
答え
① 北大西洋 ② 偏西 ③ フィヨルド ④ ライン ⑤ 地中海 ⑥ 小麦 ⑦ 混合農業 ⑧ 酪農 ⑨ キリスト ⑩ イスラム ⑪ 酸性雨 ⑫ 持続可能な社会 ⑬ 再生可能エネルギー ⑭ ユーロ ⑮ 先端技術(ハイテク)

答え
A:ラテン B:ゲルマン C:スラブ D:プロテスタント E:カトリック
授業 用語確認
まず、42ページを開いてください。
ヨーロッパの自然、農業、宗教、EUについて学ぶ問題です。
用語確認の問題を一緒に解いていきましょう
まず、最初の問題です。
「ユーラシア大陸の西の端にあるヨーロッパは、全体的に高緯度だが、暖流の(① 北大西洋)海流と(② 偏西)風の影響で、大陸の東側よりも比較的温暖な気候である。」という問題です。
答えは、①が北大西洋、②が偏西です。
ヨーロッパには西からあたたかい海流と風が入りこむので、高緯度のわりに気温が下がりすぎにくいからです。
ここは、ヨーロッパの気候の基本です。
海流と風をセットで覚えることが大切です。
次は、地形について学ぶ問題です。
「北部の海岸沿いには、かつての氷河によってつくられた(③ フィヨルド)とよばれる複雑な地形が見られる。」という問題です。
答えは、フィヨルドです。
フィヨルドは、氷河にけずられてできた、細長く入り組んだ海岸地形だからです。
北ヨーロッパのノルウェーなどでよく見られる地形として有名です。
氷河がつくった地形だと結びつけて覚えましょう。
次は、川について学ぶ問題です。
「アルプス山脈に端を発し、いくつかの国を流れて北海に注ぐ(④ ライン)川は、水運にも利用されている。」という問題です。
答えは、ラインです。
ライン川は、ヨーロッパのいくつもの国を流れる大切な国際河川だからです。
川を使ったものの運び方にも役立っていて、産業とも深く結びついています。
地形だけでなく、人々のくらしや経済にもつながる川だと考えるとわかりやすいです。
次は、農業について学ぶ問題です。
「夏は高温で乾燥し、冬は温暖で雨が多い(⑤ 地中海)沿岸では、乾燥に強いオリーブやぶどうの栽培がさかんである。ヨーロッパ北西部や東部では、(⑥ 小麦)やライ麦などの穀物栽培と、豚を中心とした家畜の飼育を組み合わせた(⑦ 混合農業)が中心である。冷涼な北部やアルプスでは、(⑧ 酪農)がさかんである。」という問題です。
答えは、⑤が地中海、⑥が小麦、⑦が混合農業、⑧が酪農です。
地中海沿岸は、夏に乾燥する気候なので、オリーブやぶどうのような作物が育ちやすいからです。
一方で、北西部や東部では穀物栽培と家畜の飼育を組み合わせた農業が行われます。
さらに、北部やアルプスのような涼しい地域では、牛などを育てて乳製品をつくる酪農がさかんになります。
同じヨーロッパでも、気候のちがいによって農業の形が変わることが大切です。
次は、宗教について学ぶ問題です。
「ヨーロッパでは広く(⑨ キリスト)教が信仰されている。1960年代以降は、アフリカやトルコなどから、(⑩ イスラム)教を信仰する人々が労働力として移住するようになってきている。」という問題です。
答えは、⑨がキリスト、⑩がイスラムです。
ヨーロッパでは昔からキリスト教が広く信仰されてきたからです。
その一方で、外国からの移住によって、イスラム教を信仰する人々も増えてきました。
宗教の学習では、昔から広がっている宗教と、人の移動によって広がった宗教の両方を見ることが大切です。
次は、環境とエネルギーについて学ぶ問題です。
「(⑪ 酸性雨)による森林の立ちがれなどの環境問題を改善し、(⑫ 持続可能な社会)を実現するため、風力などの(⑬ 再生可能エネルギー)を利用した発電が進められている。」という問題です。
答えは、⑪が酸性雨、⑫が持続可能な社会、⑬が再生可能エネルギーです。
工場や自動車などから出る物質が原因で酸性雨が起こると、森林に大きな被害が出ることがあるからです。
