よくわかる社会の学習 地理 1 40ページ ヨーロッパ州

答え
① 酸性雨  ② 国際河川  ③ 温室効果ガス  ④ 脱炭素社会  ⑤ 再生可能エネルギー  ⑥ パークアンドライド  ⑦ 持続可能な社会  ⑧ エコツーリズム  ⑨ 東ヨーロッパ  ⑩ 西ヨーロッパ  ⑪ 補助金  ⑫ イギリス  ⑬ ハイテク(先端技術)産業  ⑭ 外国人労働者  ⑮ 植民地  ⑯ 難民

ヨーロッパの環境問題と持続可能な社会

Q1. 19世紀以降、ヨーロッパでは工業の発展によって国境をこえる環境問題が起こった。森林が立ちがれする原因の一つと考えられている環境問題を答えなさい。
答え
酸性雨
【解説】工業が発達すると、工場や発電所などから出る有害な物質が大気中に広がり、雨にとけこんで酸性雨となることがある。酸性雨は森林を傷めたり、湖や土壌にも悪い影響を与えたりする。国境をこえて広がるため、1つの国だけでは解決しにくい問題である。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}

Q2. ライン川のように、複数の国を流れ、利用する国々が協力して水質改善に取り組む河川を何というか答えなさい。
答え
国際河川
【解説】ライン川は1つの国だけを流れる川ではなく、いくつもの国と関わる川なので国際河川という。国際河川では、上流の国の水の使い方や汚染が下流の国にも影響するため、関係する国どうしの協力がとても重要になる。ヨーロッパでは、こうした国際的な協力によって環境を守ろうとしている。

Q3. 地球温暖化の原因となる気体の排出を減らして、目指されている社会を何というか答えなさい。
答え
脱炭素社会
【解説】地球温暖化は、二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることで進む。そこで、これらの排出をできるだけ減らし、化石燃料に頼りすぎない社会をつくろうとする考え方が脱炭素社会である。ヨーロッパでは環境を守るため、この取り組みが積極的に進められている。

Q4. 地球温暖化の原因として特に重視され、脱炭素社会の実現のために排出を減らそうとしている気体を答えなさい。
答え
二酸化炭素
【解説】工場・発電・自動車などから多く出る二酸化炭素は、地球温暖化の大きな原因の一つである。そのため、二酸化炭素の排出を減らすことが、環境問題の対策として非常に重要になる。問題では「地球温暖化」「排出をなくす」「脱炭素社会」という言葉と結びつけて覚えておくとよい。

Q5. 風力や太陽光のように、くり返し利用でき、環境への負担が比較的小さいエネルギーを何というか答えなさい。
答え
再生可能エネルギー
【解説】太陽光・風力・水力などは、使ってもすぐになくなるわけではないため再生可能エネルギーとよばれる。石油や石炭などの化石燃料と比べて、二酸化炭素の排出を少なくできる点が大きな特徴である。ヨーロッパでは、脱炭素社会を目指してこの利用が進められている。

Q6. 駅前の駐車場に車を止め、その後は鉄道などの公共交通機関を利用して都心へ向かう仕組みを何というか答えなさい。
答え
パークアンドライド
【解説】パークアンドライドは、車を使う区間を短くし、都心部では電車などを使うことで、大気汚染や交通渋滞を減らそうとする方法である。環境対策と交通対策を同時に進められるので、ヨーロッパの都市でよく見られる。図とセットで出題されやすい重要語句である。

Q7. ヨーロッパで、環境問題への対策を進めながら目指している社会を何というか答えなさい。
答え
持続可能な社会
【解説】今の生活を続けながらも、将来の人々が困らないように環境や資源を守っていく社会を持続可能な社会という。ヨーロッパでは、再生可能エネルギーの活用や交通の工夫などを通して、この実現を目指している。意味までしっかり理解しておくことが大切である。

Q8. 農村に滞在し、環境にやさしい観光をしたり、国立公園などで自然を学びながら楽しんだりする観光を何というか答えなさい。
答え
エコツーリズム
【解説】自然を守りながら、その地域の環境や文化について学ぶ観光をエコツーリズムという。観光を楽しむだけでなく、自然保護の大切さを知ることも目的である。ヨーロッパでは、持続可能な社会に向けた観光のあり方として注目されている。

ヨーロッパ統合がかかえる課題

Q9. EU諸国がかかえる課題の一つとして、2004年以降にEUに加盟したどの地域の国々と、それ以前から加盟していたどの地域の国々との経済格差が目立つか。2004年以降に加盟した側の地域名を答えなさい。
答え
東ヨーロッパ
【解説】2004年以降にEUへ加盟した国々には、旧社会主義国を多く含む東ヨーロッパの国が多い。これらの国々は、それ以前から加盟していた西ヨーロッパの国々と比べて平均賃金などに差があり、それがEU内の課題となっている。 :contentReference[oaicite:8]{index=8}

