元素記号と化学反応式

塩化ナトリウム 電子の移動 /  塩化ナトリウム イオン結合 /  酸素分子のでき方
元素記号と化学反応式 A
(1) 鉄の元素記号を答えなさい
答え
Fe
【解説】
鉄はFe(ラテン語Ferrum)。テスト頻出。
鉄(元素番号26)
電子の並び方👉 2 / 8 / 14 / 2。
外側の電子(価電子)が2個なので、これを失って安定しようとする。
そのため、+2や+3のイオンになりやすい。
金属は電子を放出して、陽イオンになりやすいのが特徴。

(2) 銅の元素記号を答えなさい
答え
Cu
【解説】
銅はCu(ラテン語Cuprum)。電気をよく通す金属。
銅(元素番号29)
電子の並び方👉 2 / 8 / 18 / 1。
最外殻電子が1個なので、それを失って安定しようとする。
+1や+2のイオンになりやすい。
自由電子が多いため、電気をよく通す。

(3) マグネシウムの元素記号を答えなさい
答え
Mg
【解説】
マグネシウムはMg。燃えると強い光を出す。
マグネシウム(元素番号12)
電子の並び方👉 2 / 8 / 2。
外側の電子2個を失うと、安定な状態(2 / 8)になる。
そのため、+2のイオンになりやすい。
「安定な電子配置(8個)」を目指して結びつくのがポイント。

(4) 酸素の元素記号を答えなさい
答え
O
【解説】
酸素はO。呼吸や燃焼に必要な気体。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
あと2個電子を受け取ると、安定な2 / 8になる。
そのため、-2のイオンになりやすい。
2つの酸素原子がお互いに電子を出し合い、共有してO₂になる(共有結合)。

(5) 水素の元素記号を答えなさい
答え
H
【解説】
水素はH。最も軽い元素。
水素(元素番号1)
電子の並び方👉 1。
あと1個電子を得るか、共有すると安定(2個)になる。
そのため、他の原子と電子を共有して結びつく。
H₂では電子を共有して安定している。

(6) 炭素の元素記号を答えなさい
答え
C
【解説】
炭素はC。生命にとって重要な元素。
炭素(元素番号6)
電子の並び方👉 2 / 4。
あと4個で安定(2 / 8)になるため、4つの結合ができる。
電子を共有することで安定する(共有結合)。
そのため、多くの化合物(有機物)をつくる。

(7) Al は何という元素か答えなさい
答え
アルミニウム
【解説】
Alはアルミニウム。軽くてさびにくい金属。
アルミニウム(元素番号13)
電子の並び方👉 2 / 8 / 3。
外側の電子3個を失うと安定(2 / 8)になる。
そのため、+3のイオンになりやすい。
表面に酸化被膜ができるため、さびにくい。

(8) Ca は何という元素か答えなさい
答え
カルシウム
【解説】
Caはカルシウム。骨や歯の成分。
カルシウム(元素番号20)
電子の並び方👉 2 / 8 / 8 / 2。
外側の電子2個を失うと安定(2 / 8 / 8)になる。
そのため、+2のイオンになりやすい。

(9) K は何という元素か答えなさい
答え
カリウム
【解説】
Kはカリウム(ラテン語Kalium)。
カリウム(元素番号19)
電子の並び方👉 2 / 8 / 8 / 1。
外側の電子1個を失うと安定(2 / 8 / 8)になる。
そのため、+1のイオンになりやすい。
非常に反応しやすいのは、電子を失いやすいから。

(10) Cl は何という元素か答えなさい
答え
塩素
【解説】
Clは塩素。消毒にも使われる気体。
塩素(元素番号17)
電子の並び方👉 2 / 8 / 7。
あと1個電子を受け取ると安定(2 / 8 / 8)になる。
そのため、-1のイオンになりやすい。
また、Cl₂では電子を共有して安定している。

