並んでいます。
一方、裏側に近いところでは、細胞と細胞の間にすきまがあります。
葉の外側には表皮の細胞があり、葉脈の部分には維管束があります。

読解トレーニング問題
① 葉の表側に近いところの細胞は、どのような形ですか。
答え
縦長です。

② 葉の裏側に近いところでは、細胞と細胞の間はどうなっていますか。
答え
すきまがあります。

③ 葉脈の部分には何がありますか。
答え
維管束があります。

重要語句

維管束: 葉脈や茎などにある、道管や師管などの管が集まった束。

道管: 根から吸収された水や、水にとけた肥料分の通り道。

師管: 光合成によってつくられた養分が、水にとけやすい物質に変化した後に通る管。

根毛: 根の表面にある綿毛のようなつくり。根の表面積を広げ、水や水にとけた肥料分を効率よく取りこむのに役立つ。

表皮細胞: 葉の外側にあり、内側の組織を守る細胞。

葉肉細胞: 活発に光合成を行う細胞。

孔辺細胞: 気孔をつくっている細胞。
水と養分の流れ

水・水にとけた肥料分
根の表面・根毛

根から吸収

道管





光合成でつくられた養分
葉緑体で光合成

デンプンなどの養分ができる

水にとけやすい物質に変化

師管

からだ全体の細胞に運ばれる
道管と師管の違い

道管
根から吸収された水・水にとけた肥料分を運ぶ。

師管
葉でつくられた養分を運ぶ。

「道管=水・肥料分」「師管=養分」と区別して覚える。
単子葉類と双子葉類の維管束

単子葉類
例:トウモロコシ
維管束が茎全体に散らばっている

双子葉類
例:ヒマワリ
維管束が茎の周辺部に輪の形に並んでいる
最低限、この10個は暗記

① 水や水にとけた肥料分の通り道 = 道管
② 葉でつくられた養分の通り道 = 師管
③ 道管や師管などが集まった束 = 維管束
④ 根の主なはたらき = 水や水にとけた肥料分を吸収する
⑤ 根毛 = 根の表面積を広げ、吸収を効率よくする
⑥ 維管束は根 → 茎 → 葉へつながる
⑦ 単子葉類 = 維管束が全体に散らばる
⑧ 双子葉類 = 維管束が周辺部に輪の形に並ぶ
⑨ 表皮細胞 = 内側の組織を守る
⑩ 葉肉細胞 = 活発に光合成を行う