Q10. EU諸国がかかえる課題の一つとして、2004年以降に加盟した東ヨーロッパの国々と格差が目立つ、それ以前から加盟していた地域名を答えなさい。
答え
西ヨーロッパ
【解説】EUは統合が進んでいるが、すべての国の経済水準が同じではない。特に、古くから加盟していた西ヨーロッパの国々と、後から加盟した東ヨーロッパの国々のあいだで格差が見られる。EUの課題は「統合が進むほど、差も見えやすくなる」と理解するとよい。

Q11. EU加盟国どうしで対立の原因となった、加盟国が分担して受け入れることをめぐって問題になったものを答えなさい。
答え
難民
【解説】戦争や貧困などで国を追われた人々を難民という。EUでは多くの国が難民を受け入れているが、どの国がどれだけ受け入れるかという負担をめぐって加盟国間の対立が起こった。人道的な問題であると同時に、政治的な課題でもある。

Q12. 2020年1月にEUを離脱した国を答えなさい。
答え
イギリス
【解説】EUの統合が進む一方で、加盟国の考え方の違いもあり、2020年1月にはイギリスがEUを離脱した。これは「ブレグジット」ともよばれ、EUの今後を考えるうえで重要なできごとである。年号と国名をセットで覚えておくとテストで役立つ。

西ヨーロッパの産業と人々の移動

Q13. 西ヨーロッパの国々で、1980年代以降に航空機や医薬品などを中心に大きく成長した産業を答えなさい。
答え
先端産業
【解説】西ヨーロッパでは、昔からの工業だけでなく、航空機・医薬品などの高度な技術を必要とする先端産業が成長した。これは、技術力や研究開発力の高まりと関係している。ロンドンやパリなどの大都市に産業が集中していることもあわせて覚えるとよい。 :contentReference[oaicite:12]{index=12}

Q14. EUの地域内では人々の移動が比較的自由であるため、賃金の高いドイツなどで増加している人々を何というか答えなさい。
答え
外国人労働者
【解説】EU内では国境をこえた移動がしやすいため、仕事を求めてほかの国へ移る人が増えている。特に賃金の高い国では外国人労働者が増加している。EU統合は、人や物の自由な移動を進める一方で、働く人の移動にも大きな影響を与えている。

Q15. フランスのように、アルジェリアなど、昔その国に支配されていた地域からの移民が多い国がある。このような支配されていた地域を何というか答えなさい。
答え
植民地
【解説】ヨーロッパの国々は、昔アジアやアフリカなどに多くの植民地を持っていた。そのため、独立後も旧植民地とのつながりが残り、そこからの移民が多い国がある。フランスとアルジェリアの関係はその代表例である。歴史と現在の人口移動が結びついている点が重要である。

Q16. EUの多くの国で受け入れているが、差別や排除の動きも見られ、深刻な問題となっている人々を答えなさい。
答え
難民
【解説】戦争や迫害、貧困などから逃れてきた難民を、EUの多くの国が受け入れている。しかし、受け入れに反対する声や差別・排除の動きもあり、大きな社会問題になっている。人権の問題と国の負担の問題の両方として考えることが大切である。

Q17. ドイツに多くのケバブの屋台が見られる理由として、教科書の答えにある内容をそのまま答えなさい。
答え
トルコから多くの労働者が移住したから。
【解説】ドイツには、仕事を求めてトルコから多くの労働者が移住してきた歴史がある。そのため、トルコ料理であるケバブの屋台が多く見られる。食文化の広がりは、人の移動と深く関係していることがわかる。