(11) 次の単体の化学式を書きなさい(酸素)
答え
O₂
【解説】
酸素は分子(O₂)として存在する。
理由👉 酸素は電子が6個で、あと2個必要。
2つの酸素が電子を共有し合うことで、お互いに安定(2 / 8)になる。
このような結びつきを共有結合という。

(12) 次の単体の化学式を書きなさい(水素)
答え
H₂
【解説】
水素は分子(H₂)として存在する。
理由👉 水素は電子が1個で、あと1個必要。
2つの水素が電子を共有して、安定(2個)になる。
これも共有結合による分子である。

(13) 水の化学式を書きなさい
答え
H₂O
【解説】
水は分子である。
理由👉 水素と酸素が電子を共有して結びついている(共有結合)。
酸素は6個、水素は1個の電子を持つ。
酸素は2個足りない、水素は1個ずつ足りない。
そこで、水素2個と酸素1個が電子を共有して、全員が安定になる。
その結果、H₂Oという分子になる。

(14) 二酸化炭素の化学式を書きなさい
答え
CO₂
【解説】
二酸化炭素は分子である。
理由👉 炭素と酸素が電子を共有して結びつく(共有結合)。
炭素は4個、酸素は6個の電子を持つ。
炭素は4個必要、酸素は2個必要。
そこで、炭素と酸素が電子を共有して安定になる。
その結果、CO₂という分子になる。

(15) 塩化ナトリウムの化学式を書きなさい
答え
NaCl
【解説】
塩化ナトリウムは分子ではない(イオン結晶)。
理由👉 ナトリウムは電子を1個失ってNa⁺になる。
塩素は電子を1個受け取ってCl⁻になる。
このプラスとマイナスの引き合い(静電気的な力)で結びつく。
電子を共有していないので、分子ではない。
規則正しく並んだ結晶をつくる(イオン結晶)。

元素記号と化学反応式 B
(1) 次の物質をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、酸素O 水素H 炭素C 硫黄S 鉄Feとする。
酸素分子
答え
【解説】
O₂
酸素分子 → 酸素
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
酸素は外側の電子が6個で、あと2個あると安定する。
そこで、酸素どうしが電子を共有して結びつく。
O₂は分子である。
理由は、2個の酸素原子が電子を共有して、ひとまとまりの粒として存在しているから。

(2) 次の物質をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、酸素O 水素H 炭素C 硫黄S 鉄Feとする。
水素分子
答え
【解説】
H₂
水素分子 → 水素
水素(元素番号1)
電子の並び方👉 1。
水素は電子が1個で、あと1個あると安定する。
そこで、2個の水素原子が電子を共有して結びつく。
H₂は分子である。
理由は、2個の水素原子が電子を共有した、ひとまとまりの粒だから。

(3) 次の物質をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、酸素O 水素H 炭素C 硫黄S 鉄Feとする。
水分子
答え
【解説】
H₂O
水 → 水素 + 酸素
水素(元素番号1)
電子の並び方👉 1。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
水素はあと1個、酸素はあと2個電子があると安定する。
そこで、水素2個と酸素1個が電子を共有して結びつく。
H₂Oは分子である。
理由は、水素原子と酸素原子が電子を共有して、ひとまとまりの粒になっているから。

(4) 次の物質をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、酸素O 水素H 炭素C 硫黄S 鉄Feとする。
二酸化炭素分子
答え
【解説】
CO₂
二酸化炭素 → 炭素 + 酸素
炭素(元素番号6)
電子の並び方👉 2 / 4。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
炭素はあと4個、酸素はあと2個電子があると安定する。
そこで、炭素1個と酸素2個が電子を共有して結びつく。
CO₂は分子である。
理由は、炭素原子と酸素原子が電子を共有した、ひとまとまりの粒だから。