そのため、環境を守りながらくらしを続けていける持続可能な社会を目指し、自然の力を生かした発電が進められています。
ヨーロッパでは、環境を守る取り組みが重視されていることをおさえておきましょう。
次は、EUについて学ぶ問題です。
「EUでは共通通貨の(⑭ ユーロ)が導入されている。」という問題です。
答えは、ユーロです。
EUの多くの国で共通に使われる通貨だからです。
通貨が同じだと、国どうしの買い物や貿易がしやすくなります。
ヨーロッパの結びつきの強さを表す大切な語句です。
次は、工業について学ぶ問題です。
「西ヨーロッパの国々では、自動車産業や、医薬品、航空機などを生産する(⑮ 先端技術(ハイテク))産業が成長している。」という問題です。
答えは、先端技術です。
西ヨーロッパでは、高い技術を使った工業が発達しているからです。
自動車だけでなく、医薬品や航空機など、技術力の高い製品をつくる産業が強いことが特徴です。
工業の学習では、ただ工場が多いだけでなく、どんな種類の工業が強いのかまで見ておくことが大切です。
重要ポイントをまとめます
ヨーロッパが比較的温暖なのは、北大西洋海流と偏西風の影響です。
北部の海岸にはフィヨルドが見られます。
ライン川は、いくつかの国を流れて北海に注ぐ国際河川です。
地中海沿岸では、オリーブやぶどうの栽培がさかんです。
北西部や東部では混合農業、北部やアルプスでは酪農がさかんです。
ヨーロッパではキリスト教が広く信仰されています。
環境を守るために、再生可能エネルギーの利用が進められています。
EUではユーロが導入されています。
西ヨーロッパでは先端技術産業が成長しています。
言語はラテン、ゲルマン、スラブに分けられます。
宗教は、北にプロテスタント、南にカトリックが多いです。
確認問題です
ヨーロッパが高緯度のわりに比較的温暖なのは、何の影響ですか。
北大西洋海流と偏西風の影響です。
北部の海岸沿いに見られる、氷河によってできた地形は何ですか。
フィヨルドです。
アルプス山脈に端を発し、北海に注ぐ川は何ですか。
ライン川です。
地中海沿岸でさかんな農作物は何ですか。
オリーブやぶどうです。
北西部や東部で中心となる農業は何ですか。
混合農業です。
冷涼な北部やアルプスでさかんな農業は何ですか。
酪農です。
ヨーロッパで広く信仰されている宗教は何ですか。
キリスト教です。
1960年代以降に労働力として移住した人々の中に多い宗教は何ですか。
イスラム教です。
森林の立ちがれの原因となる環境問題は何ですか。
酸性雨です。
EUの共通通貨は何ですか。
ユーロです。
西ヨーロッパで成長している工業は何ですか。
先端技術産業です。
ヨーロッパの自然、農業、宗教、EUについて学ぶ問題です。
用語確認の問題を一緒に解いていきましょう
まず、最初の問題です。
「ユーラシア大陸の西の端にあるヨーロッパは、全体的に高緯度だが、暖流の(① 北大西洋)海流と(② 偏西)風の影響で、大陸の東側よりも比較的温暖な気候である。」という問題です。
答えは、①が北大西洋、②が偏西です。
ヨーロッパには西からあたたかい海流と風が入りこむので、高緯度のわりに気温が下がりすぎにくいからです。
ここは、ヨーロッパの気候の基本です。
海流と風をセットで覚えることが大切です。
次は、地形について学ぶ問題です。
「北部の海岸沿いには、かつての氷河によってつくられた(③ フィヨルド)とよばれる複雑な地形が見られる。」という問題です。
答えは、フィヨルドです。
フィヨルドは、氷河にけずられてできた、細長く入り組んだ海岸地形だからです。
北ヨーロッパのノルウェーなどでよく見られる地形として有名です。
氷河がつくった地形だと結びつけて覚えましょう。
次は、川について学ぶ問題です。
「アルプス山脈に端を発し、いくつかの国を流れて北海に注ぐ(④ ライン)川は、水運にも利用されている。」という問題です。