問題
Q1. 19世紀以降、ヨーロッパでは工業の発展によって国境をこえる環境問題が起こった。森林が立ちがれする原因の一つと考えられている環境問題を答えなさい。
Q2. ライン川のように、複数の国を流れ、利用する国々が協力して水質改善に取り組む河川を何というか答えなさい。
Q3. 地球温暖化の原因となる気体の排出を減らして、目指されている社会を何というか答えなさい。
Q4. 地球温暖化の原因として特に重視され、脱炭素社会の実現のために排出を減らそうとしている気体を答えなさい。
Q5. 風力や太陽光のように、くり返し利用でき、環境への負担が比較的小さいエネルギーを何というか答えなさい。
Q6. 駅前の駐車場に車を止め、その後は鉄道などの公共交通機関を利用して都心へ向かう仕組みを何というか答えなさい。
Q7. ヨーロッパで、環境問題への対策を進めながら目指している社会を何というか答えなさい。
Q8. 農村に滞在し、環境にやさしい観光をしたり、国立公園などで自然を学びながら楽しんだりする観光を何というか答えなさい。
Q9. EU諸国がかかえる課題の一つとして、2004年以降にEUに加盟したどの地域の国々と、それ以前から加盟していたどの地域の国々との経済格差が目立つか。2004年以降に加盟した側の地域名を答えなさい。
Q10. EU諸国がかかえる課題の一つとして、2004年以降に加盟した東ヨーロッパの国々と格差が目立つ、それ以前から加盟していた地域名を答えなさい。
Q11. EU加盟国どうしで対立の原因となった、加盟国が分担して受け入れることをめぐって問題になったものを答えなさい。
Q12. 2020年1月にEUを離脱した国を答えなさい。
Q13. 西ヨーロッパの国々で、1980年代以降に航空機や医薬品などを中心に大きく成長した産業を答えなさい。
Q14. EUの地域内では人々の移動が比較的自由であるため、賃金の高いドイツなどで増加している人々を何というか答えなさい。
Q15. フランスのように、アルジェリアなど、昔その国に支配されていた地域からの移民が多い国がある。このような支配されていた地域を何というか答えなさい。
Q16. EUの多くの国で受け入れているが、差別や排除の動きも見られ、深刻な問題となっている人々を答えなさい。
Q17. ドイツに多くのケバブの屋台が見られる理由として、教科書の
にある内容をそのまま答えなさい。
授業
まず、40ページを開いてください。
「なぜ、ドイツに多くのケバブの屋台が見られるのかな?」とありますね。
これはこのページ全体のテーマになります。
答えは、「トルコから多くの労働者が移住したから」です。
つまり、人の移動によって文化や食べ物も広がるということです。

今日は、「持続可能な社会」と「ヨーロッパ統合の課題」をテーマに、一緒に問題を解いていきましょう。

では、「持続可能な社会に向けて」の問題を一緒に解いていきましょう。

まず、この問題は「環境問題の原因」を考える問題です。
「19世紀以降の工業の発展の結果、河川や大気の汚染などの問題が国境をこえて起こった。(① 酸性雨)もその一つで、森林が立ちがれした原因と考えられている。」という問題です。
答えは、酸性雨です。
なぜかというと、「河川や大気の汚染」「森林が立ちがれした」という部分がヒントになるからです。
酸性雨は工場や自動車の排気ガスが原因で発生し、森林や湖に被害を与えます。さらに国境をこえて広がるため、一つの国だけではなく、複数の国が協力して対策する必要があります。

次の問題は「川の種類」を考える問題です。
「ライン川など複数の国を流れる(② 国際河川)では、利用する国々の協力によって、水質が改善されている。」という問題です。
答えは、国際河川です。
なぜかというと、「複数の国を流れる」という部分がヒントになるからです。
国際河川は一つの国だけのものではないので、上流と下流の国が協力しないと水質を守ることができません。これがヨーロッパの特徴です。

次の問題は「地球温暖化対策」を考える問題です。
「地球温暖化の原因になる(③ 温室効果ガス)の排出をなくす(④ 脱炭素社会)を実現するために、風力や太陽光などの(⑤ 再生可能エネルギー)を利用した発電を進めている。」という問題です。
答えは、③温室効果ガス、④脱炭素社会、⑤再生可能エネルギーです。
なぜかというと、「地球温暖化の原因」「排出をなくす」「風力や太陽光」という部分がヒントになるからです。
温室効果ガスは地球を温めすぎる原因になります。そのため、それを減らす脱炭素社会を目指し、環境にやさしい再生可能エネルギーが使われています。

次の問題は「都市の環境対策」を考える問題です。
「(⑥ パークアンドライド)を活用して大気の汚染や交通渋滞の対策を行う国があるなど、ヨーロッパでは(⑦ 持続可能な社会)を目指す取り組みが積極的に行われている。」という問題です。
答えは、⑥パークアンドライド、⑦持続可能な社会です。
なぜかというと、「交通渋滞の対策」「目指す取り組み」という部分がヒントになるからです。
パークアンドライドは郊外に車を止めて電車で都市に入る仕組みです。これにより車の数が減り、大気汚染や渋滞を防ぐことができます。こうした取り組みが持続可能な社会につながります。

次の問題は「観光の新しい形」を考える問題です。
「農村に滞在し環境に優しい観光をする人が増え、国立公園などで自然を学習しながら楽しむ(⑧ エコツーリズム)も人気がある。」という問題です。
答えは、エコツーリズムです。
なぜかというと、「環境に優しい観光」「自然を学習しながら楽しむ」という部分がヒントになるからです。
エコツーリズムは自然を守りながら観光を楽しむ方法で、環境保護と観光を両立する大切な考え方です。

