教科書 96ページ


教科書 本文
学習課題
アフリカの産業には、どのような特色や課題があるでしょうか。
伝統的な農牧業とその変化
アフリカの伝統的な農牧業は、自然環境の影響を受けた焼畑農業や牧畜などです。
乾燥帯では、移動しながらやぎや羊を飼育する遊牧も行われ、狩りや採集が行われている地域もあります。
現在では、外国からの援助を受け、農業機械に加え、新しい品種や栽培方法が導入されています。
日本もほかの国と協力しながら、アフリカでの水田の拡大や稲作の普及を、技術などの面で援助しています。
一方で、干ばつや砂漠化の影響で農地が減っている地域もあります。
輸出のための農作物の栽培
植民地時代のアフリカでは、ヨーロッパの人々がプランテーション農業を行い、アフリカの人々を労働者として働かせ、カカオや綿花、コーヒー、茶といった特定の農作物だけを栽培し、ヨーロッパなどに輸出しました。
独立した現在でも、こうした農作物の栽培は続けられ、重要な輸出品になっています。
世界で広く食べられているチョコレートの主な原料はカカオで、熱帯に育つ樹木から実を採ります。
アフリカでは、植民地時代にヨーロッパの人々がアメリカ大陸から持ちこんで植えて以来、カカオが輸出用に生産されてきました。
現在は、ギニア湾岸のコートジボワールやガーナが、世界有数のカカオの生産国です。
豊かな鉱産資源
アフリカは銅や金、ダイヤモンドなどの鉱産資源が豊富で、植民地時代に開発がなされ、主要な輸出品になりました。
これに加えて、20世紀の半ばからは、アフリカのレアメタルや石油が注目されるようになりました。
南部を中心に産出するコバルトなどは、輸出されてスマートフォンなどの電子機器の部品に使われています。
石油は、ナイジェリアや北アフリカの国々で多く産出されます。
特定の産物にたよった経済
南アフリカ共和国以外の、アフリカの多くの国々の経済は、少ない種類の農作物や鉱産資源を輸出することで成り立っています。
このような状態を、モノカルチャー経済とよびます。
欧米の国々や中国、日本などの援助で開発された農作物や鉱産資源の大部分は、これらの援助国に輸出されています。
しかし、天候や世界的な経済の状況によって価格が大きく変動するため、少ない種類の輸出品では、毎年安定した収入を得られないことが課題になっています。
アフリカの産業には、どのような特色や課題があるでしょうか。
伝統的な農牧業とその変化
アフリカの伝統的な農牧業は、自然環境の影響を受けた焼畑農業や牧畜などです。
乾燥帯では、移動しながらやぎや羊を飼育する遊牧も行われ、狩りや採集が行われている地域もあります。
現在では、外国からの援助を受け、農業機械に加え、新しい品種や栽培方法が導入されています。
日本もほかの国と協力しながら、アフリカでの水田の拡大や稲作の普及を、技術などの面で援助しています。
一方で、干ばつや砂漠化の影響で農地が減っている地域もあります。
輸出のための農作物の栽培
植民地時代のアフリカでは、ヨーロッパの人々がプランテーション農業を行い、アフリカの人々を労働者として働かせ、カカオや綿花、コーヒー、茶といった特定の農作物だけを栽培し、ヨーロッパなどに輸出しました。
独立した現在でも、こうした農作物の栽培は続けられ、重要な輸出品になっています。
世界で広く食べられているチョコレートの主な原料はカカオで、熱帯に育つ樹木から実を採ります。
アフリカでは、植民地時代にヨーロッパの人々がアメリカ大陸から持ちこんで植えて以来、カカオが輸出用に生産されてきました。
現在は、ギニア湾岸のコートジボワールやガーナが、世界有数のカカオの生産国です。
豊かな鉱産資源
アフリカは銅や金、ダイヤモンドなどの鉱産資源が豊富で、植民地時代に開発がなされ、主要な輸出品になりました。
これに加えて、20世紀の半ばからは、アフリカのレアメタルや石油が注目されるようになりました。
南部を中心に産出するコバルトなどは、輸出されてスマートフォンなどの電子機器の部品に使われています。
石油は、ナイジェリアや北アフリカの国々で多く産出されます。
特定の産物にたよった経済
南アフリカ共和国以外の、アフリカの多くの国々の経済は、少ない種類の農作物や鉱産資源を輸出することで成り立っています。
このような状態を、モノカルチャー経済とよびます。
欧米の国々や中国、日本などの援助で開発された農作物や鉱産資源の大部分は、これらの援助国に輸出されています。
しかし、天候や世界的な経済の状況によって価格が大きく変動するため、少ない種類の輸出品では、毎年安定した収入を得られないことが課題になっています。
授業