(5) 次の物質をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、酸素O 水素H 炭素C 硫黄S 鉄Feとする。
硫化鉄
答え
【解説】
FeS
鉄 + 硫黄 → 硫化鉄
鉄(元素番号26)
電子の並び方👉 2 / 8 / 14 / 2。
硫黄(元素番号16)
電子の並び方👉 2 / 8 / 6。
鉄は外側の電子2個を失うと安定しやすい。
硫黄は電子を2個受け取ると安定しやすい。
そのため、鉄はFe²⁺、硫黄はS²⁻になって結びつく。
FeSは分子ではない。
理由は、電子を共有してできた小さいひとまとまりではなく、イオンが規則正しく並んだ物質だから。

(6) 次の化学変化をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、銅Cu 酸素O 炭素C 水素Hとする。
銅の酸化
答え
【解説】
2Cu + O₂ → 2CuO
銅 + 酸素 → 酸化銅
銅(元素番号29)
電子の並び方👉 2 / 8 / 18 / 1。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
銅は電子を失いやすく、酸素は電子を受け取りやすい。
そのため、反応すると銅と酸素が結びついて酸化銅になる。
CuOは分子ではない。
理由は、Cu²⁺とO²⁻のようなイオンの結びつきに近い考え方をし、規則正しく並んだ物質としてできるから。
また、Cu は金属の銅であり、これも分子ではない。
金属は原子がたくさん集まって金属結晶をつくっている。

(7) 次の化学変化をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、銅Cu 酸素O 炭素C 水素Hとする。
炭素の燃焼
答え
【解説】
C + O₂ → CO₂
炭素 + 酸素 → 二酸化炭素
炭素(元素番号6)
電子の並び方👉 2 / 4。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
炭素はあと4個、酸素はあと2個電子があると安定する。
そこで、炭素と酸素が電子を共有して結びつく。
できるCO₂は分子である。
理由は、炭素原子1個と酸素原子2個が電子を共有した、ひとまとまりの粒だから。
反応前のO₂も分子である。
一方、反応前の炭素は、ふつうは分子ではない。
炭素原子がたくさん集まった物質として存在している。

(8) 次の化学変化をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、銅Cu 酸素O 炭素C 水素Hとする。
水の電気分解
答え
【解説】
2H₂O → 2H₂ + O₂
水 → 水素 + 酸素
水素(元素番号1)
電子の並び方👉 1。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
水は、水素と酸素が電子を共有してできた分子である。
電気分解では、その結びつきが切れて、水素分子と酸素分子ができる。
H₂O、H₂、O₂はいずれも分子である。
理由は、どれも原子どうしが電子を共有した、ひとまとまりの粒だから。
また、できる気体の体積比は、水素:酸素=2:1である。

(9) 次の化学変化をモデルで表しなさい。
ただし、原子のモデルは、銅Cu 酸素O 炭素C 水素Hとする。
酸化銅の還元
答え
【解説】
2CuO + C → 2Cu + CO₂
酸化銅 + 炭素 → 銅 + 二酸化炭素
銅(元素番号29)
電子の並び方👉 2 / 8 / 18 / 1。
炭素(元素番号6)
電子の並び方👉 2 / 4。
酸素(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
炭素は酸素と結びつきやすいので、酸化銅から酸素をうばう。
その結果、銅ができ、炭素は二酸化炭素になる。
CuOは分子ではない。
理由は、銅イオンと酸化物イオンが規則正しく並んだ物質だから。
できたCuも分子ではない。
金属の銅として、原子がたくさん集まっている。
できたCO₂は分子である。
理由は、炭素原子と酸素原子が電子を共有した、ひとまとまりの粒だから。