答えは、ラインです。
ライン川は、ヨーロッパのいくつもの国を流れる大切な国際河川だからです。
川を使ったものの運び方にも役立っていて、産業とも深く結びついています。
地形だけでなく、人々のくらしや経済にもつながる川だと考えるとわかりやすいです。
次は、農業について学ぶ問題です。
「夏は高温で乾燥し、冬は温暖で雨が多い(⑤ 地中海)沿岸では、乾燥に強いオリーブやぶどうの栽培がさかんである。ヨーロッパ北西部や東部では、(⑥ 小麦)やライ麦などの穀物栽培と、豚を中心とした家畜の飼育を組み合わせた(⑦ 混合農業)が中心である。冷涼な北部やアルプスでは、(⑧ 酪農)がさかんである。」という問題です。
答えは、⑤が地中海、⑥が小麦、⑦が混合農業、⑧が酪農です。
地中海沿岸は、夏に乾燥する気候なので、オリーブやぶどうのような作物が育ちやすいからです。
一方で、北西部や東部では穀物栽培と家畜の飼育を組み合わせた農業が行われます。
さらに、北部やアルプスのような涼しい地域では、牛などを育てて乳製品をつくる酪農がさかんになります。
同じヨーロッパでも、気候のちがいによって農業の形が変わることが大切です。
次は、宗教について学ぶ問題です。
「ヨーロッパでは広く(⑨ キリスト)教が信仰されている。1960年代以降は、アフリカやトルコなどから、(⑩ イスラム)教を信仰する人々が労働力として移住するようになってきている。」という問題です。
答えは、⑨がキリスト、⑩がイスラムです。
ヨーロッパでは昔からキリスト教が広く信仰されてきたからです。
その一方で、外国からの移住によって、イスラム教を信仰する人々も増えてきました。
宗教の学習では、昔から広がっている宗教と、人の移動によって広がった宗教の両方を見ることが大切です。
次は、環境とエネルギーについて学ぶ問題です。
「(⑪ 酸性雨)による森林の立ちがれなどの環境問題を改善し、(⑫ 持続可能な社会)を実現するため、風力などの(⑬ 再生可能エネルギー)を利用した発電が進められている。」という問題です。
答えは、⑪が酸性雨、⑫が持続可能な社会、⑬が再生可能エネルギーです。
工場や自動車などから出る物質が原因で酸性雨が起こると、森林に大きな被害が出ることがあるからです。
そのため、環境を守りながらくらしを続けていける持続可能な社会を目指し、自然の力を生かした発電が進められています。
ヨーロッパでは、環境を守る取り組みが重視されていることをおさえておきましょう。
次は、EUについて学ぶ問題です。
「EUでは共通通貨の(⑭ ユーロ)が導入されている。」という問題です。
答えは、ユーロです。
EUの多くの国で共通に使われる通貨だからです。
通貨が同じだと、国どうしの買い物や貿易がしやすくなります。
ヨーロッパの結びつきの強さを表す大切な語句です。
次は、工業について学ぶ問題です。
「西ヨーロッパの国々では、自動車産業や、医薬品、航空機などを生産する(⑮ 先端技術(ハイテク))産業が成長している。」という問題です。
答えは、先端技術です。
西ヨーロッパでは、高い技術を使った工業が発達しているからです。
自動車だけでなく、医薬品や航空機など、技術力の高い製品をつくる産業が強いことが特徴です。
工業の学習では、ただ工場が多いだけでなく、どんな種類の工業が強いのかまで見ておくことが大切です。
重要ポイントをまとめます
ヨーロッパが比較的温暖なのは、北大西洋海流と偏西風の影響です。
北部の海岸にはフィヨルドが見られます。
ライン川は、いくつかの国を流れて北海に注ぐ国際河川です。
地中海沿岸では、オリーブやぶどうの栽培がさかんです。
北西部や東部では混合農業、北部やアルプスでは酪農がさかんです。
ヨーロッパではキリスト教が広く信仰されています。
環境を守るために、再生可能エネルギーの利用が進められています。
EUではユーロが導入されています。