今日は、アフリカの産業にはどのような特色や課題があるのかを考えていきます。
まず最初に、カカオの実を収穫している写真を見てください。
これは、アフリカで輸出用の農作物が作られていることを示す資料です。
何が読み取れるかというと、アフリカの産業は世界の人々のくらしともつながっているということです。
本文とどうつながるかというと、このあと学ぶ輸出用農作物の栽培の話につながります。
その横の地図は、アフリカのどこでどのような農業が行われているかを示した資料です。
ここからは、地域によって作られる農作物がちがうことや、自然条件に合わせて農業が行われていることが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、アフリカの農業が自然環境の影響を強く受けていることを確かめることができます。
では本文を見ていきます。
最初に、アフリカの伝統的な農牧業について書かれています。
本文には、自然環境の影響を受けた焼畑農業や牧畜などが行われているとあります。
これは、地域によって雨の量や気温が大きくちがい、土地の使い方が自然条件に左右されるからです。
乾燥帯では、移動しながらやぎや羊を育てる遊牧が行われるとあります。
なぜ移動するのかというと、同じ場所にずっといると水や草が不足してしまうからです。
そのため、人々は自然に合わせて生活や生産のしかたを変えてきました。
また、狩りや採集が行われている地域もあるとあります。
ここからも、アフリカでは自然に合わせたくらしが今も見られることがわかります。
次に本文には、現在の農業の変化が書かれています。
外国からの援助を受けて、農業機械や新しい品種、栽培方法が導入されているとあります。
これは、より多くの食料を安定して生産するためです。
日本もほかの国と協力しながら、水田の拡大や稲作の普及を技術の面で援助しているとあります。
つまり、アフリカの農業は伝統的な方法だけでなく、新しい技術も取り入れながら変化しているのです。
しかしその一方で、干ばつや砂漠化の影響で農地が減っている地域もあると書かれています。
干ばつとは、雨がほとんど降らず、水が不足することです。
砂漠化とは、土地が荒れて作物が育ちにくくなることです。
これらは農業のじゃまをし、食料生産を不安定にする原因になります。
次に、茶のつみ取りの写真を見てください。
これは、ケニアの大農園で茶が栽培されている様子を示す資料です。
ここからは、アフリカでは自分たちが食べるためだけでなく、外国に売るための農業も盛んなことが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、このあと説明される輸出のための農作物の栽培につながります。
本文では、植民地時代のアフリカで、ヨーロッパの人々がプランテーション農業を行ったと説明されています。
プランテーション農業とは、大きな農園で特定の作物を大量に栽培する農業です。
その役割は、外国へ売るための作物を効率よく作ることでした。
なぜそのような農業が広がったのかというと、ヨーロッパの人々が自分たちに必要な作物を手に入れるためです。
その結果、アフリカの人々は労働者として働かされ、カカオや綿花やコーヒーや茶などの作物が輸出用に作られるようになりました。
ここでは、利益を得やすかったのはヨーロッパ側であり、働く負担を多く受けたのはアフリカの人々だったことが大切です。
つまり、産業のしくみそのものが外へ売ることを中心に作られていったのです。
フェアトレードの商品を写した資料も見てください。
これは、発展途上国の人々が作った農産物や製品を、労働に見合った適正な値段で買う取り組みを示した資料です。
ここからは、作る人が苦労していても、必ずしも十分な収入を得られるとは限らないことが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、アフリカの産業では、生産する人の生活が安定しにくいという課題につながります。
さらに本文には、チョコレートの原料であるカカオについて書かれています。
カカオは熱帯に育つ樹木からとれる実です。
アフリカでは、植民地時代にヨーロッパの人々がアメリカ大陸から持ちこんで植えて以来、輸出用に生産されてきました。
原因は、植民地支配の中で輸出向けの作物づくりが進められたことです。
出来事として、カカオの栽培が広がりました。
結果として、コートジボワールやガーナは世界有数のカカオ生産国になりました。
ここで大事なのは、今の産業の形が自然だけで決まったのではなく、過去の歴史とも深く結びついていることです。
