教科書
星の花が降るころに 安東みきえ
銀木犀の花は甘い香りで、白く小さな星の形をしている。
そして雪が降るように音もなく落ちてくる。
去年の秋、夏実と二人で木の真下に立ち、花が散るのを長いこと見上げていた。
気がつくと、地面が白い星形でいっぱいになっていた。
これじゃふめない、これじゃもう動けない、と夏実は幹に体を寄せ、二人で木に閉じ込められた、そう言って笑った。
ガタン!
びっくりした。
去年のことをぼんやり思い出していたら、机にいきなり戸部君がぶつかってきた。
戸部君は振り返ると、後ろの男子に向かってどなった。
「やめろよ。押すなよなあ。俺がわざとぶつかったみたいだろ。」
自習時間が終わり、昼休みに入った教室はがやがやしていた。
私は戸部君をにらんだ。
「なんか用?」
「宿題をきこうと思って来たんだよ。そしたらあいつらがいきなり押してきて。」
戸部君はサッカー部の誰かといつもふざけてじゃれ合っている。
そしてちょっとしたこづき合いが高じてすぐに本気のけんかになる。
わけがわからない。
塾のプリントを、戸部君は私の前に差し出した。
「この問題わかんねえんだよ。『あたかも』という言葉を使って文章を作りなさい、だって。おまえ得意だろ、こういうの。」
私だってわからない。
いっしょだった小学生のころからわからないままだ。
なんで戸部君はいつも私にからんでくるのか。
なんで同じ塾に入ってくるのか。
なんでサッカー部なのに先輩のように格好よくないのか。
「わかんないよ。そんなの自分で考えなよ。」
隣の教室の授業も終わったらしく、椅子を引く音がガタガタと聞こえてきた。
私は戸部君を押しのけるようにして立ち上がると廊下に向かった。
戸部君に関わり合っている暇はない。
今日こそは仲直りをすると決めてきたのだ。
はられたポスターや掲示を眺めるふりをしながら、廊下で夏実が出てくるのを待った。
夏実とは中学に上がってもずっと親友でいようと約束をしていた。
だから春の間はクラスが違っても必ずいっしょに帰っていた。
それなのに、何度か小さな擦れ違いや誤解が重なるうち、別々に帰るようになってしまった。
おたがいに意地を張っていたのかもしれない。
お守りみたいな小さなビニール袋をポケットの上からそっとなでた。
中には銀木犀の花が入っている。
もう香りはなくなっているけれどかまわない。
去年の秋、この花で何か手作りに挑戦しようと言ってそのままになっていた。
香水はもう無理でも試しにせっけんを作ってみよう、そして秋になったら新しい花を拾って、それでポプリなんかも作ってみよう……そう誘ってみるつもりだった。
夏実だって、私から言いだすのをきっと待っているはずだ。
夏実の姿が目に入った。
教室を出てこちらに向かってくる。
そのとたん、私は自分の心臓がどこにあるのかがはっきりわかった。
どきどき鳴る胸をなだめるように一つ息を吸ってはくと、ぎこちなく足をふみ出した。
「あの、夏実――」
私が声をかけたのと、隣のクラスの子が夏実に話しかけたのが同時だった。
夏実は一瞬とまどったような顔でこちらを見た後、隣の子に何か答えながら私からすっと顔を背けた。
そして目の前を通り過ぎて行ってしまった。
音のないこま送りの映像を見ているように、変に長く感じられた。
騒々しさがやっと耳に戻ったとき、教室の中の戸部君がこちらを見ていることに気づいた。
私はきっとひどい顔をしている。
唇がふるえているし、目のふちが熱い。
きまりが悪くてはじかれたようにその場を離れると、窓に駆け寄って下をのぞいた。
裏門にも、コンクリートの通路にも人の姿はない。
どこも強い日差しのせいで、色が飛んでしまったみたい。
貧血を起こしたときに見える白々とした光景によく似ている。
私は外にいる友達を探しているふうに熱心に下を眺めた。
本当は友達なんていないのに。
夏実の他には友達とよびたい人なんて誰もいないのに。
帰りは図書委員の集まりがあったせいで遅くなった。
のろのろと靴を履きかえていると、校庭からサッカー部のかけ声が聞こえてきた。
もう九月というのに、昨日も真夏日だった。
校庭に出ると、毛穴という毛穴から魂がぬるぬるととけ出してしまいそうに暑かった。
運動部のみんなはサバンナの動物みたいで、入れかわり立ちかわり水を飲みにやって来る。
水飲み場の近くに座って戸部君を探した。
夏実とのことを見られたのが気がかりだった。
繊細さのかけらもない戸部君だから、みんなの前で何を言いだすか知れたものじゃない。
どこまでわかっているのか探っておきたかった。
だいたいなんであんな場面をのんびりと眺めていたのだろう。
それを考えると弱みをにぎられた気分になり、八つ当たりとわかってもにくらしくてしかたがなかった。
戸部君の姿がやっと見つかった。