西ヨーロッパでは先端技術産業が成長しています。
言語はラテン、ゲルマン、スラブに分けられます。
宗教は、北にプロテスタント、南にカトリックが多いです。
確認問題です
ヨーロッパが高緯度のわりに比較的温暖なのは、何の影響ですか。
北大西洋海流と偏西風の影響です。
北部の海岸沿いに見られる、氷河によってできた地形は何ですか。
フィヨルドです。
アルプス山脈に端を発し、北海に注ぐ川は何ですか。
ライン川です。
地中海沿岸でさかんな農作物は何ですか。
オリーブやぶどうです。
北西部や東部で中心となる農業は何ですか。
混合農業です。
冷涼な北部やアルプスでさかんな農業は何ですか。
酪農です。
ヨーロッパで広く信仰されている宗教は何ですか。
キリスト教です。
1960年代以降に労働力として移住した人々の中に多い宗教は何ですか。
イスラム教です。
森林の立ちがれの原因となる環境問題は何ですか。
酸性雨です。
EUの共通通貨は何ですか。
ユーロです。
西ヨーロッパで成長している工業は何ですか。
先端技術産業です。
授業 よく出る地図
このページの「よく出る地図」は、ヨーロッパの言語と宗教の分布について学ぶ問題です。
言語と宗教の広がりを、歴史の流れと結びつけて理解することが大切です。
まず、最初の問題です。
資料を見てみましょう。
左の地図はヨーロッパの言語の分布を表しています。
A系言語、B系言語、C系言語の三つに分けられています。
この問題は、言語の分布について学ぶ問題です。
「ヨーロッパの言語と宗教の分布を示した地図を見て、A~Eにあてはまる言語名や宗教名を、右から選びなさい。」という問題です。
答えは、Aがラテン、Bがゲルマン、Cがスラブです。
なぜかというと、言語の広がりは歴史の中で人々がどのように広がったかと関係しているからです。
まず、ラテン系言語について見ていきましょう。
スペイン、フランス、イタリアなどに広がっています。
これは、古代ローマ帝国の影響です。
ローマ帝国はヨーロッパの広い範囲を支配していて、そのときに使われていたラテン語がもとになっているからです。
つまり、ラテン系言語はローマ帝国の広がりのあとを示しているのです。
次に、ゲルマン系言語です。
ドイツやイギリス、北ヨーロッパに広がっています。
これは、ゲルマン人の移動と関係しています。
ローマ帝国の時代の終わりごろに、ゲルマン人がヨーロッパ各地へ移動しました。
その結果、英語やドイツ語などのもとになる言葉が広がったのです。
つまり、ゲルマン系言語は民族の移動の歴史を表しています。
次に、スラブ系言語です。
東ヨーロッパに広がっています。
ロシアやポーランドなどで使われています。
これは、スラブ系の人々が東ヨーロッパに広がって生活してきたからです。
このように、ヨーロッパの言語は、ローマ帝国、民族の移動、人々の広がりという歴史と深く結びついています。
次は、宗教の分布について見ていきましょう。
右の地図を見てください。
北ヨーロッパ、南ヨーロッパ、東ヨーロッパで分布がはっきり分かれています。
この問題は、宗教の分布について学ぶ問題です。
「ヨーロッパの言語と宗教の分布を示した地図を見て、A~Eにあてはまる言語名や宗教名を、右から選びなさい。」という問題です。
答えは、Dがプロテスタント、Eがカトリックです。
ここで、キリスト教の歴史を確認しましょう。
もともとキリスト教は一つの宗教でした。
しかし、4世紀の終わりにローマ帝国が東と西に分かれました。
これをローマ帝国の分裂といいます。
西ローマ帝国はローマを中心に発展し、カトリックが広がりました。
東ローマ帝国はコンスタンティノープルを中心に発展し、正教会が広がりました。
東ローマ帝国はビザンツ帝国と呼ばれるようになります。
つまり、ローマ帝国の分裂が、キリスト教の分裂につながったのです。
さらに、その後の16世紀に宗教改革が起こります。