次に本文は、豊かな鉱産資源について説明しています。
アフリカには銅や金やダイヤモンドなどの鉱産資源が豊富にあると書かれています。
鉱産資源とは、地下からとれる資源のことです。
その役割は、工業製品の材料やエネルギー源になることです。
なぜアフリカの鉱産資源が重要なのかというと、世界の産業を支える材料になるからです。
本文には、これらの資源は植民地時代に開発され、主要な輸出品になったとあります。
つまりここでも、外へ売るための産業が発達したことがわかります。
さらに二十世紀の半ばからは、レアメタルや石油が注目されるようになったとあります。
レアメタルとは、電子機器などに使われる希少な金属です。
南部を中心にとれるコバルトは、スマートフォンなどの部品に使われています。
石油は、ナイジェリアや北アフリカの国々で多く産出されます。
ここで地図を見てください。
これは、アフリカの鉱産資源の分布を示した資料です。
何が読み取れるかというと、アフリカの各地に石油や鉄鉱石や金やダイヤモンドやコバルトなどが広く分布していることです。
本文とどうつながるかというと、アフリカが資源の輸出で世界と強く結びついている理由がわかります。
次に、ケニアのバラについての囲み資料を見ます。
これは、世界で売られるケニアのバラについて説明した資料です。
何が読み取れるかというと、ケニアは赤道に近く日照時間が長いことや、高原で気温と寒暖差がちょうどよいことから、バラの栽培に向いていることです。
本文とどうつながるかというと、アフリカでは自然条件を生かして、世界に売る商品を作っていることがわかります。
また、この資料には、バラ農場で働く人たちがなかなか経済的に豊かになれないという課題も書かれています。
ここでも、輸出が盛んでも、働く人すべてが豊かになるとは限らないことが読み取れます。
次に、バラの出荷の写真を見てください。
これは、ケニアで育てられたバラが商品として出荷される様子を示す資料です。
ここからは、アフリカの農産物が世界の市場に向けて運ばれていることがわかります。
本文とどうつながるかというと、輸出用の産業がアフリカ経済の大きな柱になっていることを具体的に示しています。
その下のグラフは、主なレアメタルの産出国を示した資料です。
ここからは、コバルトはコンゴ民主共和国、プラチナやクロムは南アフリカ共和国の割合が大きいことが読み取れます。
つまり、アフリカの一部の国々は世界の工業にとって非常に重要な資源を多く産出しているのです。
本文とどうつながるかというと、アフリカの鉱産資源が世界経済の中で大きな役割を持つことを示しています。
最後に本文は、特定の産物にたよった経済について説明しています。
南アフリカ共和国以外のアフリカの多くの国々では、少ない種類の農作物や鉱産資源を輸出することで経済が成り立っているとあります。
このような状態をモノカルチャー経済といいます。
モノカルチャー経済とは、限られた特定の作物や資源の生産と輸出にたよる経済のことです。
なぜこのような経済になったのかというと、植民地時代につくられた輸出中心の産業のしくみが今も続いているからです。
その役割は国の収入を得ることですが、同時に大きな弱点もあります。
なぜなら、天候や世界の景気によって価格が大きく変動するからです。
その結果、少ない種類の輸出品にたよる国では、毎年安定した収入を得ることがむずかしくなります。
ここでは、外国の企業や買う側の国が利益を得やすい一方で、生産国や働く人々は価格の変動の負担を受けやすいことも大切です。
モノカルチャー経済の囲み資料も見てください。
これは、植民地支配とプランテーション農業が、今の経済の不安定さにつながっていることをまとめた資料です。
ここからは、今の課題が最近できたものではなく、歴史的な背景をもっていることが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、アフリカの産業を考えるときには、自然条件だけでなく、過去の支配の影響も見なければならないことがわかります。
ここまでをふり返ると、アフリカの産業の特色として、自然環境に合わせた農牧業があること、カカオや茶やバラのような輸出用農作物の栽培が盛んなこと、鉱産資源が豊富で世界に輸出されていることがわかります。
その一方で、課題として、特定の産物にたよるモノカルチャー経済になりやすく、価格の変動で収入が不安定になりやすいことや、働く人々が十分に豊かになれないことが見えてきました。
では最後に、アフリカの産業には、どのような特色や課題があるでしょうか。という、学習課題の答えを完成させます。