なかなか探せないはずだ。
サッカーの練習をしているみんなとは離れた所で、一人ボールを磨いていた。
サッカーボールはぬい目が弱い。
そこからほころびる。
だから砂を落としてやらないとだめなんだ。
使いたいときだけ使って、手入れをしないでいるのはだめなんだ。
いつか戸部君がそう言っていたのを思い出した。
日陰もない校庭の隅っこで背中を丸め、黙々とボール磨きをしている戸部君を見ていたら、なんだか急に自分の考えていたことがひどく小さく、くだらないことに思えてきた。
立ち上がって水道の蛇口をひねった。
水をぱしゃぱしゃと顔にかけた。
冷たかった。
とけ出していた魂がもう一度引っ込み、やっと顔の輪郭が戻ってきたような気がした。
てのひらに水を受けて何度もほおをたたいていると、足音が近づいてきた。
後ろから「おい。」と声をかけられた。
戸部君だ。
ずっと耳になじんでいた声だからすぐわかる。
顔を拭きながら振り返ると、戸部君が言った。
「俺、考えたんだ。」
ハンドタオルから目だけを出して戸部君を見つめた。
何を言われるのか少しこわくて黙っていた。
「ほら、『あたかも』という言葉を使って文を作りなさいってやつ。」
「ああ、なんだ。あれのこと。」
「いいか、よく聞けよ・・・・・・おまえは俺を意外とハンサムだと思ったことが」にやりと笑った。
「あたかもしれない。」
やっぱり戸部君って、わけがわからない。
二人で顔を見合わせて吹き出した。
中学生になってちゃんと
向き合ったことがなかったから気づかなかったけれど、私より低かったはずの戸部君の背はいつのまにか私よりずっと高くなっている。
私はタオルを当てて笑っていた。
涙がにじんできたのはあんまり笑いすぎたせいだ、たぶん。
学校からの帰り、少し回り道をして銀木犀のある公園に立ち寄った。
銀木犀は常緑樹だから一年中葉っぱがしげっている。
それをきれいに丸く刈り込むので、木の下に入れば丸屋根の部屋のようだ。
夏実と私はここが大好きで、二人だけの秘密基地と決めていた。
ここにいれば大丈夫、どんなことからも木が守ってくれる。
そう信じていられた。
夕方に近くなっても日差しはまだ強い。
木の下は陰になってすずしかった。
掃除をしているおばさんが、草むしりの手を休めて話しかけてきた。
「いい木だよねえ、こんな時期は木陰になってくれて。けど春先は、葉っぱが落ちて案外厄介なんだよ、掃除がさ。」
私は首をかしげた。
常緑樹は一年中葉っぱがしげっているはずなのに。
「え、葉っぱはずっと落ちないんじゃないんですか。」
「まさか。どんどん古い葉っぱを落っことして、その代わりに新しい葉っぱを生やすんだよ。
そりゃそうさ。でなきゃあんた、いくら木だって生きていけないよ。」
帽子の中の顔は暗くてよくわなかったけれど、笑った歯だけは白く見えた。
おばさんは、よいしょと言って掃除道具を抱えると公園の反対側に歩いていった。
私は真下に立って銀木犀の木を見上げた。
かたむいた陽が葉っぱの間からちらちらと差し、半円球の宙にまたたく星みたいに光っていた。
ポケットからビニール袋を取り出した。
花びらは小さく縮んで、もう色がすっかりあせている
袋の口を開けて、星形の花を土の上にぱらぱらと落とした。
ここでいつかまた夏実と花を拾える日が来るかもしれない。
それとも違う誰かと拾うかもしれない。
あるいはそんなことはもうしないかもしれない。
どちらだっていい。
大丈夫、きっとなんとかやっていける。
私は銀木犀の木の下をくぐって出た。
確認テスト 1
Q1. 本文は回想の場面から始まり、途中で現在の場面になっています。回想の場面の最後の五字を書きぬきなさい。(ただし、句読点も字数に含める)答え
て笑った
【解説】 この問題は、回想(過去の出来事)から現在の場面へ切り替わる部分を正確に読み取れているかを確認する問題です。 「去年のことをぼんやり思い出していたら」という表現の直前までが回想なので、その終わりの五字を本文からそのまま探します。
【解説】 この問題は、回想(過去の出来事)から現在の場面へ切り替わる部分を正確に読み取れているかを確認する問題です。 「去年のことをぼんやり思い出していたら」という表現の直前までが回想なので、その終わりの五字を本文からそのまま探します。
Q2. 「私」がいる場所を、本文中から二字で書きぬきなさい。
答え
教室
【解説】 場所を答える問題では、行動のきっかけになる音や出来事に注目します。 机の音や教室内の様子が書かれていることから、「私」がどこにいるのかを本文の表現そのままで探します。
【解説】 場所を答える問題では、行動のきっかけになる音や出来事に注目します。 机の音や教室内の様子が書かれていることから、「私」がどこにいるのかを本文の表現そのままで探します。