カトリック教会のあり方に対して、ルターなどが改革を求めました。
その結果、新しくプロテスタントが生まれました。
この影響で、北ヨーロッパにプロテスタントが広がりました。
ここまでを整理すると、
南ヨーロッパはカトリック、
北ヨーロッパはプロテスタント、
東ヨーロッパは正教会となります。
これは、ローマ帝国の分裂と宗教改革という歴史の流れによってできた分布です。
それぞれの宗教の特徴も確認しておきましょう。
カトリックは、ローマ教皇を中心とする伝統的なキリスト教です。
長い歴史をもち、ヨーロッパの文化に大きな影響を与えてきました。
プロテスタントは、宗教改革によって生まれた宗教で、聖書を重視する特徴があります。
正教会は、東ローマ帝国の流れをくむ宗教で、東ヨーロッパに広がっています。
同じキリスト教でも、歴史のちがいによって分かれていることが大切です。
ここまで学んだことをまとめます。
ヨーロッパの言語は、ラテン系、ゲルマン系、スラブ系に分かれます。
これはローマ帝国や民族の移動などの歴史と関係しています。
宗教はキリスト教が中心で、カトリック、プロテスタント、正教会に分かれています。
4世紀のローマ帝国の分裂と、16世紀の宗教改革が現在の分布をつくりました。
地図は、歴史の流れを読み取るための大切な資料です。
重要ポイントをまとめます
ヨーロッパの言語はラテン系、ゲルマン系、スラブ系に分けられます。
ラテン系言語はローマ帝国の影響で広がりました。
ゲルマン系言語は民族の移動によって広がりました。
スラブ系言語は東ヨーロッパに広がっています。
キリスト教はもともと一つでした。
4世紀のローマ帝国の分裂で、カトリックと正教会に分かれました。
16世紀の宗教改革で、プロテスタントが生まれました。
北はプロテスタント、南はカトリック、東は正教会です。
言語と宗教の分布は、歴史の流れと深く関係しています。
確認問題です
スペインやフランス、イタリアに多い言語系統は何ですか。
ラテン系言語です。
ドイツやイギリスに多い言語系統は何ですか。
ゲルマン系言語です。
東ヨーロッパに多い言語系統は何ですか。
スラブ系言語です。
ローマ帝国が分裂したのは何世紀ですか。
4世紀です。
ローマ帝国の分裂によって分かれた宗教は何ですか。
カトリックと正教会です。
宗教改革で生まれた宗教は何ですか。
プロテスタントです。
北ヨーロッパに多い宗教は何ですか。
プロテスタントです。
南ヨーロッパに多い宗教は何ですか。
カトリックです。
東ヨーロッパに多い宗教は何ですか。
正教会です。
言語と宗教の広がりを、歴史の流れと結びつけて理解することが大切です。
まず、最初の問題です。
資料を見てみましょう。
左の地図はヨーロッパの言語の分布を表しています。
A系言語、B系言語、C系言語の三つに分けられています。
この問題は、言語の分布について学ぶ問題です。
「ヨーロッパの言語と宗教の分布を示した地図を見て、A~Eにあてはまる言語名や宗教名を、右から選びなさい。」という問題です。
答えは、Aがラテン、Bがゲルマン、Cがスラブです。
なぜかというと、言語の広がりは歴史の中で人々がどのように広がったかと関係しているからです。
まず、ラテン系言語について見ていきましょう。
スペイン、フランス、イタリアなどに広がっています。
これは、古代ローマ帝国の影響です。
ローマ帝国はヨーロッパの広い範囲を支配していて、そのときに使われていたラテン語がもとになっているからです。
つまり、ラテン系言語はローマ帝国の広がりのあとを示しているのです。
次に、ゲルマン系言語です。
ドイツやイギリス、北ヨーロッパに広がっています。
これは、ゲルマン人の移動と関係しています。
ローマ帝国の時代の終わりごろに、ゲルマン人がヨーロッパ各地へ移動しました。
その結果、英語やドイツ語などのもとになる言葉が広がったのです。
つまり、ゲルマン系言語は民族の移動の歴史を表しています。