アフリカの産業には、自然条件を生かした農牧業が見られ、カカオや茶やバラなどの輸出用農作物や、石油やコバルトなどの鉱産資源の輸出が重要だという特色があります。
しかし、植民地時代から続く輸出中心のしくみによって、特定の産物にたよるモノカルチャー経済になりやすいという課題があります。
そのため、天候や世界の景気による価格変動の影響を受けやすく、国の収入や働く人々の生活が安定しにくいのです。
まず最初に、カカオの実を収穫している写真を見てください。
これは、アフリカで輸出用の農作物が作られていることを示す資料です。
何が読み取れるかというと、アフリカの産業は世界の人々のくらしともつながっているということです。
本文とどうつながるかというと、このあと学ぶ輸出用農作物の栽培の話につながります。
その横の地図は、アフリカのどこでどのような農業が行われているかを示した資料です。
ここからは、地域によって作られる農作物がちがうことや、自然条件に合わせて農業が行われていることが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、アフリカの農業が自然環境の影響を強く受けていることを確かめることができます。
では本文を見ていきます。
最初に、アフリカの伝統的な農牧業について書かれています。
本文には、自然環境の影響を受けた焼畑農業や牧畜などが行われているとあります。
これは、地域によって雨の量や気温が大きくちがい、土地の使い方が自然条件に左右されるからです。
乾燥帯では、移動しながらやぎや羊を育てる遊牧が行われるとあります。
なぜ移動するのかというと、同じ場所にずっといると水や草が不足してしまうからです。
そのため、人々は自然に合わせて生活や生産のしかたを変えてきました。
また、狩りや採集が行われている地域もあるとあります。
ここからも、アフリカでは自然に合わせたくらしが今も見られることがわかります。
次に本文には、現在の農業の変化が書かれています。
外国からの援助を受けて、農業機械や新しい品種、栽培方法が導入されているとあります。
これは、より多くの食料を安定して生産するためです。
日本もほかの国と協力しながら、水田の拡大や稲作の普及を技術の面で援助しているとあります。
つまり、アフリカの農業は伝統的な方法だけでなく、新しい技術も取り入れながら変化しているのです。
しかしその一方で、干ばつや砂漠化の影響で農地が減っている地域もあると書かれています。
干ばつとは、雨がほとんど降らず、水が不足することです。
砂漠化とは、土地が荒れて作物が育ちにくくなることです。
これらは農業のじゃまをし、食料生産を不安定にする原因になります。
次に、茶のつみ取りの写真を見てください。
これは、ケニアの大農園で茶が栽培されている様子を示す資料です。
ここからは、アフリカでは自分たちが食べるためだけでなく、外国に売るための農業も盛んなことが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、このあと説明される輸出のための農作物の栽培につながります。
本文では、植民地時代のアフリカで、ヨーロッパの人々がプランテーション農業を行ったと説明されています。
プランテーション農業とは、大きな農園で特定の作物を大量に栽培する農業です。
その役割は、外国へ売るための作物を効率よく作ることでした。
なぜそのような農業が広がったのかというと、ヨーロッパの人々が自分たちに必要な作物を手に入れるためです。
その結果、アフリカの人々は労働者として働かされ、カカオや綿花やコーヒーや茶などの作物が輸出用に作られるようになりました。
ここでは、利益を得やすかったのはヨーロッパ側であり、働く負担を多く受けたのはアフリカの人々だったことが大切です。
つまり、産業のしくみそのものが外へ売ることを中心に作られていったのです。
フェアトレードの商品を写した資料も見てください。
これは、発展途上国の人々が作った農産物や製品を、労働に見合った適正な値段で買う取り組みを示した資料です。
ここからは、作る人が苦労していても、必ずしも十分な収入を得られるとは限らないことが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、アフリカの産業では、生産する人の生活が安定しにくいという課題につながります。
さらに本文には、チョコレートの原料であるカカオについて書かれています。
カカオは熱帯に育つ樹木からとれる実です。
アフリカでは、植民地時代にヨーロッパの人々がアメリカ大陸から持ちこんで植えて以来、輸出用に生産されてきました。