元素記号と化学反応式 C
(1) 炭酸水素ナトリウム NaHCO₃ の熱分解を表す化学反応式を書きなさい。 化学反応式の作り方

答え
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
【解説】
炭酸水素ナトリウムを加熱すると、炭酸ナトリウム・水・二酸化炭素に分かれる。
これは熱によって1つの物質が複数の物質に分かれる分解である。
NaHCO₃ は炭酸水素ナトリウム、Na₂CO₃ は炭酸ナトリウム、H₂O は水、CO₂ は二酸化炭素である。
モデル👉 ⑪◎●〇〇〇 + ⑪◎●〇〇〇 → ⑪⑪●〇〇〇 + ◎〇◎ + ●〇〇
Na(ナトリウム、元素番号11)
電子の並び方👉 2 / 8 / 1。
Naは外側の電子を1個失うと安定するので、Na⁺になりやすい。
H(水素、元素番号1)
電子の並び方👉 1。
水素はあと1個で安定するので、他の原子と電子を共有して結びつきやすい。
C(炭素、元素番号6)
電子の並び方👉 2 / 4。
炭素はあと4個で安定するので、4本の結合をつくりやすい。
O(酸素、元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
NaHCO₃やNa₂CO₃は分子ではない。
理由は、Na⁺とイオンが電気的な力で集まった物質だから。
H₂O(◎〇◎)とCO₂(●〇〇)は分子である。
理由は、原子どうしが電子を共有して結びついているから。
なぜ結びつくかというと、原子は外側の電子を安定な数に近づけたいからである。
Naは1個失うと安定しやすく、Hは1個ほしい、Oは2個ほしい、Cは4個分を共有したい。

(2) 酸化銀 Ag₂O の熱分解を表す化学反応式を書きなさい
答え
2Ag₂O → 4Ag + O₂

【解説】
酸化銀を加熱すると、銀と酸素に分かれる。
Ag₂O は酸化銀、Ag は銀、O₂ は酸素である。
モデル👉 ㊼㊼〇 + ㊼㊼〇 → ㊼ + ㊼ + ㊼ + ㊼ + 〇〇
Ag(銀、元素番号47)
電子の並び方👉 2 / 8 / 18 / 18 / 1。
O(酸素、元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
Ag₂Oは分子ではない(イオン結晶)。
Agは分子ではない(金属結晶)。
O₂(〇〇)は分子である。
理由👉 酸素どうしが電子を共有して安定するから。
化合物が結びつく理由は、Agは外側の電子1個を失いやすく、Oは2個受け取ると安定しやすいからである。
そのため、AgはAg⁺、OはO²⁻のようになって引き合い、酸化銀ができる。

(3) 水 H₂O の電気分解を表す化学反応式を書きなさい
答え
2H₂O → 2H₂ + O₂
【解説】
水に電気を流すと、水素と酸素に分かれる。
H₂O は水、H₂ は水素、O₂ は酸素である。
モデル👉 ◎〇◎ + ◎〇◎ → ◎◎ + ◎◎ + 〇〇
H(水素、元素番号1)
電子の並び方👉 1。
O(酸素、元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
H₂O(◎〇◎)は分子。
H₂(◎◎)とO₂(〇〇)も分子。
理由👉 すべて電子を共有してできている。
電子の不足を補うために結びつくのがポイント。
水ができる理由は、Hはあと1個で安定、Oはあと2個で安定するからである。
そこで、水素2個と酸素1個が電子を共有すると、HもOも安定に近づく。
そのため、H₂Oという分子ができる。

(4) 過酸化水素 H₂O₂ の分解を表す化学反応式を書きなさい
答え
2H₂O₂ → 2H₂O + O₂
【解説】
過酸化水素は分解すると、水と酸素になる。
H₂O₂ は過酸化水素、H₂O は水、O₂ は酸素である。
モデル👉 ◎〇〇◎ + ◎〇〇◎ → ◎〇◎ + ◎〇◎ + 〇〇
H(水素、元素番号1)
電子の並び方👉 1。
O(酸素、元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
H₂O₂・H₂O・O₂はすべて分子。
理由👉 電子を共有して結びついている。
Hがあと1個、Oがあと2個で安定するので、HとOは電子を共有して結びつく。
その結びつき方が変わることで、H₂OとO₂ができる。