次は、「ヨーロッパ統合がかかえる課題」の問題を一緒に解いていきましょう。

まず、この問題は「経済格差」を考える問題です。
「EU諸国がかかえる課題の一つが加盟国の間の経済格差で、平均賃金では、2004年以降にEUに加盟した(⑨ 東ヨーロッパ)の国々と、以前から加盟していた(⑩ 西ヨーロッパ)の国々との格差が目立つ。」という問題です。
答えは、⑨東ヨーロッパ、⑩西ヨーロッパです。
なぜかというと、「2004年以降に加盟」「以前から加盟」という部分がヒントになるからです。
東ヨーロッパは経済発展が遅れていた国が多く、西ヨーロッパとの間で賃金の差が生まれています。これがEUの課題になっています。

次の問題は「EUの対立」を考える問題です。
「(⑪ 補助金)の負担をめぐる加盟国間の対立も問題になっており、2020年1月には(⑫ イギリス)がEUを離脱した。」という問題です。
答えは、⑪補助金、⑫イギリスです。
なぜかというと、「負担をめぐる対立」「EUを離脱」という部分がヒントになるからです。
経済格差があるため、豊かな国が多く負担する補助金をめぐって対立が起こります。その結果、イギリスはEUを離脱しました。

次の問題は「産業の特徴」を考える問題です。
「西ヨーロッパの国々では、1980年代以降は航空機や医薬品などの(⑬ ハイテク[先端技術]産業)が大きく成長したほか、ロンドンやパリなどの大都市にはさまざまな産業が集中している。」という問題です。
答えは、ハイテク(先端技術)産業です。
なぜかというと、「航空機や医薬品」という部分がヒントになるからです。
これらは高度な技術が必要な産業で、ヨーロッパ経済を支える重要な分野です。

次の問題は「人の移動」を考える問題です。
「EUの地域内では人々の移動が比較的自由で、賃金の高いドイツなどで(⑭ 外国人労働者)が増加している。フランスのように、(⑮ 植民地)だったアルジェリアなどからの移民が多い国もある。」という問題です。
答えは、⑭外国人労働者、⑮植民地です。
なぜかというと、「賃金の高い」「アルジェリア」という部分がヒントになるからです。
賃金の高い国には仕事を求めて人が集まります。また、植民地だった地域との歴史的なつながりから移民が多くなることもあります。

次の問題は「現代の社会問題」を考える問題です。
「EUの多くの国で(⑯ 難民)を受け入れているが、差別や排除の動きも見られ、深刻な問題になっている。」という問題です。
答えは、難民です。
なぜかというと、「受け入れているが」「深刻な問題」という部分がヒントになるからです。
難民は戦争や紛争から逃れてきた人々ですが、文化や仕事の違いから対立が起こることもあり、社会問題となっています。

重要ポイントのまとめ ・環境問題は国境をこえて広がるため、協力が必要
・温室効果ガスを減らすために脱炭素社会を目指す
・再生可能エネルギーが重要
・EUでは経済格差や対立が課題
・人の移動は経済や歴史と関係している

テスト前チェックを一緒に確認していきましょう。

① 酸性雨はなぜ起こる?
酸性雨は、工場や自動車から出る排気ガスが原因で起こります。
なぜかというと、その中にふくまれる物質が雨にとけて、強い酸性の雨になるからです。
その結果、森林が枯れたり、湖の生き物に被害が出たりします。

② なぜ国際河川では協力が必要?
国際河川では、複数の国を川が流れているため協力が必要です。
なぜかというと、上流の国が水を汚すと、下流の国にも影響が出てしまうからです。
そのため、関係する国どうしで協力して水質を守る必要があります。

③ 脱炭素社会とは何?
脱炭素社会とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をできるだけ減らす社会のことです。
なぜかというと、温室効果ガスが増えると地球温暖化が進んでしまうからです。
そのため、再生可能エネルギーを使うなどの取り組みが進められています。

④ なぜ東ヨーロッパと西ヨーロッパで差がある?
東ヨーロッパと西ヨーロッパでは、経済の発展の度合いに差があるためです。
なぜかというと、西ヨーロッパは早くから工業化が進み豊かになったのに対し、東ヨーロッパは発展が遅れた国が多いからです。
そのため、平均賃金などに差が生まれています。

⑤ なぜ外国人労働者が増える?
外国人労働者は、賃金の高い国に仕事を求めて移動するため増えます。
なぜかというと、より良い生活を求めて、人々が収入の高い国へ移動するからです。
特にドイツなどでは賃金が高いため、多くの外国人労働者が集まります。

この5つが説明できれば、この単元はかなり理解できています! ここまで説明できれば、テストはバッチリです!