原因は、植民地支配の中で輸出向けの作物づくりが進められたことです。
出来事として、カカオの栽培が広がりました。
結果として、コートジボワールやガーナは世界有数のカカオ生産国になりました。
ここで大事なのは、今の産業の形が自然だけで決まったのではなく、過去の歴史とも深く結びついていることです。
次に本文は、豊かな鉱産資源について説明しています。
アフリカには銅や金やダイヤモンドなどの鉱産資源が豊富にあると書かれています。
鉱産資源とは、地下からとれる資源のことです。
その役割は、工業製品の材料やエネルギー源になることです。
なぜアフリカの鉱産資源が重要なのかというと、世界の産業を支える材料になるからです。
本文には、これらの資源は植民地時代に開発され、主要な輸出品になったとあります。
つまりここでも、外へ売るための産業が発達したことがわかります。
さらに二十世紀の半ばからは、レアメタルや石油が注目されるようになったとあります。
レアメタルとは、電子機器などに使われる希少な金属です。
南部を中心にとれるコバルトは、スマートフォンなどの部品に使われています。
石油は、ナイジェリアや北アフリカの国々で多く産出されます。
ここで地図を見てください。
これは、アフリカの鉱産資源の分布を示した資料です。
何が読み取れるかというと、アフリカの各地に石油や鉄鉱石や金やダイヤモンドやコバルトなどが広く分布していることです。
本文とどうつながるかというと、アフリカが資源の輸出で世界と強く結びついている理由がわかります。
次に、ケニアのバラについての囲み資料を見ます。
これは、世界で売られるケニアのバラについて説明した資料です。
何が読み取れるかというと、ケニアは赤道に近く日照時間が長いことや、高原で気温と寒暖差がちょうどよいことから、バラの栽培に向いていることです。
本文とどうつながるかというと、アフリカでは自然条件を生かして、世界に売る商品を作っていることがわかります。
また、この資料には、バラ農場で働く人たちがなかなか経済的に豊かになれないという課題も書かれています。
ここでも、輸出が盛んでも、働く人すべてが豊かになるとは限らないことが読み取れます。
次に、バラの出荷の写真を見てください。
これは、ケニアで育てられたバラが商品として出荷される様子を示す資料です。
ここからは、アフリカの農産物が世界の市場に向けて運ばれていることがわかります。
本文とどうつながるかというと、輸出用の産業がアフリカ経済の大きな柱になっていることを具体的に示しています。
その下のグラフは、主なレアメタルの産出国を示した資料です。
ここからは、コバルトはコンゴ民主共和国、プラチナやクロムは南アフリカ共和国の割合が大きいことが読み取れます。
つまり、アフリカの一部の国々は世界の工業にとって非常に重要な資源を多く産出しているのです。
本文とどうつながるかというと、アフリカの鉱産資源が世界経済の中で大きな役割を持つことを示しています。
最後に本文は、特定の産物にたよった経済について説明しています。
南アフリカ共和国以外のアフリカの多くの国々では、少ない種類の農作物や鉱産資源を輸出することで経済が成り立っているとあります。
このような状態をモノカルチャー経済といいます。
モノカルチャー経済とは、限られた特定の作物や資源の生産と輸出にたよる経済のことです。
なぜこのような経済になったのかというと、植民地時代につくられた輸出中心の産業のしくみが今も続いているからです。
その役割は国の収入を得ることですが、同時に大きな弱点もあります。
なぜなら、天候や世界の景気によって価格が大きく変動するからです。
その結果、少ない種類の輸出品にたよる国では、毎年安定した収入を得ることがむずかしくなります。
ここでは、外国の企業や買う側の国が利益を得やすい一方で、生産国や働く人々は価格の変動の負担を受けやすいことも大切です。
モノカルチャー経済の囲み資料も見てください。
これは、植民地支配とプランテーション農業が、今の経済の不安定さにつながっていることをまとめた資料です。
ここからは、今の課題が最近できたものではなく、歴史的な背景をもっていることが読み取れます。
本文とどうつながるかというと、アフリカの産業を考えるときには、自然条件だけでなく、過去の支配の影響も見なければならないことがわかります。
ここまでをふり返ると、アフリカの産業の特色として、自然環境に合わせた農牧業があること、カカオや茶やバラのような輸出用農作物の栽培が盛んなこと、鉱産資源が豊富で世界に輸出されていることがわかります。
