歴史プリント

社会歴史プリント №32


Q1. 次の文が表している場面として正しい記号(ア~カ)を答えなさい。
①町の入り口で、多くの人々が集団で訴えを起こしています。 ( )
②町の代表者が、お茶を飲みながら話し合いをしています。 ( )
③馬が、荷物を載せて運んでいます。 ( )
④貨幣を使って、買い物をしています。 ( )
⑤中国へ向かう大きな船が港に停泊しています。 ( )
⑥牛の力を使って、農作業を行っています。 ( )
答え
① オ
② カ
③ イ
④ ウ
⑤ ア
⑥ エ
【解説】
この問題は、室町時代の町や村の様子を描いた資料(タイムトラベル)から、
「どの場面が何を表しているか」を読み取る力を問う問題です。

①は、人々が団結して訴えを起こしている様子で、室町時代に広がった一揆の場面です。
②は、町の有力者たちが話し合いで物事を決めている様子で、寄合を表しています。
③は、馬を使って荷物を運ぶ馬借の活動を示しています。
④は、貨幣を使って売買を行う市(いち)の様子です。
⑤は、中国との貿易を行う船が港にある場面で、勘合貿易につながります。
⑥は、牛や馬の力を利用した農業で、牛馬による耕作を表しています。

このように、室町時代は農業だけでなく、商業や運送、話し合いによる自治が発達した時代であることが分かります。

Q2. 屋敷の中の風景は、現在の和室や日本文化と似ているところがある。
具体的にどんな所や物が今と同じか、5個以上書き出してみよう。
答え
・畳が敷かれている
・障子やふすまがある
・座って生活している
・木造の家である
・茶を飲みながら話し合う文化がある
【解説】
この問題は、室町時代の人々の生活と、現在の日本の生活との共通点に気づくことが目的です。
室町時代には、畳や障子、ふすまなど、今の和室につながる生活様式がすでに見られました。
また、囲炉裏を囲んで生活することや、座って生活する習慣も、この時代から続いています。
これらは、室町時代に日本独自の文化や生活様式が形づくられていったことを示しています。

Q3. 鎌倉時代から、室町時代に移りかわって、どのような点が変化したか。
資料中「オ」や「カ」に着目して、書こう。
(鎌倉時代は~だったが、室町時代は~なった。)
答え
鎌倉時代は武士が政治の中心であったが、室町時代になると、商人や農民も経済活動に参加し、町や商業が発展するようになった。
【解説】
鎌倉時代は、武士が土地を支配し、政治を動かす社会でした。
しかし室町時代になると、市が発達し、商人が活躍するようになります(資料中「ウ」)。
また、寄合によって町の人々が話し合いで物事を決めるようになり(資料中「カ」)、
武士だけでなく、商人や農民も社会の中心として活躍する時代へと変化しました。
この変化が、町の発展や日本文化の広がりにつながっていきます。

社会歴史プリント №33

Q1. 鎌倉時代や室町時代、農作物を増やすための工夫を5つ以上書こう。
答え
新田の開発、牛馬による耕作、水車の利用、灌漑(かんがい)、肥料の使用、二毛作。
【解説】
鎌倉時代から室町時代にかけて、農業では「土地を広げる」「道具や動物を使う」「水をうまく利用する」「同じ土地を有効に使う」といった工夫が進みました。
これらの工夫によって収穫量が増え、人々の生活が安定していきました。

Q2. 室町時代になると、しょうゆや酒などが全国に運搬されるようになった。その理由を、「液体を入れる容器」に着目して説明しよう。
答え
工具の発達によって丈夫な樽が作られ、液体を入れて運びやすくなったから。
【解説】
液体はそのままでは運べませんが、室町時代にはのこぎりなどの工具が発達し、割れにくく丈夫な樽が作られるようになりました。
その結果、しょうゆや酒を遠くの町まで運ぶことができ、商業が発展しました。

Q3. 室町幕府は財源を得るために、どんな工夫をしていただろう。2つ以上書こう。
答え
交通の要所に関所をつくり、通行税をとった。
土倉や酒屋を保護し、税をとった。
【解説】
産業や交通が発達すると、人や物の移動、お金のやり取りが増えます。
室町幕府はそれを利用し、関所で通行税をとったり、金融業者である土倉や酒屋から税を集めることで、政治を行うための財源を確保しました。

Q4. 次の出来事は、鎌倉時代か、室町時代か。時代名を答えよう。
・二毛作が始まった
・二毛作が東日本から西日本まで広がった
・水車によって、河川から水を引くようになった
・定期市が、月6回開かれるようになった
答え
二毛作が始まった:鎌倉時代
二毛作が全国に広がった:室町時代
水車による取水:室町時代
定期市が月6回:室町時代
【解説】
大切なのは「始まり」と「広がり」を区別することです。
新しい工夫は鎌倉時代に始まり、室町時代に全国へ広がるものが多く見られます。

Q5. 鎌倉時代から室町時代にかけて、農業はどのように変化したか。
答え
新田の開発が進み、牛馬や水車、灌漑などの工夫によって収穫量が増え、二毛作も広がった。
【解説】
農業の技術が向上したことで、同じ土地でも多くの作物を作れるようになりました。
これにより食料が増え、人口の増加や町の発展につながりました。

Q6. 鎌倉時代に発達した手工業の例を2つ答えよう。
答え
鍛冶屋、染物、桶屋
【解説】
手工業とは、人の手で道具や生活用品を作る仕事です。
鍛冶屋は農具や武器を作り、染物は衣服を染めるなど、人々の生活を支えました。