Q3. 「戸部君に関わり合っている暇はない」とあるが、これはなぜか。次のア~ウから最も適当なものを一つ選びなさい。
ア 夏実と一緒に昼休みを過ごす約束をしているから。
イ これから自分も宿題をしようと思っているから。
ウ 今日は夏実と仲直りをしようと思っているから。
答え
ウ
【解説】 本文中に「今日こそは仲直りをすると決めてきた」という気持ちが書かれています。 ただ一緒に過ごすためではなく、関係を修復したいという意図があることから、ウが正解です。
【解説】 本文中に「今日こそは仲直りをすると決めてきた」という気持ちが書かれています。 ただ一緒に過ごすためではなく、関係を修復したいという意図があることから、ウが正解です。
Q4. 本文から読み取れる登場人物同士の関係として、最も適当なものを次のア~エから一つ選びなさい。
ア 「私」と戸部君は、去年の秋まで親友といえる関係だった。
イ 「私」と戸部君は、同じクラスだが、あまり顔なじみといえる関係ではない。
ウ 「私」と夏実は、去年の秋には仲が良かったが、現在では互いに不信感を持っている。
エ 「私」と夏実は、去年の秋には親密な関係だったが、現在ではすれ違いが生じている。
答え
エ
【解説】 回想の場面では、夏実と一緒に穏やかな時間を過ごしていた様子が描かれています。 一方、現在の場面では「仲直りしようとしている」ことから、関係がうまくいっていない状態だと分かります。 そのため、「過去は親密、現在はすれ違いがある」と表すエが最も適切です。
【解説】 回想の場面では、夏実と一緒に穏やかな時間を過ごしていた様子が描かれています。 一方、現在の場面では「仲直りしようとしている」ことから、関係がうまくいっていない状態だと分かります。 そのため、「過去は親密、現在はすれ違いがある」と表すエが最も適切です。
確認テスト 2
Q1. 「そっとなでた……お守りみたいな」とあるが、ここから読み取れる「私」の心情として最も適当なものを、次のア~エから一つ選びなさい。ア 夏実との仲直りが成功することを確信する気持ち。
イ 夏実と昔のような関係に戻れるように祈る気持ち。
ウ 夏実と仲直りできるか不安で、なげやりになる気持ち。
エ 夏実が自分を無視したことで、落ち込み嘆く気持ち。
答え
イ
【解説】 「お守りみたいな小さなビニール袋」をそっとなでる行動から、 「私」が仲直りしたいという強い願いをこめていることが分かります。 まだ結果は分からないため、確信(ア)や落ち込み(エ)ではなく、 祈るような気持ちを表すイが正解です。
【解説】 「お守りみたいな小さなビニール袋」をそっとなでる行動から、 「私」が仲直りしたいという強い願いをこめていることが分かります。 まだ結果は分からないため、確信(ア)や落ち込み(エ)ではなく、 祈るような気持ちを表すイが正解です。
Q2. 「息を吸ってはくと……どきどき鳴る」とあるが、このときの「私」の様子として最も適当なものを、次のア~エから一つ選びなさい。
ア 興奮する様子。
イ 思い通りにことが進み、喜ぶ様子。
ウ 思いがけない出来事にあわてる様子。
エ 夏実に声をかけることに緊張する様子。
答え
エ
【解説】 「どきどき鳴る胸」「息を吸ってはく」という表現は、 緊張して気持ちを落ち着かせようとしている状態を表しています。 夏実に声をかける直前の場面なので、エが最も合っています。
【解説】 「どきどき鳴る胸」「息を吸ってはく」という表現は、 緊張して気持ちを落ち着かせようとしている状態を表しています。 夏実に声をかける直前の場面なので、エが最も合っています。
Q3. 「音のないこま送りの映像を見ているように長く感じられた」とあるが、この表現が意味することとして最も適当なものを、次のア~エから一つ選びなさい。
ア 夏実が目の前を通り過ぎて行くまでに、いつもより長い時間がかかったこと。
イ 自分を無視するような夏実の態度に、怒りがこみあげていること。
ウ とまどったような夏実の顔が意味することに、思いをはせていること。
エ 思いもよらず夏実が自分から顔を背けたことに、ぼう然としていること。
答え
エ
【解説】 時間がゆっくり流れるように感じる比喩は、 予想外の出来事に強いショックを受けている状態を表します。 夏実が顔を背けて通り過ぎたことに対して、 「私」がぼう然としている様子を表すエが正解です。
【解説】 時間がゆっくり流れるように感じる比喩は、 予想外の出来事に強いショックを受けている状態を表します。 夏実が顔を背けて通り過ぎたことに対して、 「私」がぼう然としている様子を表すエが正解です。
Q4. 本文の内容に合うものを、次のア~エから一つ選びなさい。