その一方で、課題として、特定の産物にたよるモノカルチャー経済になりやすく、価格の変動で収入が不安定になりやすいことや、働く人々が十分に豊かになれないことが見えてきました。
では最後に、アフリカの産業には、どのような特色や課題があるでしょうか。という、学習課題の答えを完成させます。
アフリカの産業には、自然条件を生かした農牧業が見られ、カカオや茶やバラなどの輸出用農作物や、石油やコバルトなどの鉱産資源の輸出が重要だという特色があります。
しかし、植民地時代から続く輸出中心のしくみによって、特定の産物にたよるモノカルチャー経済になりやすいという課題があります。
そのため、天候や世界の景気による価格変動の影響を受けやすく、国の収入や働く人々の生活が安定しにくいのです。
アフリカの産業における課題
Q1. アフリカの伝統的な農牧業は、どのような農業や牧畜ですか。答え
焼畑農業や牧畜
【解説】
アフリカの伝統的な農牧業は、自然環境の影響を強く受けています。
焼畑農業は、森林や草地を焼いて、その灰を肥料にして作物を育てる農業です。
また、地域によっては家畜を飼う牧畜も行われています。
【解説】
アフリカの伝統的な農牧業は、自然環境の影響を強く受けています。
焼畑農業は、森林や草地を焼いて、その灰を肥料にして作物を育てる農業です。
また、地域によっては家畜を飼う牧畜も行われています。
Q2. 乾燥帯では、移動しながらやぎや羊を飼育する何が行われていますか。
答え
遊牧
【解説】
乾燥帯では、草や水が少ないため、同じ場所で長く家畜を飼うことが難しいです。
そのため、水や草を求めて移動しながら、やぎや羊を飼育する遊牧が行われています。
【解説】
乾燥帯では、草や水が少ないため、同じ場所で長く家畜を飼うことが難しいです。
そのため、水や草を求めて移動しながら、やぎや羊を飼育する遊牧が行われています。
Q3. アフリカでは、外国からの援助を受けて、農業にどのようなものが導入されていますか。
答え
農業機械、新しい品種や栽培方法
【解説】
アフリカでは、農業の生産を高めるために、外国からの援助を受けています。
農業機械を使うことで作業を効率よく進めることができます。
また、新しい品種や栽培方法を取り入れることで、収穫量を増やすことが期待されています。
【解説】
アフリカでは、農業の生産を高めるために、外国からの援助を受けています。
農業機械を使うことで作業を効率よく進めることができます。
また、新しい品種や栽培方法を取り入れることで、収穫量を増やすことが期待されています。
Q4. 日本はアフリカで、どのような農業の普及を技術面で援助していますか。
答え
水田の拡大や稲作の普及
【解説】
日本は、ほかの国と協力しながら、アフリカで水田を広げたり、稲作を普及させたりする支援をしています。
米は多くの人の食料になるため、稲作の普及は食料問題の解決にもつながります。
【解説】
日本は、ほかの国と協力しながら、アフリカで水田を広げたり、稲作を普及させたりする支援をしています。
米は多くの人の食料になるため、稲作の普及は食料問題の解決にもつながります。
Q5. アフリカで農地が減っている原因には、どのようなものがありますか。
答え
干ばつや砂漠化
【解説】
干ばつは、雨が長い間降らず、水不足になることです。
砂漠化は、土地が乾燥して、植物が育ちにくくなることです。
これらが進むと、農地として使える土地が減ってしまいます。
【解説】
干ばつは、雨が長い間降らず、水不足になることです。
砂漠化は、土地が乾燥して、植物が育ちにくくなることです。
これらが進むと、農地として使える土地が減ってしまいます。
Q6. 植民地時代のアフリカで、ヨーロッパの人々が行った大規模な農業を何といいますか。
答え
プランテーション農業
【解説】
プランテーション農業とは、広い農園で特定の作物を大量に栽培する農業です。
植民地時代には、ヨーロッパの人々がアフリカの人々を労働者として働かせ、輸出用の作物を作らせました。
【解説】
プランテーション農業とは、広い農園で特定の作物を大量に栽培する農業です。
植民地時代には、ヨーロッパの人々がアフリカの人々を労働者として働かせ、輸出用の作物を作らせました。
Q7. 植民地時代のアフリカで、輸出のために栽培された農作物を四つ答えなさい。
答え
カカオ、綿花、コーヒー、茶
【解説】
これらは、ヨーロッパなどに輸出するために栽培された農作物です。
現在でも、アフリカの重要な輸出品になっています。
「特定の農作物を輸出する」という仕組みは、現在のアフリカ経済の課題にもつながっています。
【解説】
これらは、ヨーロッパなどに輸出するために栽培された農作物です。
