南アメリカ州

暗記用まとめ|南アメリカ州の様子
① 南アメリカ州の自然と気候
アンデス山脈は、太平洋側を南北に長く連なる険しい山脈である。
アマゾン川は、流域面積が世界一で、流域には熱帯雨林(熱帯林)が広がっている。
この熱帯雨林はセルバと呼ばれる。
南アメリカ州では熱帯がとくに広く分布している。
南部のラプラタ川流域などは温帯に属する。
② 南アメリカ州の歩み(歴史)
南アメリカ州には、もともとインカ帝国などの先住民の文明が栄えていた。
16世紀以降、ブラジルはポルトガルの植民地となった。
ブラジル以外の多くの地域はスペインの植民地となった。
その結果、先住民とヨーロッパ人との混血が進み、メスチソが生まれた。
20世紀には多くの日本人が移住し、現在も日系人が多い。
③ 南アメリカ州の農業
ブラジルでは、プランテーションコーヒーさとうきび大豆などが栽培されてきた。
近年は鶏肉牛肉の生産も行い、農業の多角化が進んでいる。
パンパでは、小麦や大豆の栽培や、肉牛の放牧がさかんである。
パンパはアルゼンチンのラプラタ川河口に広がっている。
アマゾン川流域では、先住民が焼畑農業を行ってきた。
④ 南アメリカ州の鉱産資源
石油(原油)は、ベネズエラエクアドルで多く産出される。
鉄鉱石は、ブラジルのカラジャス鉱山が世界最大級の産地である。
カラジャス鉱山では、露天掘りという方法で採掘が行われている。
は、チリペルーが世界有数の産出国である。
レアメタル(希少金属)は、チリやボリビアなどで産出される。
⑤ 南アメリカ州の工業と経済
ブラジルでは、外国企業を誘致して工業化が進められてきた。
自動車や航空機などを生産し、工業製品を輸出している。
かつては一次産品の輸出に頼るモノカルチャー経済であった。
現在は経済が発展し、ブラジルはBRICSの一つとなっている。
⑥ 開発と環境保全
アマゾン川流域では、道路や鉄道の建設、農地開発のために熱帯雨林の伐採が進んでいる。
その結果、地球温暖化が進み、先住民の生活が脅かされている。
森林が減少すると、二酸化炭素の吸収量が減少する。
現在は、環境に配慮した持続可能な開発への取り組みが進められている。
⑦ バイオ燃料
ブラジルでは、自動車の燃料としてバイオ燃料が利用されている。
バイオエタノールは、さとうきびなどを原料とする。
バイオ燃料は再生可能エネルギーである。
一方で、さとうきび畑の開発が新たな環境問題につながるおそれがある。

① 南アメリカ州の自然と気候

Q1. 南アメリカ州で、太平洋側を南北に長く連なる険しい山脈を何というか。
答え
アンデス山脈
【解説】 アンデス山脈は、南アメリカ州の西側に位置し、太平洋に沿って南北に長く連なる山脈である。標高が高く険しいため、気候や人々の生活、交通に大きな影響を与えている。

Q2. 南アメリカ州を流れる川のうち、流域面積が世界一の川を何というか。
答え
アマゾン川
【解説】 アマゾン川は流域面積が世界一で、その流域には広大な熱帯雨林が広がっている。川と森林がセットで覚えると、自然環境の特徴を説明しやすい。

Q3. アマゾン川流域に広がる熱帯雨林(熱帯林)は何と呼ばれているか。
答え
セルバ
【解説】 セルバは、アマゾン川流域に広がる熱帯雨林(熱帯林)の呼び名である。高温多雨の気候のもとで森林が密集し、多くの動植物が生息する。

Q4. 南アメリカ州で、とくに広く分布している気候帯は何か。
答え
熱帯
【解説】 南アメリカ州は赤道付近を含むため、年間を通して気温が高い熱帯が広く分布している。気候は地形や農業にも関わるので、熱帯が広いことは重要な特徴である。

Q5. 南アメリカ州の南部にあるラプラタ川流域などが属する気候帯は何か。
答え
温帯
【解説】 南部は赤道から離れているため、熱帯ではなく温帯に属する。南アメリカ州は地域によって気候が変わるので、「熱帯が広いが南部は温帯」という対比で覚える。

② 南アメリカ州の歩み(歴史)

Q1. 南アメリカ州で、ヨーロッパ人が来る前に栄えていた先住民の文明の一つを何というか。
答え
インカ帝国
【解説】 インカ帝国は、南アメリカ州の先住民の文明の代表例である。のちに植民地化が進む前に、先住民の文明が栄えていたことを押さえると、歴史の流れが理解しやすい。