Q7. 室町時代に各地で特産物を作った人々を何というか。
答え
職人。
【解説】
室町時代には、地域ごとに得意な産物を専門に作る人が現れました。
このような専門的な技術をもつ人々を職人と呼びます。

Q8. 室町時代に発達した鉱業の例を2つ以上答えよう。
答え
金、銀、砂鉄。
【解説】
鉱山の開発によって金属が多く取れるようになり、道具や貨幣の材料として使われました。
これも商工業の発展につながりました。

Q9. 市(いち)はどこで開かれたか。
答え
寺社の門前や交通の要地。
【解説】
人が集まりやすい場所では、物の売り買いがしやすいため、市が開かれました。

Q10. 定期市は、鎌倉時代と室町時代では月に何回開かれたか。
答え
鎌倉時代は月3回、室町時代は月6回。
【解説】
市の回数が増えたことは、商業がより活発になったことを表しています。

Q11. 幕府はなぜ土倉や酒屋を保護したのか。
答え
税をとり、幕府の財源にするため。
【解説】
金融業者を保護する代わりに税を集めることで、幕府は安定した収入を得ていました。

Q12. 鎌倉時代から室町時代にかけて、産業と交通はどのように発展したか説明しよう。
答え
農業・商工業・交通が発達し、産物の生産と流通が盛んになったことで、人々の生活が大きく変化した。
【解説】
生産・運送・売買が結びつくことで、町が発展し、民衆の生活も豊かになっていきました。

社会歴史プリント №34

Q1. 室町時代、武士から庶民まではどのような考えに基づいて行動していたか。
教科書の言葉を穴埋めしよう。
「自分たちのことは、(    )で解決する。」
答え
自分たちのことは、自分たちで解決する。
【解説】
室町時代には、幕府の力が弱まり、人々は自分たちの生活を自分たちで守ろうとしました。
そのため、武士だけでなく農民や町人も、話し合いや団結によって問題を解決しようとする考え方が広がりました。

Q2. 右の資料は「正長の土一揆の碑文」である。次の表に合うように、文を書こう。
(誰が/何を/何のために/具体的に など)
答え
農民などが、年貢の減免を求めて、土一揆を起こした。
【解説】
正長の土一揆では、重い年貢や借金に苦しんだ農民や商人が団結し、年貢を軽くすることを求めて行動しました。
一揆は、民衆が自分たちの要求を通そうとした代表的な行動です。

Q3. 加賀(石川県)は「百姓の持ちたる国」と言われていたが、その理由を
「一向一揆」「自治」の語句を用いて説明しよう。
答え
一向一揆によって百姓や門徒が団結し、武士をおさえて自治を行っていたから。
【解説】
加賀では一向宗の門徒を中心にした一向一揆が続き、守護や武士の支配をしりぞけました。
その結果、百姓たちが自分たちで政治を行う自治が実現し、「百姓の持ちたる国」と呼ばれました。

Q4. 右の資料は、近江(滋賀県)のある村のおきてである。
このような村のおきては、どのような人たちが、どのような方法で作っただろう。
答え
村人たちが集まり、話し合い(寄合)によって決めた。
【解説】
村では、有力な農民や年長者を中心に寄合が開かれ、村の決まりが話し合いで決められました。
これは、村が自立して運営されていたことを示しています。

Q5. 村ではQ4のような方法で物事が決められたが、
町ではどのような人たちが、どのような方法で自治を行ったか。
答え
町では商工業者たちが中心となり、話し合いによって自治を行った。
【解説】
町では商人や職人などの商工業者が力を持ち、町の運営を話し合いで決めました。
村と同様に、町でも自治が発達していきました。

Q6. 商工業者たちが、税を納めてまで「座」に入ったのはなぜだろう。
答え
営業の特権を得て、商売を有利に行うため。
【解説】
座に入ると、特定の商品を独占して製造・販売できる権利が与えられました。
そのため、税を納めてでも座に入る価値があったのです。

Q7. 次の一揆について、内容を答えよう。
① 正長の土一揆(1428年・滋賀県)
② 山城国一揆(1485~93年・京都)
③ 加賀の一向一揆(1488~1580年・石川県)
答え
① 農民や商人が高利貸しを襲い、徳政令を要求した。
② 武士や農民が守護を追放し、自治を行った。
③ 一向宗の門徒が団結し、百姓の持ちたる国と呼ばれる自治を行った。
【解説】
一揆には、借金の帳消しを求めるものや、守護を追放して自治を行うものなど、さまざまな形がありました。
いずれも民衆が団結して行動した点が共通しています。

Q8. 座とはどのような組織か。
答え
商工業者が同業者どうしで作った組合。
【解説】
座は、商工業者が力を合わせて商売を守るための組織で、室町時代の商業の発展を支えました。

Q9. 座に与えられた特権とは何か。
答え
税を納める代わりに、商品の製造や販売を独占する権利。
【解説】
独占権を持つことで、安定した利益を得ることができました。

Q10. 町の自治は、どのような人たちによって行われたか。
答え
有力な商工業者を中心に行われた。
【解説】
経済力を持つ商工業者が町の運営を担い、自治が進みました。

Q11. 村の自治は、どのような人たちが中心となり、どのように行われたか。
答え
有力な農民や年長者が中心となり、寄合によって行われた。
【解説】
村では話し合いを重ねることで、秩序を保っていました。

Q12. 人々は、自分たちの目的をなし遂げるために、どのような行動を起こしたのか説明しよう。
答え
人々は団結し、一揆や自治、座などを通して、自分たちの生活や利益を守ろうとした。
【解説】
室町時代の民衆は、受け身ではなく、自ら行動することで社会を動かしていきました。