ア 「私」と夏実は、中学に上がって同じクラスになった。
イ 「私」と夏実は、次第に別々に帰るようになった。
ウ 夏実は、「私」が声をかけたのに気がつかなかった。
エ 結局、「私」は夏実に声をかけられなかった。
答え
イ
【解説】 本文には、 「すれ違いや誤解が重なるうち、別々に帰るようになった」 と書かれています。 同じクラスになったとは書かれておらず、 声をかけたことにも夏実は気づいています。 そのため、正しい内容はイです。
【解説】 本文には、 「すれ違いや誤解が重なるうち、別々に帰るようになった」 と書かれています。 同じクラスになったとは書かれておらず、 声をかけたことにも夏実は気づいています。 そのため、正しい内容はイです。
確認テスト 3
Q1. 本文中には、「私」と夏実の思い出や二人の関係が現在どうなっているかを、銀木犀の花の様子を通して表現している一文があります。その一文の最初の五字を書きなさい。答え
花びらは小
【解説】 「花びらは小さく縮んで、もう色がすっかりあせている。」の一文が現在の「私」と夏実の関係を暗示している。 「私」と夏実の関係が疎遠になり、色あせていることを象徴している。
【解説】 「花びらは小さく縮んで、もう色がすっかりあせている。」の一文が現在の「私」と夏実の関係を暗示している。 「私」と夏実の関係が疎遠になり、色あせていることを象徴している。
Q2. 銀木犀の木の下は、「私」と夏実にとってどのような場所であったか。本文中から九字で書きぬきなさい。
答え
二人だけの秘密基地
【解説】 銀木犀の木の下は、 二人が安心して過ごし、特別な時間を共有した場所です。 「秘密基地」という言葉から、強い結びつきと大切な思い出が分かります。
【解説】 銀木犀の木の下は、 二人が安心して過ごし、特別な時間を共有した場所です。 「秘密基地」という言葉から、強い結びつきと大切な思い出が分かります。
Q3. 「私は首をかしげた」とあるが、なぜ首をかしげたのですか。最も適当なものを次のア~エから一つ選びなさい。
ア 不満を感じたから。
イ 夏実との思い出の木である銀木犀を厄介と言うおばさんに、とまどったから。
ウ 銀木犀は常緑樹で葉が落ちないと思っていたのに、葉っぱが落ちると言われたから。
エ 銀木犀は常緑樹ではないと指摘されたから。
答え
ウ
【解説】 本文では、 「銀木犀は常緑樹で一年中葉がしげっているはず」と考えていた「私」が、 葉が落ちると言われて疑問を感じたことが描かれています。 そのため、理由として最も適切なのはウです。
【解説】 本文では、 「銀木犀は常緑樹で一年中葉がしげっているはず」と考えていた「私」が、 葉が落ちると言われて疑問を感じたことが描かれています。 そのため、理由として最も適切なのはウです。
Q4. おばさんとの対話を通じて、「私」の心情はどのように変化しましたか。最も適当なものを次のア~エから一つ選びなさい。
ア どんなものからも守ってくれると思っていた銀木犀も、古い葉を落とすと知り、頼りなく感じるようになった。
イ 常緑樹の銀木犀も新しい葉を生やし続けていると知り、過去にとらわれず未来に向かって進んでいこうと決意した。
ウ 夏実と決別し、新たな人間関係を築こうと考えるようになった。
エ 大切に思っていた銀木犀の木も、掃除をする人からは厄介な存在なのだと知り、人によって視点が異なることを学んだ。
答え
イ
【解説】 古い葉を落とし、新しい葉を生やす銀木犀の姿は、 過去にとらわれず前へ進むことの象徴です。 「私」はこのことに気づき、 夏実との関係に区切りをつけて未来へ進もうとする気持ちになります。 そのため、イが最も適切です。
【解説】 古い葉を落とし、新しい葉を生やす銀木犀の姿は、 過去にとらわれず前へ進むことの象徴です。 「私」はこのことに気づき、 夏実との関係に区切りをつけて未来へ進もうとする気持ちになります。 そのため、イが最も適切です。
確認テスト 4
Q1. 本文の流れに沿って、銀木犀に関する次の各文の出来事を並べかえなさい。ア 「私」は、小さく縮んで色あせた銀木犀の花を、土の上にぱらぱらと落とした。
イ 「私」は、香りがなくなった銀木犀の花が入っているビニール袋を、そっとなでた。
ウ 「私」は、夏実と二人で、甘い香りの銀木犀の花が落ちてくるのを見上げていた。
答え
ウ → イ → ア
【解説】 まず過去の回想で、夏実と一緒に銀木犀の花を見上げている場面(ウ)があります。 次に現在で、香りのなくなった花をお守りのように持っている場面(イ)。 最後に、前へ進む決意として花を土の上に落とす場面(ア)になります。