Q2. 16世紀以降、南アメリカ州のブラジルを植民地にしたヨーロッパの国はどこか。
答え
ポルトガル
【解説】 南アメリカ州の植民地化では、「ブラジル=ポルトガル」が重要である。国ごとに植民地にした国が違うため、地域の言語や文化の違いにもつながるポイントである。

Q3. 16世紀以降、ブラジル以外の多くの地域を植民地にしたヨーロッパの国はどこか。
答え
スペイン
【解説】 ブラジル以外の多くの地域はスペインの植民地となった。「ブラジルはポルトガル、それ以外はスペイン」というセットで覚えると、南アメリカ州の歴史を説明しやすい。

Q4. 南アメリカ州で、先住民とヨーロッパ人の混血によって生まれた人々を何というか。
答え
メスチソ
【解説】 植民地化が進むと、人々の交流が増え、混血が進んだ。先住民とヨーロッパ人の混血はメスチソと呼ばれ、南アメリカ州の人口や文化の特徴を考える上で重要である。

Q5. 20世紀に南アメリカ州へ多く移住した人々はどこの国の人々か。
答え
日本人
【解説】 20世紀に日本人が多く移住した結果、現在も日系人が多い地域がある。移住の事実は、南アメリカ州の人口構成や文化を理解する手がかりになる。

Q6. 20世紀に移住した日本人の子孫などを何というか。
答え
日系人
【解説】 日系人は、日本から移住した人々やその子孫を指す。南アメリカ州には日系人が多い地域があり、移住の歴史が現在の社会にもつながっている。

③ 南アメリカ州の農業

Q1. ブラジルで、コーヒー・さとうきび・大豆などを大規模に栽培する農業の形態を何というか。
答え
プランテーション
【解説】 プランテーションは、特定の作物を大量に栽培し、主に輸出を目的とする農業である。南アメリカ州の農業は、どの地域でどの作物が大規模に作られるかがテストに出やすい。

Q2. ブラジルのプランテーションで栽培されてきた作物のうち、代表的なものを一つ答えなさい。
答え
コーヒー
【解説】 ブラジルの代表的な作物にはコーヒーがある。プランテーション=特定の作物を大量栽培という特徴とセットで覚えるとよい。

Q3. ブラジルのプランテーションで栽培されてきた作物のうち、代表的なものを一つ答えなさい。
答え
さとうきび
【解説】 ブラジルではさとうきびも大規模に栽培されてきた。作物名を覚えるだけでなく、「どこで」「どんな農業形態で」栽培されるかを説明できるようにする。

Q4. ブラジルのプランテーションで栽培されてきた作物のうち、代表的なものを一つ答えなさい。
答え
大豆
【解説】 ブラジルでは大豆も栽培されてきた。コーヒー・さとうきび・大豆はセットで覚えると、ブラジルの農業の特徴をまとめやすい。

Q5. ブラジルで近年生産も行われ、農業の多角化の例となる畜産物を一つ答えなさい。
答え
鶏肉
【解説】 ブラジルは近年、鶏肉や牛肉なども生産している。特定作物だけでなく生産内容を増やすことが多角化であり、農業の変化を説明するのに役立つ。

Q6. ブラジルで近年生産も行われ、農業の多角化の例となる畜産物を一つ答えなさい。
答え
牛肉
【解説】 牛肉の生産も多角化の例である。多角化は「品目が増える」ことなので、従来の作物中心から変化している点を押さえる。

Q7. ブラジルで、作物だけでなく鶏肉や牛肉なども生産するようになり進んでいる変化を何というか。
答え
多角化
【解説】 多角化とは、生産する品目を増やして、特定の産物だけに頼らないようにすることを指す。南アメリカ州の産業を説明する時に重要な考え方である。

Q8. 南アメリカ州で、小麦や大豆の栽培や肉牛の放牧がさかんな地域を何というか。
答え
パンパ
【解説】 パンパは農業と牧畜が盛んな平原である。「小麦・大豆」と「肉牛の放牧」をセットで覚えると、地域の特徴を説明しやすい。

Q9. パンパが広がっている場所として、アルゼンチンのどこに当たるか。
答え
アルゼンチンのラプラタ川河口
【解説】 パンパはアルゼンチンのラプラタ川河口に広がる。地名と農業の内容を結びつける問題として出やすい。

Q10. アマゾン川流域で先住民が行ってきた伝統的な農業を何というか。
答え
焼畑農業
【解説】 焼畑農業は森林を焼いて畑を作り、数年で別の場所に移動する農業である。土地の栄養を保つ工夫がある点まで説明できると理解が深まる。