(5) 鉄と硫黄が結びつく化学変化を表す化学反応式を書きなさい
答え
Fe + S → FeS
【解説】
鉄と硫黄を加熱すると、硫化鉄ができる。
Fe は鉄、S は硫黄、FeS は硫化鉄である。
モデル👉 ㉖ + ⑯ → ㉖⑯
Fe(元素番号26)
電子の並び方👉 2 / 8 / 14 / 2。
S(元素番号16)
電子の並び方👉 2 / 8 / 6。
Feは電子を失い、Sは電子を受け取る。
FeSは分子ではない(イオン結晶)。
鉄は外側の電子2個を失うと安定しやすく、硫黄は2個受け取ると安定しやすい。
そのため、Fe²⁺とS²⁻のようになって引き合い、FeSができる。
つまり、電子の受け渡しによって結びついている。

(6) 水素が燃えて水になる化学変化を表す化学反応式を書きなさい
答え
2H₂ + O₂ → 2H₂O
【解説】
水素が酸素と結びついて水になる。
H₂ は水素、O₂ は酸素、H₂O は水である。
モデル👉 ◎◎ + ◎◎ + 〇〇 → ◎〇◎ + ◎〇◎
H(元素番号1)
電子の並び方👉 1。
O(元素番号8)
電子の並び方👉 2 / 6。
すべて分子。
理由👉 電子共有で結びつく。
水素はあと1個、酸素はあと2個で安定する。
そのため、水素2個と酸素1個が電子を共有すると、安定な並びに近づく。
だから水ができる。

(7) 亜鉛と塩酸が反応する化学反応式を書きなさい
答え
Zn + 2HCl → ZnCl₂ + H₂
【解説】
亜鉛と塩酸が反応して水素が発生する。
Zn は亜鉛、HCl は塩酸、ZnCl₂ は塩化亜鉛、H₂ は水素である。
モデル👉 ㉚ + ◎⑰ + ◎⑰ → ㉚⑰⑰ + ◎◎
Zn(亜鉛、元素番号30)
電子の並び方👉 2 / 8 / 18 / 2。
Cl(塩素、元素番号17)
電子の並び方👉 2 / 8 / 7。
ZnCl₂は分子でない(イオン)。
H₂は分子。
Znは外側の電子2個を失うと安定しやすい。
Clはあと1個で安定するので、2個のClがそれぞれ1個ずつ受け取る形になる。
そのため、Zn²⁺とCl⁻が引き合ってZnCl₂ができる。
また、Hはあと1個で安定するので、Hどうしが電子を共有してH₂になる。

(8) 石灰石と塩酸の反応を表す化学反応式を書きなさい
答え
CaCO₃ + 2HCl → CaCl₂ + H₂O + CO₂
【解説】
二酸化炭素が発生する反応。
CaCO₃ は炭酸カルシウム、HCl は塩酸、CaCl₂ は塩化カルシウム、H₂O は水、CO₂ は二酸化炭素である。
モデル👉 ⑳●〇〇〇 + ◎⑰ + ◎⑰ → ⑳⑰⑰ + ◎〇◎ + ●〇〇
Ca(カルシウム、元素番号20)
電子の並び方👉 2 / 8 / 8 / 2。
CO₂(●〇〇)は分子。
H₂O(◎〇◎)は分子。
CaCO₃・CaCl₂は分子でない(イオン)。
Caは外側の電子2個を失うと安定しやすい。
Clはあと1個で安定するので、2個のClがCaからの電子に対応して結びつく。
また、Hはあと1個、Oはあと2個、Cは4個分を共有すると安定に近づく。
そのため、H₂OやCO₂のような分子ができる。

(9) 硫化鉄と塩酸の反応を表す化学反応式を書きなさい
答え
FeS + 2HCl → FeCl₂ + H₂S
【解説】
硫化鉄に塩酸を加えると、硫化水素が発生する。
FeS は硫化鉄、HCl は塩酸、FeCl₂ は塩化鉄、H₂S は硫化水素である。
モデル👉 ㉖⑯ + ◎⑰ + ◎⑰ → ㉖⑰⑰ + ◎⑯◎
H₂S(◎⑯◎)は分子。
FeCl₂は分子でない(イオン)。
電子のやり取り・共有によって結びつきが変わる。
Feは2個失うと安定、Clは1個受け取ると安定するので、FeCl₂ができる。
また、Sはあと2個、Hはあと1個で安定する。
そのため、H₂SではHが2個、Sが1個集まって電子を共有し、安定な結びつきになる。