【解説】 まず過去の回想で、夏実と一緒に銀木犀の花を見上げている場面(ウ)があります。 次に現在で、香りのなくなった花をお守りのように持っている場面(イ)。 最後に、前へ進む決意として花を土の上に落とす場面(ア)になります。
Q2. 本文の流れに沿って、「私」の出来事として次の各文を並べかえなさい。
ア 夏実との秘密基地だった銀木犀の木の下をくぐって出た。
イ 夏実と一緒に「二人で木に閉じ込められた」と言って笑った。
ウ 去年のことをぼんやり思い出していたら、戸部君にぶつかられた。
エ 戸部君の背が、自分よりずっと高くなっていることに気づいた。
答え
イ → ウ → エ → ア
【解説】 物語は、過去の楽しい思い出(イ)から始まります。 次に、教室での現在の出来事(ウ)。 その後、放課後に戸部君の成長に気づく場面(エ)。 最後に、銀木犀の木の下から出る行動(ア)で、心の変化が表されます。
【解説】 物語は、過去の楽しい思い出(イ)から始まります。 次に、教室での現在の出来事(ウ)。 その後、放課後に戸部君の成長に気づく場面(エ)。 最後に、銀木犀の木の下から出る行動(ア)で、心の変化が表されます。
Q3. 本文中の銀木犀の描写から分かることとして、最も適当なものを次のア~ウから一つ選びなさい。
ア 甘い香りの銀木犀の花が最後の場面で色あせていることから、「私」が銀木犀に興味を失っていることが分かる。
イ 銀木犀には幸せを呼ぶという言い伝えがあることが分かる。
ウ 銀木犀の花を土の上に落とす様子から、「私」が過去にとらわれず、前向きに生きるようになったことが分かる。
答え
ウ
【解説】 銀木犀の花は、夏実との思い出の象徴です。 それを大切に持っていた「私」が、最後に土の上へ落とす行動は、 過去に区切りをつけ、前へ進もうとする心の変化を表しています。 そのため、ウが正解です。
【解説】 銀木犀の花は、夏実との思い出の象徴です。 それを大切に持っていた「私」が、最後に土の上へ落とす行動は、 過去に区切りをつけ、前へ進もうとする心の変化を表しています。 そのため、ウが正解です。
主題
親友の夏実と絶交状態になってしまった「私」。戸部君の意外な一面や、銀木犀の生命力を知り、自分も新しい人間関係や生活を築こうとふみ出す。 テストに出る!
ココが要点
例題 すれ違う「私」と夏実の思い
夏実と仲直りをしようとする「私」であったが……銀木犀の花にすがって、「私」は夏実との仲直りにのぞむ。
夏実に無視され、ひどい顔をしているのを戸部君に見られる。
きまりが悪くなった「私」は、窓の下を眺めてごまかそうとする。
例題 すれ違う「私」と夏実の思い
①お守りみたいな小さなビニール袋をポケットの上からそっとなでた。
中には銀木犀の花が入っている。
もう香りはなくなっているけれどかまわない。
去年の秋、この花で何か手作りに挑戦しようと言ってそのままになっていた。
香水はもう無理でも試しにせっけんを作ってみよう、そして秋になったら新しい花を拾って、それでポプリなんかも作ってみよう……②そう誘ってみるつもりだった。
夏実だって、私から言いだすのをきっと待っているはずだ。
夏実の姿が目に入った。
教室を出てこちらに向かってくる。
そのとたん、③私は自分の心臓がどこにあるのかがはっきりわかった。
どきどき鳴る胸をなだめるように一つ息を吸ってはくと、ぎこちなく足をふみ出した。
「あの、夏実――」
私が声をかけたのと、隣のクラスの子が夏実に話しかけたのが同時だった。
夏実は一瞬とまどったような顔でこちらを見た後、隣の子に何か答えながら私からすっと顔を背けた。
そして目の前を通り過ぎて行ってしまった。
音のないこま送りの映像を見ているように、変に長く感じられた。
騒々しさがやっと耳に戻ったとき、教室の中の戸部君がこちらを見ていることに気づいた。
私はきっとひどい顔をしている。
唇がふるえているし、目のふちが熱い。
④きまりが悪くてはじかれたようにその場を離れると、窓に駆け寄って下をのぞいた。
裏門にも、コンクリートの通路にも人の姿はない。
⑤どこも強い日差しのせいで、色が飛んでしまったみたい。
貧血を起こしたときに見える白々とした光景によく似ている。
私は外にいる友達を探しているふうに熱心に下を眺めた。
本当は友達なんていないのに。
夏実の他には友達とよびたい人なんて誰もいないのに。
中には銀木犀の花が入っている。
もう香りはなくなっているけれどかまわない。
去年の秋、この花で何か手作りに挑戦しようと言ってそのままになっていた。
香水はもう無理でも試しにせっけんを作ってみよう、そして秋になったら新しい花を拾って、それでポプリなんかも作ってみよう……②そう誘ってみるつもりだった。
夏実だって、私から言いだすのをきっと待っているはずだ。