現在でも、アフリカの重要な輸出品になっています。
「特定の農作物を輸出する」という仕組みは、現在のアフリカ経済の課題にもつながっています。
Q8. チョコレートの主な原料になる作物は何ですか。
答え
カカオ
【解説】
チョコレートの主な原料はカカオです。
カカオは熱帯に育つ樹木から実を採ります。
アフリカでは、ギニア湾岸で多く栽培されています。
【解説】
チョコレートの主な原料はカカオです。
カカオは熱帯に育つ樹木から実を採ります。
アフリカでは、ギニア湾岸で多く栽培されています。
Q9. 世界有数のカカオの生産国である、ギニア湾岸の国を二つ答えなさい。
答え
コートジボワール、ガーナ
【解説】
コートジボワールとガーナは、世界有数のカカオ生産国です。
カカオは熱帯の気候に適しているため、ギニア湾岸のような高温多雨の地域で栽培されています。
【解説】
コートジボワールとガーナは、世界有数のカカオ生産国です。
カカオは熱帯の気候に適しているため、ギニア湾岸のような高温多雨の地域で栽培されています。
Q10. 発展途上国の人々が生産した農産物や製品を、適正な値段で貿易する取り組みを何といいますか。
答え
フェアトレード
【解説】
フェアトレードは、生産者の労働に見合った適正な価格で取引する取り組みです。
先進国の人々がフェアトレード商品を購入することで、発展途上国の人々の生活を支えることにつながります。
カカオやコーヒーなどの商品でよく見られます。
【解説】
フェアトレードは、生産者の労働に見合った適正な価格で取引する取り組みです。
先進国の人々がフェアトレード商品を購入することで、発展途上国の人々の生活を支えることにつながります。
カカオやコーヒーなどの商品でよく見られます。
Q11. ケニアやマラウイなど、内陸の標高が高い所で栽培され、多くが輸出されている農作物は何ですか。
答え
茶
【解説】
茶は、ケニアやマラウイなどの内陸の標高が高い所で栽培されています。
標高が高い地域は気温が比較的低く、茶の栽培に適しています。
アフリカの農作物は、気候や地形と深く関係しています。
【解説】
茶は、ケニアやマラウイなどの内陸の標高が高い所で栽培されています。
標高が高い地域は気温が比較的低く、茶の栽培に適しています。
アフリカの農作物は、気候や地形と深く関係しています。
Q12. ケニアで輸出されている花として、世界で注目されているものは何ですか。
答え
バラ
【解説】
ケニアでは、バラの栽培と輸出が行われています。
赤道に近く日照時間が長いことや、標高2000m前後の高原で気温と寒暖差に恵まれていることが、バラの栽培に適しています。
ケニアのバラは、ケニアローズともよばれます。
【解説】
ケニアでは、バラの栽培と輸出が行われています。
赤道に近く日照時間が長いことや、標高2000m前後の高原で気温と寒暖差に恵まれていることが、バラの栽培に適しています。
ケニアのバラは、ケニアローズともよばれます。
Q13. ケニアでバラの栽培に適した条件を二つ答えなさい。
答え
日照時間が長いこと、標高2000m前後の高原で気温と寒暖差があること
【解説】
ケニアは赤道に近いため、日照時間が長いです。
また、高原では暑すぎず、昼夜の寒暖差があります。
このような自然条件が、大きなバラの花を育てるのに適しています。
【解説】
ケニアは赤道に近いため、日照時間が長いです。
また、高原では暑すぎず、昼夜の寒暖差があります。
このような自然条件が、大きなバラの花を育てるのに適しています。
Q14. ケニアのバラ農場には、どのような課題がありますか。
答え
働く人たちがなかなか経済的に豊かになれないこと
【解説】
バラは世界に輸出されていますが、そこで働く人たちの生活が十分に豊かになっていないという課題があります。
輸出が盛んでも、生産者や労働者に十分な利益が届くとは限りません。
ここが、フェアトレードなどの考え方とつながります。
【解説】
バラは世界に輸出されていますが、そこで働く人たちの生活が十分に豊かになっていないという課題があります。
輸出が盛んでも、生産者や労働者に十分な利益が届くとは限りません。
ここが、フェアトレードなどの考え方とつながります。
Q15. アフリカに豊富にある鉱産資源を三つ答えなさい。
答え
銅、金、ダイヤモンド
【解説】
アフリカには、銅、金、ダイヤモンドなどの鉱産資源が豊富にあります。
これらは植民地時代から開発され、主要な輸出品になりました。
鉱産資源はアフリカ経済を支える一方で、輸出に頼りすぎる課題もあります。
【解説】