次に、スラブ系言語です。
東ヨーロッパに広がっています。
ロシアやポーランドなどで使われています。
これは、スラブ系の人々が東ヨーロッパに広がって生活してきたからです。
このように、ヨーロッパの言語は、ローマ帝国、民族の移動、人々の広がりという歴史と深く結びついています。
次は、宗教の分布について見ていきましょう。
右の地図を見てください。
北ヨーロッパ、南ヨーロッパ、東ヨーロッパで分布がはっきり分かれています。
この問題は、宗教の分布について学ぶ問題です。
「ヨーロッパの言語と宗教の分布を示した地図を見て、A~Eにあてはまる言語名や宗教名を、右から選びなさい。」という問題です。
答えは、Dがプロテスタント、Eがカトリックです。
ここで、キリスト教の歴史を確認しましょう。
もともとキリスト教は一つの宗教でした。
しかし、4世紀の終わりにローマ帝国が東と西に分かれました。
これをローマ帝国の分裂といいます。
西ローマ帝国はローマを中心に発展し、カトリックが広がりました。
東ローマ帝国はコンスタンティノープルを中心に発展し、正教会が広がりました。
東ローマ帝国はビザンツ帝国と呼ばれるようになります。
つまり、ローマ帝国の分裂が、キリスト教の分裂につながったのです。
さらに、その後の16世紀に宗教改革が起こります。
カトリック教会のあり方に対して、ルターなどが改革を求めました。
その結果、新しくプロテスタントが生まれました。
この影響で、北ヨーロッパにプロテスタントが広がりました。
ここまでを整理すると、
南ヨーロッパはカトリック、
北ヨーロッパはプロテスタント、
東ヨーロッパは正教会となります。
これは、ローマ帝国の分裂と宗教改革という歴史の流れによってできた分布です。
それぞれの宗教の特徴も確認しておきましょう。
カトリックは、ローマ教皇を中心とする伝統的なキリスト教です。
長い歴史をもち、ヨーロッパの文化に大きな影響を与えてきました。
プロテスタントは、宗教改革によって生まれた宗教で、聖書を重視する特徴があります。
正教会は、東ローマ帝国の流れをくむ宗教で、東ヨーロッパに広がっています。
同じキリスト教でも、歴史のちがいによって分かれていることが大切です。
ここまで学んだことをまとめます。
ヨーロッパの言語は、ラテン系、ゲルマン系、スラブ系に分かれます。
これはローマ帝国や民族の移動などの歴史と関係しています。
宗教はキリスト教が中心で、カトリック、プロテスタント、正教会に分かれています。
4世紀のローマ帝国の分裂と、16世紀の宗教改革が現在の分布をつくりました。
地図は、歴史の流れを読み取るための大切な資料です。
重要ポイントをまとめます
ヨーロッパの言語はラテン系、ゲルマン系、スラブ系に分けられます。
ラテン系言語はローマ帝国の影響で広がりました。
ゲルマン系言語は民族の移動によって広がりました。
スラブ系言語は東ヨーロッパに広がっています。
キリスト教はもともと一つでした。
4世紀のローマ帝国の分裂で、カトリックと正教会に分かれました。
16世紀の宗教改革で、プロテスタントが生まれました。
北はプロテスタント、南はカトリック、東は正教会です。
言語と宗教の分布は、歴史の流れと深く関係しています。
確認問題です
スペインやフランス、イタリアに多い言語系統は何ですか。
ラテン系言語です。
ドイツやイギリスに多い言語系統は何ですか。
ゲルマン系言語です。
東ヨーロッパに多い言語系統は何ですか。
スラブ系言語です。
ローマ帝国が分裂したのは何世紀ですか。
4世紀です。
ローマ帝国の分裂によって分かれた宗教は何ですか。
カトリックと正教会です。
宗教改革で生まれた宗教は何ですか。
プロテスタントです。
北ヨーロッパに多い宗教は何ですか。
プロテスタントです。
南ヨーロッパに多い宗教は何ですか。
カトリックです。
東ヨーロッパに多い宗教は何ですか。
正教会です。