夏実の姿が目に入った。
教室を出てこちらに向かってくる。
そのとたん、③私は自分の心臓がどこにあるのかがはっきりわかった。
どきどき鳴る胸をなだめるように一つ息を吸ってはくと、ぎこちなく足をふみ出した。
「あの、夏実――」
私が声をかけたのと、隣のクラスの子が夏実に話しかけたのが同時だった。
夏実は一瞬とまどったような顔でこちらを見た後、隣の子に何か答えながら私からすっと顔を背けた。
そして目の前を通り過ぎて行ってしまった。
音のないこま送りの映像を見ているように、変に長く感じられた。
騒々しさがやっと耳に戻ったとき、教室の中の戸部君がこちらを見ていることに気づいた。
私はきっとひどい顔をしている。
唇がふるえているし、目のふちが熱い。
④きまりが悪くてはじかれたようにその場を離れると、窓に駆け寄って下をのぞいた。
裏門にも、コンクリートの通路にも人の姿はない。
⑤どこも強い日差しのせいで、色が飛んでしまったみたい。
貧血を起こしたときに見える白々とした光景によく似ている。
私は外にいる友達を探しているふうに熱心に下を眺めた。
本当は友達なんていないのに。
夏実の他には友達とよびたい人なんて誰もいないのに。
1⃣ 線①のときの「私」の気持ちを選びなさい。
ア 夏実と仲直りできるよういのる気持ち。
イ 銀木犀の花で何を作ろうか悩む気持ち。
ウ なかなか来ない夏実にいら立つ気持ち。
答え
ア
解説
袋に入った銀木犀の花は、「私」にとって夏実との思い出の品である。
それをなでるところに、夏実とうまく仲直りしたいといのる気持ちが表れている。
解説
袋に入った銀木犀の花は、「私」にとって夏実との思い出の品である。
それをなでるところに、夏実とうまく仲直りしたいといのる気持ちが表れている。
2⃣ 線②とありますが、自分から誘おうとしたのは、どのように考えたからですか。
夏実も仲直りしたいと思っているはずだから、( 7文字 ) ことにしようと考えたから。
答え
私から言いだす
解説
「私」は夏実と仲直りしたいと思っている。
だから、夏実もきっと同じ気持ちのはずだと期待して、自分からきっかけを作ろうと決意したのである。
解説
「私」は夏実と仲直りしたいと思っている。
だから、夏実もきっと同じ気持ちのはずだと期待して、自分からきっかけを作ろうと決意したのである。
3⃣ よく出る 線③は、どのような様子を表していますか。
胸が( 4文字 )鳴りだした様子。
答え
どきどき
解説
夏実も仲直りしたがっているだろうと思いながらも、やはり自分から話しかけるのは勇気がいり、とても緊張していたのである。
解説
夏実も仲直りしたがっているだろうと思いながらも、やはり自分から話しかけるのは勇気がいり、とても緊張していたのである。
4⃣ 線④とありますが、どういうことに対してきまりが悪くなったのですか。
夏実に無視されて傷つき、( 4文字 )をしているところを、( 3文字 )に見られてしまったこと。
答え
ひどい顔・戸部君
解説
夏実が顔を背け、通り過ぎて行ったことに、「私」は周りの音が聞こえなくなるほどのショックを受ける。
やっと我に返ったときに、戸部君の視線に気づき、ひどい顔をしているであろう自分を見られたことを知り、きまりが悪くなったのである。
解説
夏実が顔を背け、通り過ぎて行ったことに、「私」は周りの音が聞こえなくなるほどのショックを受ける。
やっと我に返ったときに、戸部君の視線に気づき、ひどい顔をしているであろう自分を見られたことを知り、きまりが悪くなったのである。
5⃣ よく出る 線⑤は、「私」のどのような気持ちを表していますか。選びなさい。
ア 落ち着きを取り戻して、全てをあきらめようとする気持ち。
イ ショックと恥ずかしさでぼんやりして、何も考えられないような気持ち。
ウ 何もかもばかばかしくなって、すっかしらけてしまった気持ち。
答え
イ
解説
夏実の態度に傷ついた「私」は、戸部君にその様子を見られてしまう。
そんな「私」の目に映った情景をたとえている表現である。
色を失っ白々と見える光景のように、「私」の心もショックでぼんやりとしてしまっているのだ。
解説
夏実の態度に傷ついた「私」は、戸部君にその様子を見られてしまう。
そんな「私」の目に映った情景をたとえている表現である。
色を失っ白々と見える光景のように、「私」の心もショックでぼんやりとしてしまっているのだ。
ココが要点
例題 戸部君に救われる「私」
夏実とのことをどこまで知られたかを探るため、戸部君を探した。「私」は、一人で黙々とボール磨きをしている戸部君を見つける。
自分の考えていたことが、ひどく小さく、くだらないことに思えてきた。
例題 戸部君に救われる「私」