アフリカには、銅、金、ダイヤモンドなどの鉱産資源が豊富にあります。
これらは植民地時代から開発され、主要な輸出品になりました。
鉱産資源はアフリカ経済を支える一方で、輸出に頼りすぎる課題もあります。
Q16. 20世紀の半ばから注目されるようになったアフリカの資源を二つ答えなさい。
答え
レアメタル、石油
【解説】
20世紀の半ばから、アフリカのレアメタルや石油が注目されるようになりました。
レアメタルは電子機器などに使われる重要な資源です。
石油は、工業や交通に欠かせないエネルギー資源です。
【解説】
20世紀の半ばから、アフリカのレアメタルや石油が注目されるようになりました。
レアメタルは電子機器などに使われる重要な資源です。
石油は、工業や交通に欠かせないエネルギー資源です。
Q17. アフリカ南部を中心に産出し、スマートフォンなどの電子機器の部品に使われる鉱産資源は何ですか。
答え
コバルト
【解説】
コバルトは、スマートフォンなどの電子機器の部品に使われます。
アフリカ南部を中心に産出し、世界の工業製品と深く関係しています。
身近なスマートフォンも、アフリカの資源とつながっていることが分かります。
【解説】
コバルトは、スマートフォンなどの電子機器の部品に使われます。
アフリカ南部を中心に産出し、世界の工業製品と深く関係しています。
身近なスマートフォンも、アフリカの資源とつながっていることが分かります。
Q18. 石油は、アフリカのどの地域や国で多く産出されますか。
答え
ナイジェリアや北アフリカの国々
【解説】
石油は、ナイジェリアや北アフリカの国々で多く産出されます。
石油は重要な輸出品ですが、価格が世界の経済状況によって変動しやすいという課題があります。
【解説】
石油は、ナイジェリアや北アフリカの国々で多く産出されます。
石油は重要な輸出品ですが、価格が世界の経済状況によって変動しやすいという課題があります。
Q19. 少ない種類の農作物や鉱産資源を輸出することで成り立つ経済を何といいますか。
答え
モノカルチャー経済
【解説】
モノカルチャー経済とは、限られた特定の作物や資源の生産と輸出に頼る経済です。
アフリカの多くの国では、少ない種類の輸出品に経済が支えられています。
テストでとても出やすい重要語句です。
【解説】
モノカルチャー経済とは、限られた特定の作物や資源の生産と輸出に頼る経済です。
アフリカの多くの国では、少ない種類の輸出品に経済が支えられています。
テストでとても出やすい重要語句です。
Q20. モノカルチャー経済には、どのような問題がありますか。
答え
天候や世界的な経済の状況によって価格が大きく変動し、毎年安定した収入を得られないこと。
【解説】
特定の作物や資源に頼っていると、その価格が下がったときに国の収入が大きく減ります。
また、農作物は天候の影響も受けやすいです。
そのため、モノカルチャー経済では、安定した収入を得にくいことが大きな課題になります。
【解説】
特定の作物や資源に頼っていると、その価格が下がったときに国の収入が大きく減ります。
また、農作物は天候の影響も受けやすいです。
そのため、モノカルチャー経済では、安定した収入を得にくいことが大きな課題になります。
Q21. アフリカの農業や鉱業で、輸出品の多くはどこへ輸出されていますか。
答え
欧米の国々や中国、日本などの援助国
【解説】
援助によって開発された農作物や鉱産資源の多くは、援助した国々へ輸出されています。
そのため、アフリカの産業は、外国との関係に大きく影響を受けています。
【解説】
援助によって開発された農作物や鉱産資源の多くは、援助した国々へ輸出されています。
そのため、アフリカの産業は、外国との関係に大きく影響を受けています。
Q22. アフリカの産業の特色と課題を説明しなさい。
答え
農作物や鉱産資源の輸出が盛んだが、少ない種類の輸出品に頼るモノカルチャー経済になりやすく、収入が安定しにくいこと。
【解説】
アフリカには、カカオ、コーヒー、茶、綿花などの農作物や、銅、金、ダイヤモンド、コバルト、石油などの資源があります。
しかし、限られた輸出品に頼ると、天候や世界経済の変化によって収入が大きく変わります。
そのため、産業を多様化し、国内で加工する産業を育てることが重要な課題になります。
【解説】
アフリカには、カカオ、コーヒー、茶、綿花などの農作物や、銅、金、ダイヤモンド、コバルト、石油などの資源があります。
しかし、限られた輸出品に頼ると、天候や世界経済の変化によって収入が大きく変わります。
そのため、産業を多様化し、国内で加工する産業を育てることが重要な課題になります。