元素記号と化学反応式 D
(1) 酸化銀 Ag₂O の熱分解を表す化学反応式を書きなさい。 化学反応式の作り方

答え
2Ag₂O → 4Ag + O₂
【解説】
酸化銀を加熱すると、銀と酸素に分かれる。
これは1つの物質が複数の物質に分かれる分解である。
Ag₂Oは酸化銀、Agは銀、O₂は酸素を表す。
反応式の係数を合わせると、左辺と右辺のAg原子とO原子の数が等しくなる。

(2) 水 H₂O の電気分解を表す化学反応式を書きなさい。
答え
2H₂O → 2H₂ + O₂
【解説】
水に電流を流すと、水素と酸素に分かれる。
水素と酸素の発生量の体積比は2:1になる。
H₂Oは水、H₂は水素、O₂は酸素である。

(3) 炭酸水素ナトリウム NaHCO₃ の熱分解を表す化学反応式を書きなさい。
答え
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
【解説】
炭酸水素ナトリウムを加熱すると、炭酸ナトリウム・水・二酸化炭素に分かれる。
これは分解の化学変化である。
Na₂CO₃は炭酸ナトリウム、H₂Oは水、CO₂は二酸化炭素を表す。

(4) 鉄と硫黄が結びつく化学変化を表す化学反応式を書きなさい。
答え
Fe + S → FeS
【解説】
鉄と硫黄を加熱すると、硫化鉄ができる。
これは2種類以上の物質が結びついて別の物質になる化合である。
Feは鉄、Sは硫黄、FeSは硫化鉄を表す。

(5) 炭素が燃えて二酸化炭素になる化学変化を表す化学反応式を書きなさい。
答え
C + O₂ → CO₂
【解説】
炭素が酸素と結びつくと二酸化炭素ができる。
木炭や石炭が燃える反応も基本的にはこの反応である。
Cは炭素、O₂は酸素、CO₂は二酸化炭素を表す。

(6) 水素が燃えて水になる化学変化を表す化学反応式を書きなさい。
答え
2H₂ + O₂ → 2H₂O
【解説】
水素が酸素と結びつくと水ができる。
水素の燃焼実験では「ポン」という音を立てて燃えることがある。
H₂は水素、O₂は酸素、H₂Oは水である。

(7) マグネシウムが燃えて酸化マグネシウムになる化学変化を表す化学反応式を書きなさい。
答え
2Mg + O₂ → 2MgO
【解説】
マグネシウムを燃やすと、強い白色光を出して燃え、酸化マグネシウムができる。
Mgはマグネシウム、O₂は酸素、MgOは酸化マグネシウムを表す。
酸素と結びつく反応を酸化という。

(8) 酸化銅 CuO と炭素 C の反応を表す化学反応式を書きなさい。
答え
2CuO + C → 2Cu + CO₂
【解説】
酸化銅と炭素を加熱すると、銅と二酸化炭素ができる。
炭素が酸化銅から酸素を奪う反応である。
CuOは酸化銅、Cuは銅、CO₂は二酸化炭素を表す。

(9) 酸化銅 CuO と水素 H₂ の反応を表す化学反応式を書きなさい。
答え
CuO + H₂ → Cu + H₂O
【解説】
酸化銅に水素を通しながら加熱すると、銅と水ができる。
水素が酸化銅から酸素を奪う反応である。
黒色の酸化銅が赤色の銅に変化するため、反応が確認しやすい。
CuOは酸化銅、H₂は水素、Cuは銅、H₂Oは水を表す。