帰りは図書委員の集まりがあったせいで遅くなった。
のろのろと靴を履きかえていると、校庭からサッカー部のかけ声が聞こえてきた。
もう九月というのに、昨日も真夏日だった。
校庭に出ると、毛穴という毛穴から魂がぬるぬるととけ出してしまいそうに暑かった。
運動部のみんなはサバンナの動物みたいで、入れかわり立ちかわり水を飲みにやって来る。
①水飲み場の近くに座って戸部君を探した。
夏実とのことを見られたのが気がかりだった。
繊細さのかけらもない戸部君だから、みんなの前で何を言いだすか知れたものじゃない。
どこまでわかっているのか探っておきたかった。
だいたいなんであんな場面をのんびりと眺めていたのだろう。
それを考えると弱みをにぎられた気分になり、八つ当たりとわかってもにくらしくてしかたがなかった。
戸部君の姿がやっと見つかった。
なかなか探せないはずだ。
サッカーの練習をしているみんなとは離れた所で、一人ボールを磨いていた。
サッカーボールはぬい目が弱い。
そこからほころびる。
だから砂を落としてやらないとだめなんだ。
使いたいときだけ使って、手入れをしないでいるのはだめなんだ。
いつか戸部君がそう言っていたのを思い出した。
日陰もない校庭の隅っこで背中を丸め、黙々とボール磨きをしている戸部君を見ていたら、②なんだか急に自分の考えていたことがひどく小さく、くだらないことに思えてきた。
立ち上がって水道の蛇口をひねった。
水をぱしゃぱしゃと顔にかけた。
冷たかった。
③とけ出していた魂がもう一度引っ込み、やっと顔の輪郭が戻ってきたような気がした。
てのひらに水を受けて何度もほおをたたいていると、足音が近づいてきた。
後ろから「おい。」と声をかけられた。
戸部君だ。
ずっと耳になじんでいた声だからすぐわかる。
顔を拭きながら振り返ると、戸部君が言った。
「俺、考えたんだ。」
ハンドタオルから目だけを出して戸部君を見つめた。
④何を言われるのか少しこわくて黙っていた。
「ほら、『あたかも』という言葉を使って文を作りなさいってやつ。」
「ああ、なんだ。あれのこと。」
「いいか、よく聞けよ・・・・・・おまえは俺を意外とハンサムだと思ったことが」にやりと笑った。
「あたかもしれない。」
⑤やっぱり戸部君って、わけがわからない。
二人で顔を見合わせて吹き出した。
中学生になってちゃんと
向き合ったことがなかったから気づかなかったけれど、私より低かったはずの戸部君の背はいつのまにか私よりずっと高くなっている。
私はタオルを当てて笑っていた。
⑥涙がにじんできたのはあんまり笑いすぎたせいだ、たぶん。
のろのろと靴を履きかえていると、校庭からサッカー部のかけ声が聞こえてきた。
もう九月というのに、昨日も真夏日だった。
校庭に出ると、毛穴という毛穴から魂がぬるぬるととけ出してしまいそうに暑かった。
運動部のみんなはサバンナの動物みたいで、入れかわり立ちかわり水を飲みにやって来る。
①水飲み場の近くに座って戸部君を探した。
夏実とのことを見られたのが気がかりだった。
繊細さのかけらもない戸部君だから、みんなの前で何を言いだすか知れたものじゃない。
どこまでわかっているのか探っておきたかった。
だいたいなんであんな場面をのんびりと眺めていたのだろう。
それを考えると弱みをにぎられた気分になり、八つ当たりとわかってもにくらしくてしかたがなかった。
戸部君の姿がやっと見つかった。
なかなか探せないはずだ。
サッカーの練習をしているみんなとは離れた所で、一人ボールを磨いていた。
サッカーボールはぬい目が弱い。
そこからほころびる。
だから砂を落としてやらないとだめなんだ。
使いたいときだけ使って、手入れをしないでいるのはだめなんだ。
いつか戸部君がそう言っていたのを思い出した。
日陰もない校庭の隅っこで背中を丸め、黙々とボール磨きをしている戸部君を見ていたら、②なんだか急に自分の考えていたことがひどく小さく、くだらないことに思えてきた。
立ち上がって水道の蛇口をひねった。
水をぱしゃぱしゃと顔にかけた。
冷たかった。
③とけ出していた魂がもう一度引っ込み、やっと顔の輪郭が戻ってきたような気がした。
てのひらに水を受けて何度もほおをたたいていると、足音が近づいてきた。
後ろから「おい。」と声をかけられた。
戸部君だ。
ずっと耳になじんでいた声だからすぐわかる。
顔を拭きながら振り返ると、戸部君が言った。
「俺、考えたんだ。」
ハンドタオルから目だけを出して戸部君を見つめた。
④何を言われるのか少しこわくて黙っていた。
「ほら、『あたかも』という言葉を使って文を作りなさいってやつ。」
「ああ、なんだ。あれのこと。」
「いいか、よく聞けよ・・・・・・おまえは俺を意外とハンサムだと思ったことが」にやりと笑った。