④ 南アメリカ州の鉱産資源

Q1. 南アメリカ州で、ベネズエラやエクアドルで多く産出される資源を何というか。
答え
石油(原油)
【解説】 石油(原油)は工業や発電などに欠かせない資源である。南アメリカ州では、国によって産出する資源が違うため、産出国と資源名を結びつけて覚える。

Q2. 南アメリカ州のブラジルにある、世界最大級の鉄鉱石の産地を何というか。
答え
カラジャス鉱山
【解説】 カラジャス鉱山は鉄鉱石の大産地である。鉱山名と資源名をセットで覚えると、資料問題にも対応できる。

Q3. カラジャス鉱山で行われている、地表を直接削って採掘する方法を何というか。
答え
露天掘り
【解説】 露天掘りは、地表を直接削って資源を掘り出す方法である。地下深くを掘るのではなく、地表から掘る点が特徴で、鉱山の採掘方法としてよく問われる。

Q4. 南アメリカ州で、チリとペルーが世界有数の産出国となっている金属は何か。
答え

【解説】 銅は電線などに使われる重要な金属である。チリとペルーが世界有数の産出国であることは、南アメリカ州の鉱産資源の代表例として覚える。

Q5. 南アメリカ州で、チリやボリビアなどで産出される希少金属を何というか。
答え
レアメタル(希少金属)
【解説】 レアメタル(希少金属)は産出量が少なく貴重な金属である。どこで産出されるかと合わせて覚えると、資源分布の理解につながる。

⑤ 南アメリカ州の工業と経済

Q1. ブラジルで、外国企業を誘致して進められてきた産業の変化を何というか。
答え
工業化
【解説】 工業化とは、工業が発展し、工業製品を作って輸出するようになることを指す。ブラジルでは外国企業を誘致することで工業化が進んだ。

Q2. ブラジルがかつて行っていた、一次産品の輸出に頼る経済を何というか。
答え
モノカルチャー経済
【解説】 モノカルチャー経済は、特定の産品の輸出に頼る経済である。特定の産品の価格が下がると経済が不安定になるため、弱点があることも理解しておく。

Q3. 経済が発展したブラジルが加盟している新興国の経済グループを何というか。
答え
BRICS
【解説】 BRICSは、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ共和国からなる新興国の経済グループである。ブラジルが経済成長を示すキーワードとして重要である。

⑥ 開発と環境保全

Q1. アマゾン川流域で、道路や鉄道の建設、農地開発のために進んでいる環境の変化は何か。
答え
熱帯雨林の伐採
【解説】 熱帯雨林の伐採は、開発のために森林が切り開かれることを指す。伐採が進むと森林が減少し、自然環境に大きな影響が出る。

Q2. 熱帯雨林の伐採が進むことで進行しやすくなる地球規模の問題は何か。
答え
地球温暖化
【解説】 森林が減ると二酸化炭素を吸収する量が減り、地球温暖化が進みやすくなる。環境問題として「森林減少→温暖化」というつながりが重要である。

Q3. 森林が減少すると減ってしまうものとして、二酸化炭素に関して何が減少するか。
答え
二酸化炭素の吸収量
【解説】 森林は成長の過程で二酸化炭素を吸収する。森林が減ると吸収量が減り、温暖化につながるため、森林の役割を理解しておくことが大切である。

Q4. 環境に配慮しながら開発を進める考え方を何というか。
答え
持続可能な開発
【解説】 持続可能な開発とは、環境を守りながら、将来の世代の生活も考えて開発を進める考え方である。「開発」と「環境保全」を両立させる点が重要である。

⑦ バイオ燃料

Q1. ブラジルで自動車の燃料として利用されている、植物を原料とする燃料を何というか。
答え
バイオ燃料
【解説】 バイオ燃料は植物から作られる燃料で、再生可能エネルギーとして注目されている。燃料の種類と利用される国を結びつけて覚えるとよい。

Q2. さとうきびなどを原料として作られるバイオ燃料を何というか。
答え
バイオエタノール
【解説】 バイオエタノールは、さとうきびなどを原料にして作られる。ブラジルでは自動車燃料として利用される点が重要である。

Q3. バイオ燃料が分類されるエネルギーとして、何という種類のエネルギーか。
答え
再生可能エネルギー
【解説】 再生可能エネルギーとは、自然の力や植物などを利用し、繰り返し利用できるエネルギーである。バイオ燃料は植物を原料とするため、この種類に当たる。

Q4. バイオ燃料の原料となる作物の開発がつながるおそれがある問題を何というか。
答え
新たな環境問題
【解説】 バイオ燃料は環境にやさしい面がある一方、原料となる作物の畑を広げるために開発が進むと、新たな環境問題につながるおそれがある。良い面と課題を両方理解することが大切である。