「あたかもしれない。」
⑤やっぱり戸部君って、わけがわからない。
二人で顔を見合わせて吹き出した。
中学生になってちゃんと
向き合ったことがなかったから気づかなかったけれど、私より低かったはずの戸部君の背はいつのまにか私よりずっと高くなっている。
私はタオルを当てて笑っていた。
⑥涙がにじんできたのはあんまり笑いすぎたせいだ、たぶん。
1⃣ 暑い中、次から次へと水を飲みに来る運動部員たちをたとえている言葉を、文章中から七字で抜き出しなさい。
答え
サバンナの動物
2⃣ 線①「水飲み場の近くに座って戸部君を探した。」とありますが、「私」が戸部君を探したのは、何のためですか。
答え
戸部君が「私」と夏実のことをどこまでわかっているの探っておくため。
解説
「私」は、戸部君に「夏実とのことを見られたのが気がかり」で、「どこまでわかっているのか探っておきたかった」のである。
解説
「私」は、戸部君に「夏実とのことを見られたのが気がかり」で、「どこまでわかっているのか探っておきたかった」のである。
3⃣ やや難 線②「なんだか急に自分の考えていたことがひどく小さく、くだらないことに思えてきた」とありますが、その理由を次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア サッカー部のためにボールを磨く戸部君と比べて、「私」は自分のことしか考えていないと思ったから。
イ 戸部君がサッカーにしんけんに取り組んでいる姿を見て、「私」には夢中になるものが何もないと思ったから。
ウ 一人でさびしそうな戸部君を見ていると、「私」が八つ当たりするのは間違いだとわかったから。
エ 夏実とのことを見られたと思ったのはかんちがいで、戸部君は「私」の存在など気にかけていないとわかったから。
答え
ア
解説
みんなで使うサッカーボールを一人で黙々と磨いている戸部君の姿を見ていたら、自身のことばかり気にしていることが、急にとてもくだらないことに思えてきたのである。
解説
みんなで使うサッカーボールを一人で黙々と磨いている戸部君の姿を見ていたら、自身のことばかり気にしていることが、急にとてもくだらないことに思えてきたのである。
4⃣ よく出る 線③「とけ出していた魂がもう一度引っ込み、やっと顔の輪郭が戻ってきたような気がした。」とは、どのような様子を表していますか。
次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 水の冷たさで、忘れていたつらさを思い出してきた様子。
イ 水をかけるごとに、どんどん怒りがわいてくる様子。
ウ ほてった体が冷えて、悲しみが増してきた様子。
エ 熱さが治まり、落ち着きを取り戻してきた様子。
答え
エ
解説
3⃣のように思った「私」は、水で顔を洗って、落ち着きを取り戻すことができたのである。
解説
3⃣のように思った「私」は、水で顔を洗って、落ち着きを取り戻すことができたのである。
5⃣ 線④「何を言われるのか少しこわくて黙っていた。」とありますが、「私」は何を言われると思っていたのですか。
答え
「私」と夏実との間に何があったのかということ。
6⃣ よく出る 線⑤「やっぱり戸部君って、わけがわからない。」とありますが、このときの戸部君に対する「私」の気持ちを次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア けいべつ
イ あきらめ
ウ 親しみ
エ 尊敬
答え
ウ
解説
この後、「私」が戸部君と「顔を見合わせて吹き出した」ことから、否定的に捉えているわけではないことが読み取れる。
解説
この後、「私」が戸部君と「顔を見合わせて吹き出した」ことから、否定的に捉えているわけではないことが読み取れる。
7⃣ よく出る 線⑥「涙がにじんできたのはあんまり笑いすぎたせいだ、たぶん。」とありますが、このときの「私」の気持ちを次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 冗談しか言わない戸部君を気にしていたなんて、情けないな。
イ 戸部君の話は本当におもしろくて、すごく楽しいな。
ウ 戸部君のやさしさがうれしいけど、自分が少し恥ずかしいな。
エ 急に戸部君が大人になってしまったみたいで、さびしいな。
答え
ウ
解説
本当に「笑いすぎたせいだ」と思っているのではないことに注意。
明るい戸部君のおかげで「私」の気持ちがほぐれたことを押さえたうえで考えよう。
解説
本当に「笑いすぎたせいだ」と思っているのではないことに注意。
明るい戸部君のおかげで「私」の気持ちがほぐれたことを押さえたうえで考えよう。
